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1. カラスの親指
《ネタバレ》 面白かったです。
この映画に限らず、映画批評で良く、「ツッコミどころが」とか「リアリティが無い」とか聞きますが、フィクション
作品は原作者なり脚本家なり監督なりが最終的に描きたい・伝えたい事があって、それに導くようにストーリーを作って
いく訳だからそりゃご都合主義な部分も多々あるでしょう。要はその伝えたい事を観る側が受け取れるか、そしてどう
感じるか、それだけで良いと思います。
この作品では、余命僅かな元詐欺師が自分の過去を悔いて、過去に巻き込んでしまった人達を再生させるためにひと芝居
を打つ。そして皆前を向いて歩いて行く、再出発が出来る様になった。
その過程のトリックも面白かったし、温かい気持ちで伝えたい事を受け止められたと思います。[DVD(邦画)] 7点(2022-09-20 13:49:45)《改行有》
2. GANTZ
《ネタバレ》 原作は全巻読んでいます(好きです)。原作の世界観をどれだけ再現してくれているかがポイントでした。
一言で言えば「原作のLite版」といった感じでしょうか。原作のエログロ感を望む方には物足りなく感じられでしょう。目玉である戦闘シーン(田中星人、おこりんぼう星人)のボリュームや、大事なエピソードもかなりカットされています。それでも限られた時間内で上手くアレンジし、纏められていると思いますよ。田中星人の登場シーンは、原作より不気味な感じがしましたし、あのしぶとさにも怖い。CGも悪くないし、GANTZスーツ・武器の造形に関しては文句無しです。GANTZは、奇抜な星人や、凄まじい戦闘シーンだけでなく、戦いを通じて登場人物が成長・変化して行く点も非常に重要な要素だと思うのですが、その辺りも表現されています。
鑑賞前は不安でしたが、十分楽しめました。
但し、小島多恵に関しては・・・・。まあ、登場時間が短かったので、2作目で納得させてくれる事を期待します。[映画館(邦画)] 8点(2011-01-29 23:24:34)《改行有》
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