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1. 合衆国最後の日
《ネタバレ》 核戦争を避けるために、制限戦を戦う。いつでもボタンを押せる事を示すために、大量の死者を出し続ける。サイロジャックした元将校が公表を要求し、大統領もそれについてひどく怒っている。
が、よく考えると核ミサイルを持ち合っている国同士(代理だとしても)の戦争が、通常線にならざるを得ないのは当然で、むしろ倫理的・合理的と言えるかもしれない。
これに対して「不道徳」などと言った大統領には、何の話をしているのか?と思わざるを得ない。
この政治家らしからぬ正義感を持った大統領の志が、「薄明かりの中の煌めき」だったのかもしれぬ。だが、その意思を託された者は、最後に頷いていない。悲しい結末の物語である。
それとは別に、サイロジャックをする過程や、安全装置と外部システムからの切り離しなどの描写はちょっとスリリングで、発射しそうになるミサイルなどと共に手に汗握らされる。映画としては面白いと思う。[DVD(字幕)] 6点(2014-02-27 17:32:36)《改行有》
2. 海底超特急 マリン・エクスプレス〈TVM〉
《ネタバレ》 30年前に見損なったテレビスペシャル・アニメーションを見れるとは!と、思ったら、普通にTSUTAYAにあるのか。
アメリカ西岸部と南太平洋の島々、そして東京を結ぶ、海底列車の中で巻き起こるサスペンス。…のはずが、途中から、ヘンなSFになっていて、時空を超えて太古の海洋帝国と宇宙人の戦いの物語に。
途中まで引っ張った世界観と、後半のそれが違い過ぎで、きつい。なんでも、手塚の構想では、ムー帝国と宇宙人の戦いのほうがメインだったそうだが、放送当時でさえ、ムー大陸の古代文明なんて古臭い話だった。
ああ、でも物語の着地点では、「愛が地球を救」わなきゃいけない事情があるのだから、難しいものだ。[地上波(邦画)] 3点(2012-09-16 10:58:08)(良:1票) 《改行有》
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