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プロフィール
コメント数 2290
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順12
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1.  アラビアン・ナイト(1999) 《ネタバレ》  5つのストーリーをオムニバス形式で語っていくシステム。ということを知らなかったので、2つ目のバクバクとかいうのが死んじゃうストーリーに変わっても、物語が変わったということに気付きませんでした。  どのストーリーもそれなりに面白いのですが、メインのストーリーでいかれたサルタン王子がひたすらヒロインを殺そうとする前半が、ハラハラして一番面白いかも。  そんで5つのストーリーの中では、一番好きなのは4つめ。物乞いのアミンとイタズラ好きの王子が入れ替わる話。単純ながらも普通にありそうで楽しいです。  『アリババと40人の盗賊』や、『アラジンと魔法のランプ』、『魔法の絨毯』など、知っている話を映像で見られるのは嬉しいものですね。ただ物語そのものはどれも『絵本レベル』なので刺激が少ないのは確か。  どちらかと言えば、子供向けファミリー映画にカテゴライズされそうですね。[DVD(字幕)] 7点(2015-11-11 04:35:43)《改行有》

2.  暗戦/デッドエンド 《ネタバレ》  余命僅かの犯罪者アンディ・ラウと、敏腕刑事(交渉人)ラウ・チンワンとの頭脳バトル+友情物語。  『アンディ・ラウは何故ラウ・チンワンを選んだのか?』といった詳細には一切手をつけず、ストーリー展開のみで見る人をぐいぐい巻き込んじゃうなかなかの娯楽作です。  アンディ・ラウの裏をかきつづけるアイデア満載のストーリーは大変よく出来ていて見ごたえがあります。また、末期癌のためやたら吐血しまくる割には、それほど悲壮感を感じさせない割り切った演出もグッド。逆に、余命いくばくもないからこそ、開き直った人間の潔さや尊厳といったものが感じられます。ラストにいたっては、自分の病気すらも相手を騙しちゃう小道具にするわけですから、もはや爽快ですらあります。  バスの女性とのエピソードまでしっかりと収拾をつけるあたりも、絶妙な余韻が残って良い感じです。『このプレゼントをもらった日が、彼に会った最後です。』の台詞からもわかるように、おそらくこの世にはもういないのでしょうが、彼が死ぬシーンを映像化せず、安易なお涙頂戴でしめくくらない作成者側の姿勢には、感動すら覚えます。  なかなかの掘り出し物でした。  これでもうちょっとだけ映像がきれいだったら良かったんですけどね。それは、まあ仕方ないか。[DVD(吹替)] 7点(2015-05-25 03:56:16)《改行有》

3.  アウト・オブ・サイト 《ネタバレ》  メインのストーリーがこれといって面白くないので、これじゃあどう頑張っても面白くなりませんよねー。  サスペンスは薄味。ラブストーリーのほうも、これと言って引き込まれるものはありません。  一時停止をしてみたり、時間軸をずらしてみたり、演出上での工夫が見られますが、今作に限ってはそんなに効果があったとは思えません。  『階段で転んで頭を撃ち抜く男』は、インパクトがあります。伏線もあります。ですが、実際にそれをやられたら、悲惨なうえにグロくてまるで笑えないのが正直な感想です。  今作の一番の見所は、『結局落とし所はどこになるんだろう?』という人の興味をひきつけるところにあると思います。『続きが気になる』というのは、個人的に映画を見る上で大事な要素です。その一点でのみ、この作品を高く評価しています。  落としどころは結局無難なものでがっかりですが、ラストのオチは大変よかった。  カレン(ジェニファー・ロペス)がヒジュラ(サミュエル・L・ジャクソン)の護送の日をずらし、フォーリーに脱獄のプロをあてがうところなんかは、これからの展開を予感させて面白い。このラストが一番洒落ています。  まあ、それだったら最初から捕まえてやるなよ、とも思いましたけどね。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2015-05-17 14:16:16)《改行有》

4.  アンドリューNDR114 《ネタバレ》  まさかの『A.I.』パターンで後半がついていけません。時間の幅が200年。時の流れが速すぎて、全く感情移入できないです。前半が良かっただけに残念です。  前半は良かったです。前半のヒューマンドラマのまま後半までいってくれたら良いのに。『ロボット+ドラマ』の物語って、テーマ先行で観客を置き去りにしちゃうものが多い気がします。時間が進むにしても、リトル・ミスが大人になったところで十分じゃないかと思います。そしてリトル・ミスと恋愛をして、同じように苦悩して、努力して、人間になることを目指せば良いんじゃないでしょうか。孫娘のポーシャまで出さなくとも、大切なテーマは十分伝わると思います。むしろ、時間の幅広すぎることが、せっかくのテーマ・主張が伝わらない原因になっている可能性すらあります。正直リトル・ミスと恋愛してくれたら、感情移入もしやすかったし、テーマが胸に響いた気がします。  アンドリューが人間臭くなりすぎて、少々傲慢さが気になってしまうのもマイナス。見た目が人間っぽくなっても、中身はロボットらしさを残してほしいです。変なタイミングで『人間社会の常識はわからない』みたいな変なロボットらしさを出したりしますが、そーゆーことではないんです。なんとゆーか、映画に出てくるロボットは、人間の持つ美徳のみをつめこまれた人工知能という設定が多いのです。だからこそ、ロボットが人間に憧れるように、人間もまた内面が美しいロボットに憧れる、そういう存在であってほしいのです。それなのに、そのロボットならではの内面の美しさをすり減らし、わざわざ人間臭くしすぎるのはどうかと。  前半の感動や切ないストーリーがすべて消え去ってしまう後半。もはやアンドリューが前半と後半で同じ存在とは思えません。一番変わってしまったのは、外見ではなく中身だと思います。[DVD(字幕)] 4点(2015-03-19 13:07:14)《改行有》

5.  アメリカン・ビューティー 《ネタバレ》  結局映画は、『好き』『嫌い』で左右されるものでしょう。ですがもう一つの選択肢として、『どうでもいい。』という選択肢があるのに気づかされました。  この作品は、日常における人間の醜い部分だけを集めたような作品です。不倫もゲイも夫婦喧嘩もドラッグも、どれも身近になくどれも興味がない自分にとっては、まさに『どうでも良い作品』です。  それでも最後まで見ちゃったのは、落としどころが気になったから。そして落としどころは良いんじゃないでしょうか。『家族愛』が好きな私にとって、レスターがアンジェラに欲望以外の優しさを垣間見せるシーン、写真立てをみる表情、そのどれもが切なくて好きです。『もしかして、ここまでバラバラになった家族が再生していくのか?』と思わせといてあのラストです。衝撃ですね。  この作品の一番凄いところは、こんなつまんねー題材でも、普通に最後まで見られてしまうところかもしれません。ですから、映像作品としてのクオリティはきっと高いんだと思います。  それに、レスター・バーナムは典型的なダメ人間だと思うのですが、そこからの脱却の仕方を描いているという点では本作に好感が持てます。  本作の評価は『誰に最も共感できるか』に尽きると思いますが、私が唯一共感できた人は奥さんだったりします。一生懸命仕事して、料理して、娘の応援に行って、父と娘の橋渡しをしたいと思っている奥さん。なのに旦那があんなんで、娘に生意気な態度取られまくったら、そりゃ浮気のひとつもしたくなりますって。いや、浮気を肯定する気はないんですけど、今作に限っては、浮気をする心理状態に陥ったのは、家族に責任と原因があるんじゃないでしょーか。  だから奥さんに共感している時点で、僕には合わない映画だったのでしょう。  それから、僕の好きな『今日は残りの人生の最初の日』っていうチャールズ・ディードリッチの名言を、なんとなくこの作品では使ってほしくなかったな。 [ブルーレイ(字幕)] 4点(2015-02-13 02:05:01)《改行有》

6.  アンツ 《ネタバレ》  これは面白いです。映像も非常にクオリティが高い。何よりキャラクターに魅力があります。  確かに始めは無駄にリアルな虫の描写や窪んだ目に、愛らしさのかけらもないと思ったものですが、慣れてくると愛着がわいてきます。ひとりひとりの個性がはっきりしているため、感情移入もしやすいです。30分くらいする頃には、自分もすっかりこの世界の住人に。虫眼鏡のレーザー光線や蝿たたき、人間の足など、人間は恐ろしい存在ですね。  また、本作の特筆すべき点は、虫の視点で全ての物語を構築し、その上で、ラストに私たちの世界とリンクさせるそのセンスでしょう。素晴らしい世界観です。私たちにはただのゴミ箱でも、虫にとっては『インセクト・ピア』。ゴミ箱が伝説の桃源郷になるっていうその発想に感嘆します。  一つ苦言を呈するならば、自由賛歌が度を越している点でしょうか。  大人であれば分別があるので笑って見ていられるでしょうが、分別の無い子供がこれを見た場合、労働を軽視してしまわないか心配になります。  映画としてはほとんど満点の完成度でしょう。大変面白い作品です。[DVD(吹替)] 8点(2014-06-26 06:04:32)《改行有》

7.  アンフォゲタブル 《ネタバレ》  この作品ならではの設定を最大限に活かした演出に大満足!記憶を継承できるというメリットだけでなく、心臓に多大な負担をかけるというリスクを用意していることが素晴らしいです。この設定によって、クレイン(レイ・リオッタ)の亡き妻に対する誠実な想いがより強く伝わってきます。そしてその強い気持ちがブリッグス(リンダ・フィオレンティーナ)に伝わることで、彼女が心強い理解者であり協力者になっていくことに整合性が生まれます。  更には、見られる記憶は断片的であり、選べることもできないという不便さが良い。事件や事故の現場に行き、似たような状況を作る必要があるという条件がついていることも良い。記憶の継承という最大の利点と、それに伴うリスク及び様々な制約のバランス。この絶妙な匙加減がサスペンスとミステリーの面白さをより一層ひきたてていますね!  最近見た中ではかなりのヒット作でした。  ラストは涙まで誘うドラマ性。ジャンルに『ラブストーリー』を付け足したいくらいです。  でも子供たちのことを考えれば、クレインの行動は決して最良とは言えないんですけどね。ですが、気持ちを考えればクレインの行動を否定することは出来ません。これ良い映画ですね。ただのサスペンスの枠には収まりきれない、本当に良い作品だと思います。[DVD(字幕)] 8点(2014-05-06 15:36:17)《改行有》

8.  アライバル-侵略者- 《ネタバレ》  『ゼイリブ』に似ていますが、こちらのほうがサスペンス色が強く、ハラハラします。あちらはサングラスでの殴りあいばかりが印象に残っています(笑)  手堅く作ったストーリーながら、多岐にわたる暗殺とテンポの良い展開、ほど良いミステリーによって飽きることなく見ていられます。惜しむらくは、その手口が非常に人間臭くて、せっかくの『宇宙人モノ』という設定が存分に活かされていないことでしょうか。その辺りは手堅すぎましたね。  後半になると、地下基地や宇宙人の造形も明らかになるため、視覚効果でも楽しむことができます。が、やはりSF好きの人達がSFを見る意識で本作を鑑賞した場合、さすがにこれだけでは物足りなさを感じてしまうのもやむを得ないかもしれないですね。  ただ本作は非常にバランスの良い作品であり、誰が見ても楽しめるエンターテイメント作品として、まずまずの出来であることは疑いようがないと思います。それなりにサプライズも用意されていますしね。  ということで、あまり色眼鏡をかけずに観てもらえれば、思いの外楽しめるんじゃないでしょーか。個人的にはオススメの1本です。[DVD(字幕)] 7点(2014-05-05 09:42:40)《改行有》

9.  悪魔の恋人 《ネタバレ》  盛り上がらないストーリー。メリハリのない展開。緊迫感に欠けるサスペンス。恐怖感の足りない演出。定まらない方向性。  序盤で、クラブから急に「逃げろ!」みたいな展開になるんですが、いったい何が起こったのか、何から逃げているのか、それすらもよくわからないのです。なのに、屋上の梯子を降りるシーンで、なんか「こーゆー展開がスリルあって楽しいだろー」みたいな演出をしちゃっているので、なんとなくこの作品大丈夫なんだろうかと不安になりました。  極めつけは終盤。悪漢たちに家を取り囲まれちゃうわけですが、そもそもお父さんが悪漢たちの家をあそこまで荒らせばそりゃー報復は受けますよ。もちろん、車を壊された代償と考えることもできますが、娘を守ることが大事であればそんな浅はかな行動はとるべきじゃありません。インテリなんですから、もっと理性的な常識人として行動してくれれば手放しで応援できたのに。父親にも非があるからなんか感情移入しきれないじゃないですか。  まあいろいろ悪く書きましたが、デビッド(マーク・ウォールバーグ)の偏執愛、パラノイアとでもいうのでしょうか、その雰囲気は徹底されています。でも、もう少しサイコっぷりを発揮してくれても良かったんですけどね。少し物足りないかも。  ネタバレしまくっている上に、超ださの邦題もマイナスですね。[DVD(字幕)] 4点(2014-04-27 13:11:04)《改行有》

10.  アパートメント(1996) 《ネタバレ》  もう絶対無理なタイプの映画でした。ってゆーか、マックス、早く仕事しに日本に行ってください。大口の契約なんでしょ。いきなりダメ人間っぷりを見せつけないでください。仕事にプライドもって頑張る人物であればもっと感情移入できたのに・・・。  そしてアリス。本当にあなたは最低です。映画が面白くなるのであれば何しても良いわけではありません。アリスのことを心から信頼し、大切に思う人達の心を騙し、裏切り、踏みにじり、自己愛に溺れるあなたに全くついていくことができません。あなたのせいでリザは死んでしまったのですよ。  そしてマックスの友人君。自己顕示欲が強い一方で、実は結構情けないタイプのそこのあなた。あなたの存在はこの映画の中で、リザと並んで僕をほっとさせる貴重な人物でした。だから・・・まじドンマイ!  とゆーことで、ミステリー調なストーリーはとても好きです。(中盤くらいでアリスの正体がわかっちゃっうのは残念ですが)断片的なシーンや伏線を少しずつつなぎ合わせ、少しずつネタバレしていく演出なんか最高です。だけど僕はこの映画が大キライです。[DVD(字幕)] 3点(2014-04-10 05:08:46)(良:1票) 《改行有》

11.  アポロ13 《ネタバレ》  宇宙を舞台にした映画は好きなんですが、真面目すぎる映画は今いち肌に合わないみたいです。これはもう映画の質とは関係なく、相性の問題みたいです。おそらくは、宇宙船に関する知識がなく、日常生活ともリンクしていないため、どんなにわかりやすい説明をされてもピンとこないのが原因でしょう。つまり、理解はできるのですが、実感できていない状態です。  今作品は、船内、管制塔、家族の3つのシーンをほど良いバランスで交互に映してくれたのが大変良かったです。ジム・ラベル(トム・ハンクス)の奥さんが、事故後にマスコミ関係者と絡むシーンや子供や祖母をいたわるシーンは個人的に名シーンだと思っています。この一連のシークエンスがあるのとないのでは、今作品への思い入れは全く違ったものになったでしょう。  船内のシーンや管制塔のシーンでは使用されている単語が専門用語が多いため、前後の文脈判断から何となくしか現状をつかめません。専門的な予備知識がある方はきっとたまらなく面白いのでしょうね。いいなあ。  宇宙飛行士、管制塔スタッフ、家族、全員が「無事に地球に帰還する」というひとつの目標に向かって動くわけですから、そりゃあ面白いです。ラストの大歓声なんて、感動するに決まっています。  それでも、鑑賞中に2回ほど時間を確認しちゃったのです。心のどこかで、長いなぁと思っちゃっているのです。登場人物たちと自分との温度差が確かにあったのです。念を押すようですが、これは相性の問題であって、おそらくこの作品の質の問題ではないと思います。知識不足で宇宙に思いを馳せられない僕が悪いんです。参考にならないレビューですいません。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-04-08 14:58:49)《改行有》

12.  アメリカン・プレジデント 《ネタバレ》  いやあ、これはもう「デーヴ」より好きかもしんないです。シリアスとコメディとロマンスが最高のバランスです。最高のエンターテイメントです。  大統領シェファード(マイケル・ダグラス)の人柄もさる事ながら、アネット・ベニング演じるシドニーの魅力が全然大統領に負けていないのが素晴らしい。見ている間、ずっと二人を応援しちゃいます。また、マーティン・シーンやマイケル・J・フォックスやサマンサ・マシスといった有名な俳優さんや好きな女優さんが、さりげない個性で大統領を支えている感じがたまらなく良いです。  それに、こういったドラマではお約束かもしんないですが、この映画でも「大統領」という立場を利用した大統領ジョークがちょいちょい炸裂するのです。序盤でシドニーからいたずらと勘違いされ電話を切られ、花屋からいたずらと勘違いされ電話を切られ、もう笑いっぱなしです。  そして終盤に近付くにつれ、感動的な台詞が多くなり、今度は涙腺が緩んでしまいます。ラストの演説はもちろんですが、報復爆撃を命じた直後の大統領の言葉も胸につきささるものがあります。  傑作です。超オススメです。これは本当に良い映画ですよー。[DVD(字幕)] 10点(2014-04-03 04:27:10)(良:3票) 《改行有》

13.  アウトブレイク 《ネタバレ》  すばらしく面白い作品でした。8点~10点の間で迷ったのですが、他の方も言及されているように、軍の陰謀が明らかになる後半、言われて見れば普通のB級サスペンスアクションものになってしまった感がありますね。よって残念ながら満点とは良い難いのですが、とにかく感染が複数の経路から広がっていく様子の緊迫感が尋常ではなかったので、10点に近い9点かと思われます。  こちらのレビューを見るまでは気付きませんでしたが、なるほど、感染症一本に絞ったほうが映画の完成度、面白さは格段に増したかもしれません。それは裏を返せば、映画のテーマを表現するための本作品のクオリティが非常に高いということでしょう。ですがあえて別れた妻との復縁ドラマや、軍の重要機密(=細菌兵器)という複数の要素を盛り込もうとするアメリカ映画のサービス精神は嫌いではありません。むしろ真面目に作りすぎず、娯楽作品としての立ち位置をぶれさせない姿勢は潔いかもしれません。それでもソルト少佐(キューバ・グッディングJr)の「できました」は笑っちゃいましたが。ワクチンの出来上がりがマックより早いです(笑)  スピード感、緊張感、どれもこれも一級品のオススメ作品です。[ブルーレイ(字幕)] 9点(2014-03-27 03:39:56)《改行有》

14.  暗殺者 《ネタバレ》  アクションとしてサスペンスとしてふつーに面白いです。ミゲル(アントニオ・バンデラス)登場のシーンが、つかみとしてすごく良い気がしますね。ラス(スタローン)はもちろんのこと、この謎の殺し屋も只者ではないってことがめちゃめちゃ伝わってくるんです。ラスとの銃撃戦に警察が加わり、旗色が悪いと見るやあえて警察に捕まり、その後パトカーから脱出するミゲル。よくあるパターンと言えばそうかもしれませんが、アクションに戦略や心理戦をちょっとスパイスするだけで、こうも見ごたえが出るものかと感心します。  ただ、ディスクがターゲットになってからの攻防は、ストーリーそのものに難があったかもです。はっきり言っちゃえば、ディスクの重要性が伝わってこないだけで面白さが半減しちゃうんです。仲介役(実はニコライってのも意味がよくわからん)の目的とその説得力ってのも実に中途半端。娯楽作品だからこそ、動機がはっきりしてくれていると物語にのめりこめて面白いのです。その辺りは今ひとつだったかな。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-03-02 18:39:01)《改行有》

15.  あなたが寝てる間に・・・ 《ネタバレ》  嘘をつきつづけるってのが凄く苦手なんです。いつばれるのかってハラハラすると、そっちが気になっちゃって他のことが頭に入ってこないんですよね。だから、高評価につられて見てしまったわけですが、やや苦手なシチュエーションでありました。  サンドラブロックは好きな女優さんですが、個人的にイメージができすぎちゃっているところがありました。スピードやデンジャラスビューティ、最近ではゼログラビティ。だから、ラブコメ?って感じにはなりましたね。ところが、見ているうちにどんどん可愛く見えてくるから凄いです。彼女の演技の幅って広いんですねー。  正直、恋愛は一途ものが好きです。弟君が好きだと上司に告白しちゃったときはもうびっくり。あっさり乗り換えちゃうんですね。その辺りもふくめ、普通だったら共感できないはずなんですが、脚本の出来が良いのか、役者さん達が良いのか、なんか知らず知らず見入ってしまいました。  極めつけは結婚式での告白のシーン。ここはもう素直に感動しました。特に、「家族のみなさんを愛してしまったのです。一人ぼっちだった私が・・・」のくだりは涙ものです。そして、料金所で小銭の代わりに出される指輪。ラストのナレーションの有名すぎるフレーズでのしめ。ラブコメとしては普通の良作の域を出ていないかもしれませんが、ラスト10分でただのラブコメから感動できる味わい深い作品へと昇華されましたね。 [DVD(字幕)] 7点(2014-02-24 05:27:38)(良:2票) 《改行有》

16.  アイ・ラブ・トラブル 《ネタバレ》  良作。これは面白いです。コメディとしてはこれくらいのバランスが一番自然に笑えて心地よいと思います。  サブリナ・ピーターソン(ジュリア・ロバーツ)とピーター・ブラケット(ニック・ノルティ)の取材合戦もさることながら、二人が合流してからのやりとりも楽しいです。「力を合わせよう」「ネタを出し合おう」とか言いながら二人とも口ばっかりで笑わせてくれます。ここまで仕事最優先に競争心まるだしで、平気で相手を出し抜こうとすると、すがすがしくすらあります。いざピンチになったら息ぴったりに協力しあっちゃうところなんかも良いし。  サスペンスの要素も、だらだらしがちなコメディのクオリティを上げるのに一役買っていると思います。まさにほど良い緊張感を生んでくれているんです。  突出するような名シーンや派手な演出がなくとも、バランスが良ければ映画は面白くなるもんだとあらためて感じました。[DVD(字幕)] 7点(2013-12-17 14:42:35)《改行有》

17.  アフリカン・ダンク 《ネタバレ》  アフリカの景色がこの上なく美しい!この映像美を堪能していたはずなのに、気づいたらメインのストーリーにも釘付け。ジミー(ケビン・ベーコン)が終始誠意をもってウナビの人達に接していたのも好感が持てたし、ウナビの人達のジミーへの接し方も凄く良い。  ウナビの人達はジミーを無下に排除するようなこともなく、かといってめっちゃ親切にするわけでもなく、絶妙な距離感で接していたのがとても好印象です。  そんで、最初はいかにも「異国の人」って感じで浮いていたジミーが、いつの間にか村にめっちゃ溶け込んでいるんです。これが良いんですよね。で、ジミーとウナビの人達の絆を強くする原動力になったのが、皮肉にもニャガ一味。皮肉にもって言うかお約束ですね。 でもそのお約束を期待して観ていた側としてはもう大満足なわけで、そこからは期待通りのスポコンものへとスムーズにシフト。  いやー、王道って大好きです。ひとつだけ難を言うなら、映画に個性を持たせようと思ったのか、ジミーをウナビ族にするプロセスがちょっとしつこすぎたかもしれないですね。笑えたけど、しつこい。  それからサーレの兄ちゃん、すごい感動したし、ボルテージ最高潮まで上がったので、ついでにラストで兄ちゃんもついでにスカウトしちゃいましたー、みたいな終わり方だったら、更にプラス1点だったかな。[DVD(字幕)] 7点(2013-07-15 03:10:11)(良:1票) 《改行有》

18.  アサシン(1993) 《ネタバレ》  この映画ってやっぱりニキータと比較してレビューしたほうが良いんでしょうか?(笑)  正直ひりつくような緊張感をまとっていたのはニキータのほうです。アサシンは、ほとんど同じストーリーにも関わらず、なんか娯楽色が出ちゃっているんですよね。これがすべてを同じ色に染めてしまうハリウッドパワーなんでしょうか。  個人的な好みで言えば、ニキータのほうが好きなんですよ。なぜかと言うと、アサシンでは、調教前と後がちょっと変わりすぎてしまっている気がするんです。ニキータでは、調教後もあの独特の悲壮感や孤独な雰囲気が消えていない、ここが良かった気がするのです。  だから、ニキータであったから効果的であったシーンも、アサシンで同じように使うと「いや、なんか違うなー」って気持ちが先に出ちゃうのが残念。  無意識にも比較されちゃうのはリメイクものの宿命ですね。  ただ、ニキータは3回くらい見ているのですが、最後に見たのが10年以上前だから、もし今見たらまた感想が変わるかもしれません。  昔の映画のほうが良く思えるのは、単に感受性豊かな年頃の時に見たせいかもしれないですしね。本当の意味での比較なんて、ほんとは誰にもできないのかもしれないです。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2013-07-10 03:34:55)(良:2票) 《改行有》

19.  アシュラ(1993) 《ネタバレ》  B級感丸出しのセンスのかけらもないタイトルに完全にだまされました。  これは素晴らしい掘り出しものじゃないですか。  前半だけ見ると、ただのライトなラブコメにすぎないのに、だんなが殴打された辺りからとんとん拍子に残酷悲劇物語へと見事なスライド。しかもその悲劇っぷりの容赦のないこと。前半のゆるいライトコメディーとの対比が完璧なまでに決まっていて、前半の幸せで明るい雰囲気が、後半の陰惨な物語により深い影を落とすことに成功しています。  全編通して若干粗い造りではありますが、そんなことが気にならないくらい物語にひきこまれちゃいましたね。特に復讐シーンが一番つっこみどころが多く、でも一番カタルシスを感じさせてくれる徹底ぶり。  ラストも完璧。文句なしの傑作です。  シヴァーニの美しさも◎でしょう。おススメです。[DVD(字幕)] 9点(2013-06-30 05:17:25)《改行有》

20.  アビス/完全版 《ネタバレ》  「ファンタジー」は、もしかすると絶対的な目線で観賞すると限界があるのかもしれないです。  この作品、もちろん専門家からするといろいろと言いたくなることもあるかもしれませんが、私程度の知識で観賞するとかなりリアルに感じられます。  それは、潜水艦沈没からそれを救出するまでの流れだったり、軍と民間との目的意識の差異やそこから膨れ上がる確執であったり、また後半のハード・サスペンスだったりです。それに夫婦間の心のすれ違いもそうですね。  ラスト間近の、核弾頭回収(分解)のための深海へのダイブは、見ているほうが奈落へひきずりこまれそうなほどの迫力。本能的な恐怖を掻き立てられる演出で、この作品の中で一番恐怖を感じました。  とまあ、話が長くなりましたが、これが「人間」のリアルな世界。そのリアルを徹底して表現し、人間の限界を私達が感じるときに、突然現れるのが「エイリアン」達です。その出現のタイミングが本当に見事で、私達人間の限界を感じる世界をより明確に描くことで、相対的にエイリアンがもたらす「ファンタジー」の効果が絶大な効果を発揮しているんです。  深海で、「ここにいるよ。」と通信を終えて座り込むバッド。酸素は残り5分。普通に考えれば、ここからの逆転はありえないわけです。また、そう思わせるくらいのリアルさがこの作品にはあります。  ところが、そこで出てくるか、エイリアン。  そう、これこそが僕がファンタジーに求める究極の形のひとつなのです。 [DVD(字幕)] 8点(2013-06-19 04:01:08)《改行有》

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