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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 火星人メルカーノ アルゼンチンや文明社会に対する風刺としては面白いが、中島らもが模写したはるき悦巳の漫画以下であろう落書レベルのビジュアルが、正直キツい。[DVD(字幕)] 4点(2012-08-21 02:20:01) 2. カイジ 人生逆転ゲーム エスポワール編からEカード編まで、パラパラとテキトーに流し読みしたような、ユルく味気ない達成感。このユルさが、長所でもあり短所でもある。 凡庸……ッ!見せ場を逸した作品ならではの、耐え難い凡庸……ッ!(福本信行風に)[DVD(邦画)] 5点(2011-10-22 00:59:12)《改行有》 3. 片腕マシンガール 武勇伝チックな私事で恐縮だが、昔職場にて、背中を平凡な文具ハサミで刺されて7針も縫うような怪我をしたことがある。 それは「包丁で指を切る痛さ」ではなく「同級生が悪ふざて腿に打ったヒザ蹴りの痛さ」に近い鈍痛で、「刺された」という実感は皆無だった。 当時勤めていたその職場の更衣室で上着を脱ぐと、白シャツが赤シャツに変わっており、そこで初めて「刺さってたやん!」と気付いた。 シャツを脱ぐと、当然背中は血だらけ。何処に傷があるか、まったくわからなかった。 「ちょっと背中に力を入れてみれば、血が出て傷口がわかるかも」と思い、更衣室にあった鏡を背ににて、思いっきり背中に力を入れてみた。 「ぷしししー!」そんなトホホ気味な音がしたような記憶があるのだが、定かではない。だが、驚くほどの勢いで背中から血飛沫が上がり、あっという間に鏡面が赤く染まった。えらいこっちゃだった。 その時の教訓は、ずばり「刺されたときは、力まずに」である。 その後、処置に当たってもらった医師が言うには「や、筋組織にも内臓にも達していないし、大事な血管も傷ついてないんで、まぁ深刻な傷ではないですよ」との事。あんなに血飛沫が上がったのに?「うっひゃあ、Ⅴシネみたいやーん!ヤバいんちゃうーん!?」と、思ったのに? 意外と呆気無い傷(それでも刺されたうえに、7針も縫ったのだが)でも、傷の部位によってはⅤシネ並の血飛沫は出るもんなのである。 めっさ長くなったが、そんな「ちょっとアウトロー」な体験を、この映画を観て、ちょっと思い出した。 それにしても、出過ぎですよ。血。[DVD(邦画)] 5点(2011-08-15 04:28:00)《改行有》 4. 崖の上のポニョ 「子供の頃にポニョ観てさぁ。水面の上って、頑張ればもしかしたら走れるんじゃないか?って信じたよ。あの時。」と、今の子供たちが、将来何年後かに思い出すんだろうなぁ。 かつて「未来少年コナン」を観た私が、飛んでいる飛行機の羽の上を走ることが出来ると信じたように。[DVD(邦画)] 9点(2009-07-30 20:43:24)《改行有》 5. かちこみ!ドラゴン・タイガー・ゲート 「B級カンフームービーのカリスマ」と、噂に高いドニー・イェン。映画は未見だったので期待してました。破綻寸前の物語、隙だらけの設定、ケレンミたっぷりの登場人物等は「イカニモ」といった感じ。でも、アクションシーンのデタラメな格好良さに圧倒されちゃいました。イイね!テンポと勢いが半端無くイイ。全体的な完成度の安普請さを楽しく騙してくれるアクション作品の名作でしょう。この作品のツメのアカでも北村龍平あたりに飲ませるべき。[DVD(吹替)] 7点(2008-04-07 01:20:37) 6. 亀は意外と速く泳ぐ 悪ノリ気味で無駄な寄り道感もある笑いもソコハカとありましたが、こういう平凡リスペクト(?)作品は嫌いじゃないのでソコソコに楽しめました。冒頭の小田扉のパラパラ漫画、ラストシーンの飛行機、上野樹里の髪型オチは、秀逸。[DVD(邦画)] 7点(2008-03-18 01:02:59) 7. カオス(2005) 脚本は結構イイ感じで私好みなんですが、カロリー高いだけに健康的とはいえないアクションのジャンクさが正直しんどい。しかし、キャストや展開のテンポはイイ感じ。二重底ミステリとしても、うれしい誤算というか。[DVD(字幕)] 7点(2007-06-14 01:26:37) 8. 風を見た少年 The Boy Who Saw The Wind 《ネタバレ》 まず好印象だったのがマーケティングの勝負を捨てている点と、C・W・ニコルの思想の反映。これって、ここ最近のアニメからしてみれば大冒険だと思う。近年のアホみたいなテンションだけの子供騙し作品に比べれば数倍良心的。夢のない大人やオタクを相手にしていないという点もステキなのだが、名作だったか?と問われれば、やはり地味さが鼻につくというか。素朴さ?ナチュラルさ?それはそれで嫌味な感じがするんですよね。子供向けにしては(ゆえに、か?)説明不足な点も、誤魔化しきれていない勢いのなさ、というか。毒性は低い分だけに薬としても力量不足な気もします。まぁニコル作品「勇魚」を髣髴させたりするシーンなんかもオマケで加点かな。[DVD(邦画)] 5点(2007-06-14 01:16:35) 9. かもめ食堂 のんびりとして、さして退屈もさせず、美しいわけでもなく、感動するわけでもないのに、確かな面白さが存在する。邦画界の夜明けというか、午睡とでもいうか。否、白夜かも?笑。「アリー my Love」「セックス・アンド・ザ・シティ」「ブリジット・ジョーンズの日記」に負けずとも劣らない負け犬(BY酒井順子)のための叙情詩とも、いえる訳だが、そこまで不躾でないというか。面白かったです。予断だが・トンカツの添えにレタスという、王道に対しての明確なアンチテーゼは、大事だ。←勝手な解釈。かもめ食堂め![DVD(邦画)] 8点(2007-04-02 22:56:21) 10. カポーティ 《ネタバレ》 観衆や読者、発信する側すらをも求める「安易で刺激的なフィクション」と、画一的であるわけがない現実・事件・人間像。そのギャップの渦中にうっかり存在してしまった「作家」の不幸を、実に丁寧に、かつ静謐に描いた作品。作家としての矜持がカポーティ自身の筆を折ったのだろうか。原作どころかカポーティの存在すら知らなかった勉強不足の私だが、「冷血」カポーティに関する興味は、湧いた。[DVD(字幕)] 8点(2007-03-18 20:59:44) 11. 隠された記憶 画面から抜け出すかのような緊張感は他に類を見ないピリピリ感で、淡々と狂気じみていく世界観は流石でした。特に始まりの五分間の緊張感といったら…。この監督、半端じゃなくどこかおかしい。「点数付け難い」という意見には、超賛同。0点と評価もできるし満点ともいえるし…この監督にエンタテイメント性を求めるのは筋違いなんでしょうか、ねぇ。この評価は、全然アテにならない五点だと思って頂きたい。白旗。[DVD(字幕)] 5点(2007-02-01 00:10:50) 12. カンフーハッスル これを製作した人達になら、日本の馬鹿アクション漫画(ドラゴンボールを含む)を実写映画化してもらってもいいとさえ思える。こういう作品を制作するセンスは、何気なくありそうで、ない。というか、正しく「ありえねー」才能だと思う。ド派手で超濃口な演出や「シャイニング」な小技にも爆笑。[DVD(字幕)] 9点(2005-12-12 01:18:46) 13. 華氏911 各メディアのブッシュ批判がアリキタリになってる昨今、今更な感じ?前半は。まぁ、反ブッシュのプロバガンダな印象は確かに感じるが、あそこまで込み入って大統領に喧嘩上等!としているM・ムーアにゃ、感心しちゃいますよ。しかし、全体的に俯瞰してみると前半・後半のバランス感に欠ける作品ではあります。しかしM・ムーアの鮮度ってのも、落ちつつあるなと、感じちゃう私が俗物なのかもね。[DVD(字幕)] 7点(2005-11-14 13:15:20) 14. 回路 な~んかキャラクターの人間味の無さが、つらい…故に感情移入しにくかった。現実世界→歪曲→非現実へのプロセスが唐突っていうか強引で、別の意味で奇妙でした。飛び降り&飛行機落下のシーンは、白昼夢っぽさステキ、でしたが、合わせて一点。加藤晴彦の演技力に一点。都合、合計二点。2点(2004-08-24 10:56:35) 15. カンパニー・マン V・ナタリのセンスは、「くらっ」とくるほどに、スキ。前作を越えきれないにしろ、この監督の才能は素晴らしい。次回作もこのクオリティーを維持して欲しい。 8点(2003-11-14 01:04:46)《改行有》 16. 火山高 ん~期待するとダメかも。設定は突き抜けた感じなんだけど、それ以外が突き抜けてないって言うか、です。色々な意味で「惜しい!」な感じ。嫌いじゃないんですけど、ね~。4点(2003-09-28 11:43:01) 17. カオス(2000) 結構知られててもいいと思う作品なんだけど、俺の周りでは意外と誰も知らない。中谷美紀の良さを知るにはこの映画が一番じゃないのかな?ラストのアレも、印象的、です。7点(2003-05-18 17:29:08) 18. COWBOY BEBOP カウボーイビバップ 天国の扉 音楽、脚本、登場人物。この三拍子がここまで「粋」なアニメって実は稀有。しかもSFアニメで。楽しめる。 8点(2003-04-02 17:57:13)
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