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プロフィール
コメント数 901
性別 男性
年齢 42歳
自己紹介 最近になってまた映画を観る習慣が出来ました。
前はほとんど観なかった邦画をたくさん観るようになり
新しい映画ライフが充実しています。

昔ほど数はこなせませんが
趣味と生活のバランスをうまく保ちながら
なるべくたくさんの映画を観て、
なるべく読み応えのあるレビューを続けていきたいと思います。

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【製作年 : 2020年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  茜色に焼かれる 《ネタバレ》 純文学的、と言いますか、こういう常人では理解しにくい感覚を持つ人間を扱うお話というのは、私は純文学だなあと思ってしまいます。そして私はそういうのが苦手ということでありまして。。。 まず嫌で嫌でたまらない風俗の仕事をしなくてはならないほど経済的に恵まれていないにも関わらず慰謝料を受け取らないということがよくわからない。そこで挙げられる理由は「相手からの謝罪がなかったから」とごもっともな理由ではあるのだが、件の弁護士先生もおっしゃっていたように、保険会社から出る保険金を受け取る受け取らないに対して張るような意地なのであろうか。多くの人が言うように、それを頑なにもらわない意地がよくわからない。はじまりがそこなので、あとの展開もそれを引きずってずっと理解が難しくなってしまいます。おそらく作中の周りの人間にとってもそうなのでしょう。ひたすら己のルールのみに従って生きるこの田中良子という人物は、良い言い方をすれば信念に生きる高潔な女性なのかもしれない。ですが周囲の理解は得られず、周囲の理解を得られないままに他者と関わるこの女性は、やはり社会からは除外されてしまう。 そんなふうに「ルール」というものや己の信念に厳しい女性なのかと思いきや、亡くなった旦那にごめんねとつぶやき、新たな男性と関係を持とうとしてしまう。あれのせいで結局この女性がどっちに振れたいのかわからなくなった。亡くなった旦那のことを愛し、操を捧げて、妻となってしまったからここまで意地を張ってきたのではないのか。それがいとも簡単に崩されてしまったことでこの女性への不信感が一層高まってしまった。男性とそういう関係になること自体がどうとは思いませんが、ここまで亡くなった旦那を理由に行動しておいて、え、それ?ってのは正直な感想です。 そういえば、これを観た日の空はちょうどこの映画のラストのような茜色の空だったことを覚えています。たまたま偶然ですが、なにか縁を感じた瞬間でした。[インターネット(邦画)] 4点(2023-03-03 08:18:33)(良:1票) 《改行有》

2.  あのこは貴族 《ネタバレ》 現代の日本でもこういうことってあるのかなーって目線で見ていました。作中の台詞にあるように、こういう貴族階級の人たちと一般人って棲み分けがされていて、お互いがほとんど関わらないようになってるのかなと映画を見ながら考えてしまいました。慶應の内部生と外部生のように。 五章に分かれて作られているストーリー。急に過去に戻ったり現在になったり少し時系列を掴むのが難しい映画でした。基本的に上流階級の家でいわゆる箱入り娘的な華子を中心に、その婚約相手となってくるさらに上流階級出の青木幸一郎、そしてその遊び相手の美紀の3人を中心に話は進みます。 印象に残ったシーンやセリフはいくつもありました。上述のものもその一つだし、橋の反対側を歩いていただけの通りがかりの女子高生と手を振り合ったシーン、「女同士すり減らす必要はない」や「結婚に縛られず、いつでも別れられる自分でいたい」という考え方も共感できました。 特に印象に残ったのは最後の方のシーンで、「みんな決まった場所で生きてる。親の人生をトレースして、そっちの世界もうちの地元もなんだか一緒。」政治家の世襲のニュースなんかを思い出したりして。そういえば岸田首相の息子も翔「太郎」だったなあとか。でも、そこが上流階級の家だろうが一般家庭の家だろうが貧困家庭の家だろうが、それが環境であれば基本的にそこに疑問を持って生活する人のほうが特殊なんでしょうね。例えば我々現代の日本人が、日常に戦争のある生活なんかリアルに想像できないように。 環境に逆らって生きることが別にいいことだとも思いません。その逆もしかり。極論どっちでもいいかと。ただそのどっちかをきちんと自分で選択し、そしてその結果を自分の選択の責任としてしっかり受け入れる、そういう心持ちだけあればそれでいいと思いました。 ずっと落ち着いたトーンでじっくり考えられる、良い映画でした。[インターネット(邦画)] 8点(2023-01-17 10:46:37)(良:1票) 《改行有》

3.  アルプススタンドのはしの方 《ネタバレ》 とてもこだわりを感じる映画です。タイトルのとおり、アルプススタンドのはしを中心に映し続け、出演するのは数名の生徒と一人の先生、その他応援の生徒のみ。野球の試合であるにもかかわらず選手やグラウンドは一切映されません。出てくるのは名前のみ。相手の4番、松永くんと、こちらのエース園田くん、そしてヘタクソな努力家、矢野くん。名前しか出てこないにもかかわらず、この三人は驚くくらいキャラクターが立っていました。一瞬たりとも顔どころか姿も見せない、声すらもない、そんなままでここまで人を描くことができるのかと、感動を覚えました。素晴らしい映画です。 私も彼らのように「アルプススタンドのはしのほう」に陣取るタイプです。賑やかに応援するエリアを避け、やや静かな空間を見つけてそこを自分の居場所にする、そんなタイプ。そんなタイプの四人が集まって、「なんで野球だけ特別扱いなんだろう?」とか「送りバントって何?」とかあまり真剣に野球を見るでもなく応援するでも無かった。しかしそんな四人のうちの一人が先生の熱意に同調し、園田くんを応援する秀才・宮下さんもそれに続き、二番手ピッチャーを運命付けられて部を辞めた藤野も続き、最終的にみんな気づいたら声を張り上げて応援していた…。 ある意味グラウンドとスタンドは別世界なのかなと思いました。選手たちはグラウンド内で自分たちの闘いをするわけですが、スタンドのほうはある意味で試合そのものとは関係なく、そこにいる人たちがそれぞれ自分と野球、それと選手たちとの関わりを見つけそれを試合や選手に投影して楽しんだり応援するものなのかな、と。 私も正直野球の応援というのがそんなに好きではない。サッカーやバスケは学校をあげて応援なんて全国レベルの強豪校でもない限り無いのに、なんで野球だけは一回戦から、しかもそれほど強くも無い無名の学校でもみんなで応援に行くのが当たり前のような雰囲気があるんだろう、と、作中のセリフそのままのことを私も思ってたので、強く同調しました。この映画を見てもそのあたりの疑念を払拭はできませんが、でも頑張る誰かや好きな誰かを一生懸命応援するというのも良いもんだなと思いました。姿も声も聞こえてきませんが、矢野くん、最高です。[インターネット(邦画)] 8点(2022-11-08 21:12:41)《改行有》

4.  雨を告げる漂流団地 《ネタバレ》  謎が謎のまま放置される系の映画なので、きちんと説明してくれない点は少し不満が残るかも。なぜ団地は漂流するのか?以前は一晩で戻れたのになぜ今回は戻れないのか?街の過去の建物も漂流してくるのはどうしてか?最後の漂流物の終着点のような場所は何なのか?のっぽくんの正体など語る必要のないこともあるが、きちんと語ってほしいこともある中、ほぼほぼ説明してくれない物語にやや不満です。アニメですし、小さい子供にもストーリーとしてなかなか受け入れ難いかなぁ。せっかくブタメンとかスマブラとか子どもの耳目を惹きつける要素があるのにもったいない。  キャラクターも少し特徴が弱い。ただ子供のように叫ぶだけの太志と中立的に周りを取り持つ護。金持ちわがまま娘とその秘書的なメガネの女の子。ストーリーに関わる部分は主に主役の2人(とのっぽ)でこなしてしまって、そうなると余計に後の4人のキャラが見えにくくなってました。変な話、このストーリーの大筋は後の4人がいなくても成り立ってしまう。  とまあ色々書きましたが話自体としてはとても好きなやつです。突如自分のいた団地が海上を漂流し始め、時々やってくる同じ漂流物は過去に自分の街から消えていったものだった、なんてとても想像を掻き立てられる。「思い出の建造物との邂逅」なんて素敵ですね。例えばこれが大人の話で、漂流してくる建物に自分の小学校とか昔住んでた家とか、そしてそこに住むのっぽくんのような精霊との関わりとかがあったりしたらまた面白いかもしれない。そこまで思い至って、何でこの話は子ども中心なのか少し疑問に思った。過去に想いを馳せるような話なら、大人までいかなくても高校生や大学生くらいでもよかったのに。製作の人と話す機会なんかがもしあれば色々聞いてみたくなる作品でした。[インターネット(邦画)] 6点(2022-10-14 04:17:28)《改行有》

5.  哀愁しんでれら 《ネタバレ》  ジェットコースターのように感情を揺さぶってくる映画だった。まず冒頭の不幸の連続はすごい。祖父が倒れてからの、車の事故、飲酒運転、家が燃えて彼氏は職場の同僚とヤッていた、と。で、そこからの絵に描いたようなサクセスストーリー。大金持ちの医者を助けて彼と結婚。彼には父親の就職を世話してもらい、妹の勉強を見てもらい、豪華な家で幸せな生活を送る…。  ここまではゆったりと流れるだけのなんならコメディ調も入っているただの明るいドラマです。ここから少しずつ歪になっていくのですが…ヒカリは何歳の設定でしたっけ?10歳くらいかな。もっと幼いのかな。あの年齢であんな歪み方をするのか、怖いというか少し不思議な気持ちで眺めていた。筆箱は喜んだフリ?弁当を食べなかったのは何のため?実は小春が気に入らなかったのか、周りの注意を引くための演技なのか、イマイチ動機が分からなかった。  「良い親」像を求めてどうするということが中心に据えられている。母親とはこうあるべき、時には父親もこうあるべきという彼と彼の家の方針を叩き込まれる映画。後半はサイコパス的な、サスペンスのノリになってきました。どういう映画にしたいのかが分かりにくい映画でした。あと、何をもって『哀愁しんでれら』なのか。「女の子は全て、幸せになれるのかという漠然とした不安をずっと抱えている」というような決めつけじみた言い方もあまり好きではない。みんなそうだとは分からないし、その内容も様々だろう。まして女の子特有のものとも思えないし。何が言いたいのかよく分からないわりに、押し付けがましいストーリーだと感じた。他人のことをすぐクズだとかゴミだとか、聞いていて痛々しかった。ラスト、転校ではなくなぜあのような手段に落ち着くのか、映画だから派手に見せたかったという意図以外感じなかった。原作もあるんでしょうか、まあやはりあのあたりで、作り物だし派手に描こう的な意図がありありで、観てるこっちにはあまり響かなかったかな。医者の夫やヒカリがああなる背景などをもっと描いてほしかった。[インターネット(邦画)] 4点(2022-10-10 18:17:30)《改行有》

6.  明日の食卓 《ネタバレ》 同じ名前(正確には同じ読み)の息子を持つ別々の三組の親子を描いた映画。ライターの母、専業主婦の母、大阪の母。それぞれの家庭がそれぞれに問題を抱え、それを赤裸々に粛々と描いている。特徴的なのはそれぞれの子どもたちの心情がある程度描かれている点。それぞれの石橋ユウが、母親や自分の家庭に対して心の声を上げます。私達の暮らしでも、実際誰が何を考えてるかなんて正直わかりません。母子の関係でもそうだと思いますし、わかってるつもりでいたら何かあった時になおさら動揺することになるでしょう。この話の母親たちのように。母親は子どものことを最後まで信じてあげたいと思う反面、当の子どもたちはそうじゃない、自分たちはそんないい子じゃないんだということを伝えたい。でも両者ともお互いに愛されたいし愛したいと思っている。そんな切ない話でした。 個人的には大阪の母編が好きな話かな。頑張る母と優しい子どもが通じ合ってるシーンは見るだけで何だかホッとします。子どもがあり得ないくらい優しくて敏感に何でも気付くのがちょっと文字通りあり得ないかなと思うんだけど、でもそんな感覚でいるとこの母親達のように突然面食らってしまったりするんでしょうね。 あとの二組の家庭は少し壊れすぎかな。いや全然こんな家庭あり得るんだろうけど、見ていて不快感は強かった。特にサイコパス息子とリビングでプール親父はあり得ない。プール親父のキレ方ったら、演技だとしてもひどい。キツいもの見ちゃったなという感覚は拭えない。 どこの家庭も決めのワンシーンのように子どもとハグをするが、ハグが特別な場面のものみたいになっちゃってる時点で母と子の距離は遠かったんだろう。たぶん、家庭に問題のないところではハグなんて日常的なんではないだろうか。ぎゅっと抱きしめられて嬉しくなかったり安心しない子どもはいないだろう。いや大人でも多分一緒だ。愛し合えてる、求め合えてると確認し合えるし、言葉では説明できないことが伝わることもあるだろう。 自分にとって一番大切なものは何か。仕事?家庭?夫?友人?子ども?そういったものを見直すきっかけになる映画と思いました。[インターネット(邦画)] 6点(2022-08-30 01:53:44)《改行有》

7.  青くて痛くて脆い 《ネタバレ》 「自分の取るあらゆる行動には人を不快にさせる可能性がある。不用意に人に近づかない、人を否定しない。そうすれば誰も傷つけないし、傷つけてしまった誰かから自分が傷つけられることもない。」 パラパラ漫画とかのセリフから映画は始まります。あらすじとしては、冒頭の台詞のような信念を持つ男子大学生の楓が、それと真逆の性質を持った女の子に話しかけられ、モアイというサークル活動を始めるに至り、惹かれるも、肥大化したモアイの中に居場所を見つけられず、想いを寄せていた彼女が自分のいないサークルで楽しそうに活動していることに歪んだ嫉妬をして、モアイや彼女に攻撃するというお話。こう書くと、すごく暗い歪んだ話だと思いますが、実際すごく暗い歪んだ男の話です。 でも自分も内に籠って勝手に壁を作るタイプだからあんまり偉そうには言えません。こんな攻撃をしたりはしませんが、わりと彼の気持ちはわかったりする。好きな人が違う誰かと仲良くしてたりしたら普通に嫉妬するし、それを見てるのも嫌になる気持ちは普通にある。わからないのは、衝動的に部屋を飛び出して彼女を探したり、遠くに見つけた彼女を見つけて走って話しかけに行ったりしたこと。いやそんなエネルギーやモチベーションで動けるならそもそもこういう人間になってないでしょう。映画なので、そこは物語っぽく作る必要があったのだろうけど、そこの動きだけ彼の設定とは、真逆の動きをしたことに戸惑ってしまった。 まあ、全く同じではないまでも、自分の内面を他人に見せられた気持ちがした、なんだか複雑な気持ちになった映画でした。[インターネット(邦画)] 7点(2022-01-07 23:31:24)《改行有》

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