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21. KAFKA/迷宮の悪夢
最初究極につまらない映画だと思い、眠けをもよおしたため一旦途中で観るのを辞めたほどだったが、続きを我慢して見ると後半のカラー部分に差し掛かるあたりは結構面白い。
カラー部分が8点くらいの出来で、白黒部分が2~3点位の映画だと思う。
しかし、全体を通すと哲学的色彩を帯びていて確かに結構凄い映画なのかもしれないと思えるような迷宮に迷い込む。
この映画に10点をつける人がいたとしても納得は行く独特の雰囲気を持った映画。
もう1回見れば感想はだいぶ変わると思うが、前半部分が究極なので勘弁して欲しい。
「真実」と「無知」。
真実を知ることが果たして良いのかどうかこの映画を見て本当に感じた。
あの主人公でなくても、自分でも「自殺」と答えるだろう。
ソダーバーグだけあって計算され尽くされた狙いのある映画なのかもしれない。4点(2004-12-27 23:38:55)《改行有》
22. 華氏911
《ネタバレ》 ボウリングの頃は、マジな感じとユーモアな感じが半々くらいに保たれていた気がしたが、今回は9:1くらいでユーモアを捨ててほとんどガチンコの勝負をしている。
相手が相手だから逃げもかわしもしない直球勝負に出たなあという感じがする。
ブッシュ本人のことや石油の利権や軍需産業の癒着、サウジとブッシュとの関係やイラクとブッシュとの関係、9.11が起こった背景等ははっきり言ってほとんど知識ないんで論じることは出来ないけど、
罪のないイラクの人々が死んでいく姿と「助けに来たのに何で攻撃されるんだ」と嘆く兵士の姿、息子を失った家族の深い悲しみと息子が書いた手紙には、全てブッシュのやっていることは間違っているということと彼の嘘を痛烈に感じずにはいられない。
権力者の下に踊らされ、恐怖を植え付けられ知らぬまに自分の自由や思想を失っていく人々にはテロ以上の脅威を感じる。
真に恐ろしいのはテロリストではなく紛れもなくブッシュだろう。
映画としての面白さは本作からは感じないが、人に訴える熱情がこもった素晴らしい映画だとは思う。
自分の利やカッコのために苦しむ人がいるということを知ってもらうために特に政治家や政治を志す人には見てもらいたい。
次の大統領選は本当に楽しみだな。ブッシュが勝つのかムーアが勝つのかというようなもんだな。
ケリーが勝ったら勝ったで、ムーアのおかげで勝ったと言われるのかな。
メディアやマスコミを使って世の中を動かすというのはあまり好きではないがな。8点(2004-08-15 00:29:47)(良:2票) 《改行有》
23. カウガール・ブルース
最初観た時、何がいいたくて何をやりたいのか全く分からない映画だったが、二回観ると、ハンディを逆に神的なモノにまで高めてしまうシシーのたくましくも強く生きる姿勢と自由や意地のために戦うカウガール集団が意外とマッチしているのに気づいた。
抑圧された人々に対して立ち上がる強さを与えているような気もするが、その手段は決して暴力ではないと言っているようにも感じた。5点(2004-03-22 23:32:12)《改行有》
0 | 3 | 0.36% |
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1 | 4 | 0.49% |
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2 | 12 | 1.46% |
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3 | 39 | 4.74% |
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4 | 78 | 9.48% |
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5 | 91 | 11.06% |
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6 | 156 | 18.96% |
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7 | 195 | 23.69% |
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8 | 163 | 19.81% |
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9 | 60 | 7.29% |
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10 | 22 | 2.67% |
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