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1. アルティメット・ディシジョン
これは香港格闘アクション好きにとっては思わぬ拾い物なのでは?「島内にはガスが充満しているから銃器使用禁止ネ」ということで銃撃戦を封印。ほぼ全編ひたすら格闘アクションに徹したつくりはこのテの映画が好きな人にはまず嬉しいところ。出演者は知らない人が多いけど皆動けるメンツ揃いだし、ド派手な立ち回りと今や本場香港でも滅多にお目にかかれなくなった仰々しい効果音等バイタリティ溢れる演出で魅せる、素直に燃える格闘アクションモノになっています。(とはいえ、ささいな動作にもいちいち「シュッ」という効果音が入るのは流石に苦笑したけど)ジャケや邦題からは想像しがたいだろうけど、格闘アクション好きには大推薦の一作。[DVD(字幕)] 7点(2013-04-29 21:17:18)
2. 嵐を呼ぶドラゴン
映画にはどのようなジャンルにも“古典”と呼ばれるものがありますが、クンフー映画というジャンルにおいてはこれがそれだと思います。
話自体は実にオーソドックスでシンプルな勧善懲悪ものですし、アクションは後の映画のようなスピード感や派手な演出はありませんが、キメ細かく迫力は充分でして、型の一挙一足が格好良くバシバシと決まっております。
また、ラマ僧や彼らに武術を習ったというチェ将軍の拳法も、少林派が使うそれとは少々個性付けしてあるのも特筆すべき点です。
普通のクンフー映画ならば、空手の衣装なのに格闘スタイルはクンフーというように格好だけというのが定石パターンですから、この演出センスは貴重です。
特に剛健なチェン・カンタイと柔軟なフー・シェンといった対照的な個性の立て方は見事。
武術指導の唐佳、劉家良の技量や監督の演出力の高さが見て取れますね。
とにかく気軽に見るのにうってつけなクンフー映画の良作です。
マカロニウエスタン調のテーマ曲も燃えます![DVD(字幕)] 7点(2005-09-06 14:43:56)(良:1票) 《改行有》
3. 阿羅漢
一作目『少林寺』はアクションシーンの演出においては申し分ない、・・・というか最高基準の出来でありましたが、それ以外の演出にはさほど神経を使っていないと思われる凡庸な出来でして、私的にはいささか不満が残る作品でありました。それに比べて本作のストーリーは「南北の少林寺が共に力を合わせて悪の将軍を打ちのめす」という盛り上がりを期待させるストーリーですし、なんといっても監督がカンフー映画の名伯楽ラウ・カーリョンということでかなりの期待を寄せておりました。それで実際に見た結果はといいますと・・・・・正直「うーーーーん」でしたなぁ・・。それほど盛り上がらなかったし、結論から言うと『少林寺』と五十歩百歩でイマイチ感はぬぐえませんでした。但し、カーリョンお得意のシチュエーションであるクライマックスの集団カンフーファイトは全編中出色の出来。恐らく本物の少林寺で撮影を行った映画でいっちゃん面白いのはこれではないかと正直思います。『少林寺』よりも1点高い、7点を献上させていただきます。[ビデオ(字幕)] 7点(2005-05-06 12:44:43)
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2 | 10 | 5.62% |
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4 | 32 | 17.98% |
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5 | 51 | 28.65% |
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6 | 31 | 17.42% |
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7 | 20 | 11.24% |
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