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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  アバター(2009) 殆どのことを棚上げし、「アバター」という映画をIMAXデジタル3Dで観るという体験についてのみを書こう。 創成期、映画は体験された。リュミエール兄弟が初めて「ラ・シオタ駅への列車の到着」を上映したとき、観客は列車がスクリーンから飛び出てくるのではないかと驚いて逃げ出しだという逸話がある。これの真偽は確かではないが、正に映画を体験するという言葉通りの話である。 現代、そういう逸話が産まれることは決してないだろう。しかしこの映画にはそれに匹敵するような圧倒的な映像がある。それは実に映画的な体験として観た者の感性に刻み込まれるに違いない。 この映画はほぼ実写ではない。だから映画ではない、ただのお絵描きだといういうような愚言などは正直どーでもよい。問題は映画を魅せつけるための、アングル、引き画、寄り画、トラヴェリングショット、カット割り、光と影があるかということだ。この「アバター」にはそれが映画史百年が培ってきた証として刻まれている。これはお絵描きをしてきただけで到達でるものではないのだ。 映画はついに実写と(モーションキャプチャーによる役者の演技があってこそ成り立つ)CGIが何の違和感もなく同じフレームに収まり、感動的な出逢いをする瞬間を迎えたのだ。CGIが実写を抱え上げ、涙し、実写はCGIの頬をそっと撫で、また涙する。これはあるひとつの映画の到達点だ。 (物語などはさて置)誰もが圧倒的な映像に打ちのめされ感嘆させられるだろう。これを単なるCGIだと言うのであれば、それは自分の感性を呪詛するべきだ。 IMAXデジタル3Dで観るという体験はひとつの体験として実に新鮮であり、破格のものである。[映画館(字幕)] 8点(2009-12-26 04:04:08)(良:1票) 《改行有》

2.  アマルフィ 女神の報酬 《ネタバレ》 木村大作はこれを見て「劔岳」が失敗であることに気付くべきだ。アマルフィが美しかろうがオールイタリアロケだろうが、その風景に物語が引き摺られては駄目だ。イタリアが舞台でもイタリアを撮りに行ったわけではない。そんな「劔岳」のような失敗をこの映画は見事に回避している。 正直言ってそんなに悪くないのだ。織田裕二演じる黒田の人間性や天海祐希演じる母親の心情もそつがなく描かれている。だからか、織田裕二の眉間に皺を寄せた顔も、木偶の坊みたいで映えない天海祐希も許せる。登場人物の出し入れもそつがない。戸田恵梨香演じる安達の登場のタイミング、出過ぎは邪魔臭いイタリア人刑事と他の日本人は程よく出す、このようなところは弁えられている。 物語は、ありきたり、説得力に欠ける、阿呆らしいと言ってしまえばそれまでだ。しかしながら、その脚本がこの映画ではそつがなく演出され、そつがなく出来上がっているのが良い。だからこその125分。名所の実景ばかり挿んで間延びして140分近くになったら目もあてられない。 そして映画はそつがなく進んでいくが、ある時、一気に破綻する。黒田が刑事に銃を突きつける。これを悪いとは思わない。そんなアメリカ映画などいくらでもある。それが銃社会かどうかということで、日本だと成立しないのだが、イタリアが舞台だからいいじゃんとも思える。ただそこから破綻し続けないから駄目だ。破綻することで物語は加速度を増すのだから、強引でも納得できちゃえばそれでいい。映画なんて所詮嘘っぱちだ。 巻頭とラストの大使館でのミーティングのシーンが同構図のショットの同じ繋りで出来ていること、つまり事件を挟んでも大使館の日常は続くという表象、こういうこともそつがなくやれている。 ただ残念なことがある。映画の必然性として、黒田はやはり本当の父親になるべきだ。映画はそれを許す。そしてそうならなければ成立しないショットがふたつある。佐藤浩市演じる藤井は最後に黒田を呼び止める。クロースアップ。無言で何かを伝える。黒田のクロースアップ。わかったと頷く。藤井は黒田に会う度に言う「紗江子さんを宜しくお願いします」「紗江子さんを最後まで支えてやって下さい」と。つまり藤井の無言のクロースアップはそういうことだ。そして黒田はそれに頷いた。だから彼は日本に帰らなければいけない。続編を作ろうなんてフジテレビは考えてはいけないのだ。[映画館(邦画)] 6点(2009-07-30 00:28:01)(良:2票) 《改行有》

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