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自己紹介 先日(2023/6/10)PCが逝ってしまいました。
長年のデータが全てパーです。登録前のレビュー数十本も全部消えました。
バックアップは大事ですねえ。

皆さんも気を付けてください。

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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順12
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1.  アベンジャーズ/エンドゲーム 《ネタバレ》 『アイアンマン』から11年。まさに集大成といえる大作になっていましたね。インフィニティストーン確保のために時間を遡り歴代作品とのリンクはずっと追ってきたファンとしてはたまらなかったです。トニーとキャップのストーリーや活躍の配分は完璧といえる出来だったと思います。仲直りは若干軽いかなとは思いましたが、娘も生まれ過去に行き確執のあったハワードとも会う事が出来た社長。「I am Iron Man」ではじまり「I am Iron Man」で終わったのは大正解だったし全宇宙のために逝く道を選んだのはこれ以上無い見事な散り方でカッコ良すぎです。キャップも誰もが待っていた「Avengers Assemble」や高潔な心の持ち主しか持てないソーのムジョルニアを持つだけでなくソー以上と思えるほど使いこなし、最後には長年の苦闘から解放され最愛のペギーと添い遂げる。長く引っ張ってきた二人の物語はとてもジーンときましたね。 逆に割を食ったのがソー。両親は亡くなりムジョルニアは壊され片目をえぐられ義弟と親友は目の前で殺され国民も半分にされてしまうなど散々な目に遭ってきて、ようやく前作『インフィニティウォー』で死ぬ思いをしてまでして作ったストームブレイカーとともに活躍できたと思ってたら、今回は様々なものを失った反動と2度の指パッチン+ストーン破壊済みと完全勝利のサノスに勝ち逃げされたショックで精神的にも肉体的にも弱体化したヘタレキャラになってしまい最後までそのままなので残念だった。自堕落な生活でビール腹は酷かったな。せめてビッグ3揃い踏みでサノスに挑む決戦はいつものソーにして欲しかった。過去に行き予知能力のある母フリッガに励まされるトコはグッときたのに、活躍する場面も全くなく前作じゃサノスを圧倒したストームブレイカーを持っていても押されまくってるし、挙げ句に本来のソーの役割をキャプテン・マーベルに全部持って行かれてて可哀想になりました。サノスの母船を破壊するのは二人の連係プレーくらいの配慮が欲しかったです。最後には王位を放棄し再建した国を出てガーディアンズと合流とビッグ3で唯一次フェーズにも出るようなので多少は許せましたが、そこら辺のバランスの悪さと不遇な扱いはとても不満でしたね。逆にあまりにも強く描きすぎてしまったマーベルを今後どう扱うのか心配にもなりましたが、中途半端に融合して人格を消されたハルクも不憫だったな。 ただ、これだけ続いてきた作品群をまとめ上げたのは物凄い労力があっただろうし明確なビジョンを持ったファイギを筆頭にスタッフも素晴らしかったです。ずっと観てきて良かったと思いました。[映画館(字幕)] 9点(2019-04-27 13:48:15)(良:4票)

2.  アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー 《ネタバレ》 MCU10年18作品に及んだ集大成の前編。OPマーベルロゴで救難信号から冒頭のシーンは「コイツはヤバい」感がスゴかった。足元に生き絶え絶えで転がっているのがソー、突っ込んできたハルクを難なく捌き圧倒し、策士ロキも赤子の手を捻るように殺す。いままでチラ見せしかしてこなかったサノスの最強っぷりが即座に理解できた。多くのヒーローたちが絡み支え合い強敵サノスに挑むワケですが、全編に渡り演出や構成が非常に上手くバランス良く出来ている。今作のすぐ前の話「ナグナロク(バトルロイヤル)」でムジョルニアは破壊され、親は死に、片目を潰されるソー。さらに今回自分は半殺しで救ったはずのアスガルド民やロキとヘイムダルが殺されたりと冒頭から散々な目にあっていたのに、ガモーラとのやりとりでプチ嫉妬したクイルと不幸自慢合戦をしだすわ、そのガモーラとクイルがイチャイチャしていたのをひっそりとドラッグスが見ていたり、社長とストレンジは会って直ぐに罵り合いをしたり、ハルクバスターを装着してウキウキのバナーを鬱陶しそうな冷淡な目で見るオコエとそれぞれの性格通りな掛け合いが面白かった。絶望的な物語なのにこういうユーモアを適度に配置させる巧さはさすがマーベルだった。ピーター・ディンクレイジを巨人にしてたのもセンスが良かったですね。 ナノマシンを駆使した新アーマーのアイアンマンはさらに洗練され頼もしくはなったけど、無骨さやメカっぽさが無くなって何でもありになってたのがイマイチだった。ただそのサノスに追い詰められスーツが徐々に剥がれ悲壮感が漂いながらも抗っているシーンはカッコ良かったな。未来を見て来たストレンジの「1つだけあった」という唯一勝利への道がインフィニティ・ストーンを全種類揃わせての半壊滅状態なんだろうけど、社長はストレンジの意を汲んでいそうな気もする。1年後の続きが激しく気になりますね。 凶悪なだけではなく故郷の滅亡を救えなかったコトを悔やんでいたり、自分と似たガモーラを想っていたりと人間的な面もあり、最後にはやりきった満足そうな顔といい「サノスは帰ってくる」といいサノスは主役感があったな。いいキャラですわ。[映画館(字幕)] 9点(2018-04-28 01:05:57)(良:1票)

3.  アベンジャーズ(2012) 《ネタバレ》 満を持して遂に出来上がった『アベンジャーズ』。マーベルが威信をかけて作り上げただけあって素晴らしい出来。 強い個性を持つそれぞれのキャラクター達が最初はいがみ合い戦うものの、チームとなっていく過程は違和感がなく非常に巧い展開。同じ世界で存在するというコトはファンにはたまらないですね。○○と○○が戦ったらどうなるんだろう?誰が一番強いんだろう?的なファンの声に応えるかのように、ヒーローvsヒーローの夢の対決シーンも出し惜しみ無く見せてくれ、そのvsシーンも各ヒーローの特徴を的確に掴んでいるので満足度は高いでしょう。会話だけでもゾクゾク来ます。 アメリカが愛するような甘いマスクと誠実さは感じたものの、ピンでの作品ではあまりリーダとしての資質を感じられなかったキャプテン・アメリカも自己犠牲精神に溢れ正義感と不屈の精神と統率力を存分に見せてくれ、アイアンマンことスターク社長は各キャラを煽り弄り倒し物語を回していく狂言回し的な役割を担いつつ非常に美味しいトコもゲット。役者が変わったものの、知的さと危険な香りを感じさせ感情が爆発すると大暴れしまくるまさに最終兵器的なハルクは過去最高のハルクだと思うし、気品あふれる外見で尋常じゃないパワーを持つもののイマイチなじみの薄いキャラだったソーも、天然風味で爽やか笑顔の気の良い兄ちゃん神さまで一発でやられましたが今作もしかり。数年かけて種を蒔いてきた結果がコレですがこの人たち以外の配役は考えられないハマり役と言えます。敵役だったロキもドヤ顔しまくりのくせに、ほとんどのキャラに食らわされてるのも笑えました。単なるお祭り映画じゃないですね。いやぁ、楽しかったです。 いつも通りエンドロール後のお約束があるのでしっかり最後まで観てください。[映画館(字幕)] 9点(2012-08-22 22:14:19)(良:2票)

4.  アントマン&ワスプ 《ネタバレ》 今回はかつて初代アントマン&初代ワスプとしてピム博士とともに任務に当たり、人々を救うために超極小の亜原子サイズとなり別次元の異世界【量子世界】へ突入して帰らぬ人となった初代ワスプこと妻ジャネットを救出する物語。 かつて開発に失敗した量子トンネルを完成させたピム博士。その技術を狙う闇商人バーチー一味、ピム博士の元同僚ビルと幼少時の事故で分子構造を変化させ物質をすり抜けることが出来るゴーストと呼ばれるエイヴァが三つ巴の戦いを繰り広げるめまぐるしさ。伸縮自在なアクションのアントマン&ワスプと物質をすり抜けるゴーストの戦いとバーチー一味がらみの追いかけっこは硬軟自在で見応えありました。そこに安定感抜群のマイケル・ペーニャ演じるルイスたちが場の空気を乱すことなく本領を発揮するので楽しかったですね。自白剤ネタと相変わらずのワンパンマンぶりは笑いました。複数が絡む争奪戦ながらバランス良くしっかりとまとめ上げられ全編にわたりユーモアに溢れていてとても楽しかったです。ただ、アリの扱いが軽くなってて前作ほど愛情を感じなかったのが残念。 ジャネットは物理法則や時間の概念もなくなる量子世界に30年いて特殊な能力を身につけていましたが、どういう扱いになるかな?と、考えてたらエンドロールであの世界での現実へ引き戻された感がありましたねえ。まあそうだろうなとも思わせますが冷や水ぶっかけるとはこのことでしょうな。楽しかった雰囲気が一気に萎みました。再び量子世界に入ってしまったアントマンも何かを身につけるんだろうか?アベンジャーズ4(仮)はどうなるんだろう?と考えると眠れなくなりそうなので日本公開は日米同日くらいで頑張ってねディズニーさん。[映画館(字幕)] 8点(2018-09-03 22:11:41)(良:1票)

5.  アントマン 《ネタバレ》 原作未読。物体のサイズを変える物質ピム粒子を使った特殊スーツにより身長1.5cmまで縮んだり、その物質を利用したディスクであらゆる物を縮小・拡大でき、蟻とのコミュニケーション能力もあるアントマン。アベンジャーズの面々は直球な人外の強さなので、この変化球のようなキャラクターの登場により幅が大きく広がった感がありますね。人間にとっては狭い子供部屋が小さなアントマンには広大な世界になるわけで、玩具の列車が彼には本物になり、他のヒーロー並みの格闘をしていても人間には虫が動き回っている程度の認識。そこら辺を交互に見せるサイズ違いのギャップがとても上手くて面白かったです。ルイスをはじめとする仲間たちとのやり取りもコメディタッチで笑えるし家族ドラマもある。ピム博士はスタークの名を上げ嫌悪しているし、アイアンマンとファルコンとの遭遇もあるのでマーベル世界の一員としての立ち位置も受け入れやすい作り。それぞれのバランス配分が良いので、他のマーベルヒーローを知らない人でも作品に入り込めると思います。『アイアンマン』から始まったMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の中でも上位に来る出来だと思いますね。[映画館(字幕)] 8点(2015-09-20 20:47:29)(良:1票)

6.  アメリカン・スナイパー 《ネタバレ》 父親から「番犬であれ」と教育されてきた主人公カイル・クーパーは愛国心を持ち仲間を守り家族を愛する、強い信念を持った優しい男。それが残酷な戦場での極限の任務と幸せな家庭環境の狭間で精神を蝕まれ徐々に精神が崩壊し、守ってきた仲間に撃たれるという衝撃的な最後を迎えるのは下手なフィクションよりはるかに皮肉が効きすぎていた。 一方的に押し付けてくるモノでもなく戦意高揚映画やヒーローを描いたわけでもない。様々な角度から淡々と事実を提示し進んでいくイーストウッドらしい抑えた演出が功を奏していた気がします。無音のエンドロール中は「この世には狼、羊、番犬の三種類の人間がいる」というカイルの父親のセリフが改めて頭に浮かんだ。たった一人の男の苦悩はアメリカの闇でもあるんだよな。この問い掛けを超大国アメリカの国民はどう受け止めたんだろうか。[映画館(字幕)] 8点(2015-02-23 20:20:17)

7.  相棒 -劇場版Ⅱ- 警視庁占拠!特命係の一番長い夜 《ネタバレ》 土曜ワイド劇場時代からすべて見ています。宣伝で「シリーズ最高傑作!」とやたら謳ってますが、前作がファンや関係者へのご褒美的なモノでしたし、そうなって貰わなければ困るよなぁと思って観てました。まぁ話の規模としてはテレビスペシャルの域を出ていませんが、間違いなく「シリーズ最高傑作」です(スピンオフ含め3本目ですしどうなんだろ?と思いますけどね)。TVシリーズ同様地味ながらも存在感抜群で仕事のできる役者が大勢出ていて緊張感ありました。前作が「相棒の紹介」であるならば、今作が「これぞ相棒」と言える作品に仕上がったと思います。 前代未聞の事件の裏に策略や陰謀が炙り出てくるという展開の中、小野田をアッサリと逝かせてしまいましたが、今後のテレビシリーズに吉と出るか凶と出るか。最重要ともいえる人物の死で『相棒』の作品としての落とし所がどこになるか不安になりますね。右京と対等またはそれ以上に渡り合える人はもういないんだよな。 「殺されるならお前にと思っていた…」という最後の言葉は、いつか官房長官の地位を殺す(諸々の悪事を暴く)という意味で右京に引導を渡して貰いたかったので非常に残念。権力の象徴として底知れぬ暗黒さと貫録では他を圧倒し、時には特命係の後ろ盾にもなり時には敵対する間柄にもなったキャラなだけに、ポッと出たノンキャリアに殺されるという最後はイマイチ感も残ります。まぁアッサリなのも相棒らしいともいえるかなぁ。 「あなたの正義を問う。」というフレーズ、「正義なんて立場によって変わるもんでしょう。」「絶対的な正義がこの世にあるなんて思ってる?」「それでも僕は、僕の進む道を変えるわけにはいきません。」組織の正義と個人の正義。レベルが違いますが身につまされるセリフでした。右京の意を決したような表情と名曲揃いの『相棒』の中でも屈指の曲である「終わりの始まり」がかかるエンドロール中は色々と考えさせられましたね。右京はあらゆる意味で強いな。 それにしても警視庁のATMにも「振り込め詐欺注意」のビラを貼る陣川くんは好いわ。一服の清涼剤というかオアシスだな。[映画館(邦画)] 8点(2011-01-10 21:13:45)

8.  アウトレイジ(2010) 《ネタバレ》 序盤の指詰めシーンに小学生が工作で使うようなカッターを持ってきて、「これで詰めろこのヤロー!」「こんなもんで出来るかバカヤロー!」「なんだ手前!出来ねえのかこのヤロー!」「やってやるよ、バカヤロー!」などと、長州と橋本のコラコラ問答を思わせる言い合いからして面白く、常にニヤニヤしてしまいましたね。歯の治療をしている村瀬に、誰でも嫌な顔をするあの「チュイーン」と歯を削る機具で攻めるというエグイ事をし客を引かせつつ、その後には顔中に矯正具のような物で固定された村瀬を見せ、実はそこでは会食が開かれているというたたみ掛ける流れは、痛々しいシーンを笑いに昇華させており巧いなぁと思いましたね。恐怖と笑いは紙一重と言いますが、似たようなモンでしょう。でも死に様や痛いシーンが多く、バリエーションも豊富なだけに苦手な人も多いかな。 たけしは年々滑舌が悪くなっており老いが来てるなぁと思わせましたが、上手く世渡りできない古風で愚直なヤクザを貫禄充分に演じていたし、主要キャストは全員「わたし悪ですが何か?」という雰囲気を漂わせていて見応えありました。イケイケで仕事ができそうな森永健司が存在感ばっちりに脇を固めていて良いですね。漫画の『代紋TAKE2』で言うと政岡だな。 むかし気質の武闘派ヤクザの水野を演じた椎名と、今の時代に合せて生き、自分以外は馬鹿と思っているインテリヤクザの石原を演じた加瀬も対照的で良かったですね。 「全員悪」とは言いますが、武骨で生き方が下手な人間は長生き出来ない世界なのは一般社会と一緒だなと思いました。まぁでも狡猾で世渡りの上手な人間が天下を獲りましたが、結局彼らも下剋上されていく運命にあるんだろうな。[映画館(邦画)] 8点(2010-06-13 21:39:15)(良:6票)

9.  アナベル 死霊博物館 《ネタバレ》 『死霊館シリーズ』の心霊研究家ウォーレン夫妻がスピンオフの『アナベル・シリーズ』に初登場。今回はアナベル人形が運び込まれた心霊資料保管室のある夫妻の自宅が舞台で妻ロレインの霊感を引き継いでいる一人娘ジュディとベビーシッターのメアリー+お友達ダニエラの物語。舞台設定もこじんまりしていて主要キャラも少なくシリーズ初見の人にも優しい作りになってますね。それでいて、常に不穏な空気を醸し出しているのはさすがでした。ジュディは「インチキ心霊研究家の娘」として同級生につま弾きにされ、ダニエラは自分の交通事故で一緒に乗っていた父親を亡くしなんとか交信をしたいと願っている。そんなチャンスを逃すまいとアナベルさんが画策するという展開。今回も子役は上手いし他のスピンオフより作りが丁寧で伏線も演出も巧みに出来ていて面白かったです。終始不穏な空気を感じさせ多数の霊を出没させながら、安易に誰も殺さなかったっていうのも大きいな。個人的に死霊館ユニバースの中でも上位の出来でした。封印されていたアナベルの策に嵌って大混乱を招いたダニエラでしたが、父親の霊のメッセージを伝え励ます優しいまなざしのロレインに救われるエンディングは清々しかった。そのロレインのモデルである今年4月に亡くなられたロレイン・ウォーレンさんのご冥福をお祈りいたします。[映画館(字幕)] 7点(2019-09-21 02:13:06)(良:1票)

10.  アリータ:バトル・エンジェル 原作既読。空中都市ザレムから排出されるスクラップの山から少女の頭部を発見した医師イドは新しい機械の体を与え再生させゴミの再利用で生活している人が溢れるクズ鉄町へ、と言う序盤の流れは駆け足すぎてどうなるのかなと不安になりましたが、原作のフリークス感や破壊描写を控え目にしてたりマッドなノヴァのキャラを変えてるもののキャメロンとロドリゲスの銃夢愛に溢れてましたね。長年待たされた甲斐があったと思えるほど濃密な映像と王道的展開でした。ただ、コレ系はだいぶ作られているので既視感を感じる人もいそうな気がします。 映画化に当たり何かと言われていた目の大きさは違和感も感じなくなりましたし、健気で訴えかけるようなを表情をするアリータを見ていると可愛らしく思えてきました。それがキャメロンの狙いだったようですが、さすがのご慧眼ですわな。そのアリータ役のサラザールはもうちょっと似てるのかと思ってましたが、ほぼCGでパフォーマンス・キャプチャーだったんですねえ。俳優がいらなくなる日も近そうです。インタビューを読むとキャメロンは残りの人生を『アバター』に捧げるようなので、キャメロンの意を汲み取っているロドリゲスが続きを作ってくれると良いのですがどうなるか。[映画館(字幕)] 7点(2019-02-24 00:07:02)

11.  アクアマン 《ネタバレ》 2013年『マン・オブ・スティール』から始まったDCエクステンデッド・ユニバース6作目。DCヒーロー大集合だった前作『ジャスティス・リーグ』から一年以上の間隔とDCはあまりにも展開が遅いのが難点ですね。役者は年を取っていくのだからもっと計画的に事を運んでもらいたいです。アメリカでは年末に公開で日本は三ヶ月遅れですが、海が主戦場の半海底人アクアマンだけに夏に公開した方が浮遊層に訴えかけるのに適していた気がする。海外では大ヒットらしいですが日本ではどうだろうな。 その海底での大バトルは歴代アメコミ映画でもトップクラスの映像で凄かったですね。スーパーパワーを持つモノ同士の戦いはもちろん、七つに分かれてしまっている海底王国とその科学力、多種多様な水生生物と最後には大怪獣と大迫力でした。それに加えシチリアやサハラ砂漠など各地を回るアドベンチャー的な面白さがあり、環境汚染などいまの社会問題を取り入れつつ兄弟との王位継承問題や部族間の争いに次作以降の展開を考えたライバルなど王道的展開。主役のジェイソン・モモアのワイルドな見た目と真逆の陽気で茶目っ気のある性格はDCにいなかったタイプで新鮮だった。マーベルでいうと立ち位置含めてまんまソーなんですけどね。そのアクアマンに対抗する義弟がいかにも王族なキリッとした金髪イケメンでジェームズ・ワンの死霊館シリーズでおなじみのパトリック・ウィルソン。とても対照的な見た目でしたがさすがの存在感でした。 しかしまあジェームズ・ワンはなにをやらせてもセンスが良いなとつくづく思いましたね。[映画館(字幕)] 7点(2019-02-10 21:44:32)(良:1票)

12.  アナベル 死霊人形の誕生 《ネタバレ》 心霊研究家ウォーレン夫婦の博物館に保管されている1アイテムだったアナベル人形。すっかりシリーズの顔とも言える扱いで今回は前日譚まで作られるとは恐れ入りました。今回はその人形の生い立ちの物語でしたが、いつも通りに丁寧な伏線の貼り方と上手いカメラワークと恐怖演出で構成されているし子役の子たちはいつもどおり巧い子を探して起用しているので安心(?)して観ることが出来ました。狙いを定め、自分の存在を知らせ、相手を精神的に弱らせ憑依を狙うというお決まりの三段攻撃は理に適ってますね。終盤に本物として存在している可愛らしいアナベル人形が出てきた時は「おおっ」と思いましたが、シリーズを観てきている人にもお約束ネタありで楽しめるし、コレが初見の人でも分かりやすく納得できる出来ではないでしょうかね。「死霊館」「アナベル 死霊館の人形」「死霊館 エンフィールド事件」そして今作とユニバース化も進んでますがどこまで広がるんでしょうね。次回は「エンフィールド事件」に出てきた修道女の話だそうで楽しみです。[映画館(字幕)] 7点(2017-10-14 23:39:40)

13.  アイアンマン3 《ネタバレ》 トニー・スタークというひとりの人間としての再生物語なものの最後はペッパーに持っていかれるし、そこら辺はガッカリしましたね。アイアンマン最後の戦い、というのなら社長でシメて欲しかったな。あと破片除去、脱リアクターは非常に重要なものだと思うんですが、軽く流されていたのも残念。 カッコいいスーツ装着や、派手なメカアクションなんかを期待していると多少肩すかしを受けそうなくらい生身でのシーンが多い。アイアンパトリオットも出オチ的で見せ場ゼロだしね。歴代スーツが登場するシーンはとてもテンションが上がったものの、やたらと耐久性が低くてパンチ一発で粉砕される弱いスーツを見てると悲しくもなったなぁ。残ったスーツの爆破もスーツ依存を脱却できた祝いとはいえ、己の半身や子供な存在だろうと思うんですがね。 まぁこれで『アイアンマン』は終わり、という話ですが、トニー・スタークはロバート・ダウニー・Jrで本当に良かったですわ。[映画館(字幕)] 7点(2013-05-05 21:52:22)(良:1票)

14.  相棒シリーズ X DAY 《ネタバレ》 平日夕方にやっている再放送の視聴率が二桁中盤を取ってしまうという、すっかり国民的ドラマと言っていいレベルになってきた感のある相棒。今回はスピンオフ第二弾、捜査一課の強面イタミンこと伊丹憲一刑事がついに主役となりました。初期から登場していて、ほぼブレていない人気キャラだけあってファンも楽しみにしていたことでしょうね。 ドラマ『相棒』の世界観の中で、主役コンビの特命係が絡まなくてもそれぞれが直面している日常や事例はあるワケで、それが全く違和感なく描かれていたので満足です。相棒初見の人にはどう映ったのかわかりませんが、伊丹と相棒になるサイバー犯罪課の岩月も浮いていないし溶け込んで見えたのは脚本や演出が上手かったからかな。まぁ細かいツッコミどころは目をつぶりますが10年以上もドラマをやっているのでキャラに余裕があって立ってますね。そんな中でも組織犯罪対策五課課長の暇課長こと角田六郎が本来の仕事をこなしている姿はカッコ良かったですねぇ。大河内監察官とコンビで行った先での話術といい、組対五課によるガサ入れシーンの立ち回りといい、さすがノンキャリアで警視にまで登った方ですね。能ある鷹は爪隠すってやつだな。見習いたいモンですわ。わたしは隠すほど爪が無いんですがね。[映画館(邦画)] 7点(2013-04-12 23:25:12)

15.  悪の教典 《ネタバレ》 原作未読。どう見ても善人でソッチ系のキャラしか演じてきていない伊藤英明。そんな彼を単純な快楽殺人者とは違う複雑なサイコパスを演じさせたのはキャスティングの妙ですね。ほとんどの人間に好かれ信頼されるほどの人格者であり、頭脳明晰、人心掌握に長け人の心に取り入るのが巧い蓮実。しかし、己の目的のためには躊躇することなく冷酷に他人を処理するコトも辞さない。目障りかつ自分の身に降りかかりそうな火の粉は即座に処理。殺すコトを悪とは思わず、瞬時に状況判断しシナリオを作りサラッとこなす辺り何を考えているか分からず不気味ではある。自己抑制、自己コントロールのできるサイコパスってとこか。繰り返しますが、演じているのが良い人で売れているナイスガイ伊藤英明というのが効果てきめん(私は海猿とか見てないんですけどね)。でも、理想の学園でも作りたかったのかな?というくらい行動理念がわからないですね。私と同じでピンと来たらヤルのだろうか(私の場合はピンときた映画を観る程度ですけどね)。原作読もうかなぁ。2冊もあると疲れるからどうしよう。 『ミッキー・メッサーの殺人物語大道歌(モリタート)』『マック・ザ・ナイフ』ってのは初めて聞きましたが、作品内容とマッチしていて蓮見の異常性と相まって怖かった。作品内容は無差別殺人みたいなもんですが、先生役も生徒役も上手い若手が揃っていて、コレ系が得意な三池監督ってものあって見応えありましたね。最後はとっ捕まりましたし、生きながらえた者も数名。書き上げたシナリオも穴だらけでしたが、蓮実なら心神喪失を勝ち取って死刑や実刑も突破できるのかな。[映画館(邦画)] 7点(2012-11-18 23:14:02)

16.  アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅 《ネタバレ》 今回はタイムトラベルとパラドックスの物語になっておりアンダーランドの住人の過去が描かれていて前作とイメージが変わる人も出てくると思います。ヘレナ・ボナム=カーターの赤の女王は今回も貫禄十分。奇抜な姿と演技で彼女が出ると全部持って行かれますね。現在過去未来全てを支配するという思考も彼女らしくて良いですが過去編を観ると不憫な人だったんだなと。逆に前作でもイマイチ人格者には見えなかった白の女王はなかなか腹黒かった(まぁ子供時代のちょっとしたトコだけど)。それが発端となりあのデカ頭になってしまう赤の女王の屈折した性格と白の女王に対する嫉妬心は頷ける気がする。人間見た目で判断してはダメですね。 色鮮やかな世界はなかなか凝っていてスチームパンク的な要素も入って観ていて面白いのは前作同様に良かったかな。時を司るタイムの城へ時を操れるアイテムのクロノスフィアを戻しに行く終盤、人も物も全てが錆びていくトコは「銀河鉄道999」機械伯爵の時間城の崩壊シーンを思い出しましたね。[映画館(字幕)] 6点(2016-07-03 19:06:29)

17.  IAM A HERO アイアムアヒーロー 《ネタバレ》 原作既読。濃密で丁寧な描写や演出の原作数巻分を127分でまとめる作業は大変だったと思うけど、平凡な日常に徐々に不穏な空気が入ってくる描写や非日常な世界と化したいつもの街をもっと入れて欲しかった気がする。ZQNはグロ度も低く生活習慣が出た面白味のあるタイプもほんの一握りしか出ていなくてイマイチ。多少痛いキャラながらもゆるふわで英雄を優しく包み込んでいたてっこが行き遅れのヒステリックなだけの女になっている大幅な改変もいただけない。大好きだった彼女を殺め業を背負うのに単なるアクシデント的にトロフィーが刺さるのも重みがない。ラストの挟み撃ちされての乱射シーンは長すぎだしセンスがなくて飽きた。ハーフZQN比呂美のフォローでもあるのかと思ったら銃一丁で済んじゃうしね。ゾンビ定番のモールを舞台に派手にやりたかったのかもしれないけどアレに尺を取るなら他に使って欲しかった。原作通りの方が辻褄が合うし無理がない。まぁ妄想癖があり内向的で臆病な英雄一人にやらせて「アイアムアヒーロー」の画がやりたかったのかな、と。 ただ、邦画でこのジャンルとしてはかなり頑張っているし映画は映画としてそれなりに出来ている。大泉洋は英雄に合わない気がしたが巧い役者だけあってこなせていたし、長澤まさみも勝ち気で頼りがいのある強い藪を演じていて悪くはない。モールまでやりたかったら二部作くらいにしても良かったんじゃないかな。[映画館(邦画)] 6点(2016-04-25 21:01:32)

18.  アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン 《ネタバレ》 各ヒーローそれぞれの映画が作られ、そのメンバーが集結するオールスター大集合映画が作られ、伏線を張りながらさらにどんどん世界が広がっていくマーベル・シネマティック・ユニバース。2026年まで続くそうですが、映像表現技術やCGの進化もあり、もはや作れないモノは無さそうな勢い。凄い時代になったモンですよねえ。それもトップバッターである『アイアンマン』の大成功があったおかげかと思いますが、今回の問題はそのアイアンマンことトニー・スタークがトラウマをえぐられ誘発された事による暴走から始まる物語。冒頭からクライマックスか!と思わせるほどの総登場アクションの連続で抜群のチームワークを発揮し、各シリーズの小ネタを振りまき、ギミックに溢れたメカやアクションは行きつくところまで行った感がありますね。新キャラの人造人間ヴィジョンや改造人間の姉弟も面白い存在でした。特に幻覚を見せ相手のトラウマを引き出せるワンダ。彼女の精神を乱す攻撃でメンバーのエゴや弱さや過去のトラウマも明かされ、ただ単に強い人たちではなくキャラクターとしての深みがより増した感がありました。今回の話では脇のキャラのホークアイの男っぷりがだいぶ上がりましたね。ただ、その弱さや暗さを描いてるものの十分とはいえず色々と消化不良気味かな。スタークと改造人間姉弟の因縁も消化されてないし姉弟はアッチコッチにフラフラしすぎ。人間嫌いと言いながら人間以上に人間っぽく理論武装出来てるようで出来ていないかったウルトロンは、社長&バナーの天才コンビ(主に社長だが)のやらかし事件の尻拭い話に使われた小物って感じだった。まあ彼も被害者か。 全体的に言えば悪くなく上手くまとめているとは思いますが、新キャラの改造人間姉弟と人造人間まで詰め込んで141分ではだいぶ尺が足らなく思えましたね。[映画館(字幕)] 6点(2015-07-06 21:40:41)

19.  アナベル 死霊館の人形 《ネタバレ》 実在の悪魔祓いの事件を映画にした『死霊館』にも出てきた、これまた実在する呪いのアナベル人形。それがどのようにしてパワーを得たのか?という前日譚的なお話。1969年が舞台なだけあり、オーソドックスな古典的オカルトホラー映画のようなジワジワと迫ってくる控えた演出で悪くはない。年代的に合う狂信的カルト集団マンソン・ファミリーを持ってきたのも不穏な感じで、同じ系統の悪魔崇拝カルト信者に襲われたり、アナベルに悪魔が宿る導入部の流れは上手くまとまってたと思います。ただ、悪魔崇拝がらみの事件で妊娠中に不安定になる女性といえば『ローズマリーの赤ちゃん』を思わせるし、なによりマンソン・ファミリーが起こした事件をよく知っているアメリカの人にしてみれば、状況が似ていて不快な描写だった気もします。 教会や神父が出てきたり、怪奇現象が随所に起こり、悪魔が自分の存在を知らせ、狙った相手を精神的に弱らせ憑依を狙う、といういつものオカルト系にはよくある三段攻撃が繰り返されますが、最後はほぼ関係のない第三者が急に自己犠牲精神を発揮して助けていてなんか釈然としませんでした。ウォーレン夫妻が(とりあえず)仕留めないとダメでしょうに。いつ出るんだろうと思いながら観ててちょっとガッカリしましたね。[映画館(字幕)] 6点(2015-03-02 23:58:55)

20.  アメイジング・スパイダーマン2 《ネタバレ》 リブート第二弾ですが、敵も複数出てきたし、だいぶストーリーも変えてきたので新鮮味があるかな。エレクトロが電気とともに走りまくる映像や縦横無尽に動きまくるスパイダーマンのアクションは凄かったです。コスチュームもカッコ良くなってますね。 キャラそれぞれに焦点を当て1作目よりだいぶ軌道修正できた気がしますね。親友だったハリー、電流を操るエレクトロは悪になる動機が不憫で、逆恨みとはいえピーターが誠実な対応をしていたら強力な味方になれたのになと思いました。スーパーヒーローとして街を守ってはいるけど、そこら辺はまだ配慮が足りず、言葉遣いも含めてチャラさが抜けてない未熟な若者ってトコか。そのせいもあってかグウェンを亡くしてしまいますが、重要な出来事なのにあっけなかったのが残念です。終わってみるとライミ版のように苦悩と葛藤とスーパーヒーローとしての成長の物語でしたが、シリアスなシーンと軽いシーンの組み合わせがいまいち良くない上に詰め込み過ぎなのでので、ヘビーな出来事も軽く見えてしまいもったいないな気がしました。 【余談】エンディングの途中で全く関わる予定のない映画の煽り映像を入れるというのは理解できません。BDではカットなんだろうけど、アレを観たら誰もが次に出てくると思ってしまうし、経緯を知ると作品を台無しにされた感があるんですけどね。大人の事情の前ではファン心理は無視ですか。[映画館(字幕)] 6点(2014-04-28 23:20:13)(良:1票)

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