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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  アメリカン・サイコ スタイリッシュで滑稽なお話。妄想か現実か、どちらか決定づけて観る必要はないと思う。妄想と現実が交錯しているおかしな世界を、スクリーンのこっち側からおもしろがっていればいい。しかし、おもしろがるにも、あの主人公を含む登場人物たちがあまりに醜。いかにもハンサムなアメリカ上流階級の男女を持ってくるべき。アタシの好みの問題か?ちなみに、顔パックは上からではなく、下からはがすべきです。 5点(2004-10-05 12:57:48)《改行有》

2.  OUT(2002) わかる。わかるよ。倍賞美津子の演技力がすごいのは。でも、原作のヨシエはああじゃないし、映画化でヨシエがああなっちゃいけないよ。確かに10円貯金には泣いたけど、ダメなのダメダメ。ヨシエは太った中年のおばさんで、老人介護に疲れてなくちゃだめなのよ。ばあさん死んで、悲しんじゃダメ。あそこでニヤと笑わなくちゃダメ。 原作は、中年女の生活感あるれる狂気を描いている。ほんの少し踏み出すだけで届く非日常の狂気。それがおそろしいわけよ。老人介護に疲れ、大家に出て行けと言われ、借金を理由に死体の解体をする。それをユーモラスに演じられる賠償美津子はすばらしいが、彼女はかっこよすぎて、とても生活感がないわけよ。彼女の中にすみつく「悪人魂」を描いてほしかった。善人から悪人へと、生活の疲れが後押しするのを。 原作とは別物と考えるのは、原作好きだから、残念だ。ヨシエ以外の三人は良かっただけにね。 4点(2004-08-30 12:47:50)《改行有》

3.  アザーズ ニコール・キッドマンのけんこう骨が、薄いセーターからつきだしていて、美しい。ああいうセーターはああいう体型の人が着るべきなのねえ。勉強になるわ。ま、それはそれとして・・・・前の使用人は何故突然いなくなったのか?また、その使用人は死人だったのか生きている人だったのか?夫はベッドで死んでいたみたいだけど、本当はどうなのか?娘はどうして突然老婆になって母親を驚かせたのか?・・・すっきりしないところが多すぎる。すっきりしないのが良い、と納得できるようなすっきりしなさでもないし。ニコールの子どもたちへの厳しさも、もう少し異常性を感じさせるようなものであれば、もっと不気味だったのに。2点(2003-10-27 16:00:06)

4.  愛のエチュード 精神的に病んでしまっているチェスの天才に全く感情移入できないで終わった。悲しい幼少時代かもしれないが、だからどうした?チェスをやめようと決意するまでの葛藤も弱い。エミリーワトソンが彼に恋する過程も映像的にもストーリー的にも納得できないし。4点(2003-10-14 11:40:25)

5.  アンブレイカブル シックス・センスは、すぐにオチが読めたけど、これは読めなかったよ。だからイライジャの悲しさに突然刺される感じで、ラストに感動した。ブルースの苦悩を時間かけて描き、最後にサミュエルの苦悩を一瞬で表現するのって、時間配分的センスがいいと思う。映像も見事でメマイしながら見ている感覚になり、フラフラ感を楽しめた。しかしただ一点、なんだあ、あのサミュエルの紫色ジャケット!光ってるぞ!あれはちょっとやめてほしい。9点(2003-09-30 11:26:09)

6.  アメリカン・スウィートハート 《ネタバレ》 ジュリアが嫌いになって、キャサリン・ゼタ・ジョーンズが好きになった映画でした。ゴーマンな姉が働き者の妹より魅力的に見えるのは、演技力とスター性だと思う。姉が妹に「キキ、キキ、お願いよーん」とおねだりするシーンは、女の私でもぞっとするほど色っぽかったなあ。5点(2003-08-11 11:33:29)

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