みんなのシネマレビュー |
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41. 彼方へ ヘルツォーク(うむ、まるでヒーローものに出てくる悪の大幹部のような名前だ)の作品はこれしか観てないんですけど、なかなか見ごたえのある映画でした。登山家の話なんですが、映像が何と言うか、とってもストイックな感じで、観てるこっちも息をするのを忘れてしまうようでした。7点(2003-10-07 14:49:29) 42. かぼちゃ大王 これ、ビデオタイトルが「私が愛した少女」というので、ロリコン映画みたいなイメージを持たれるかもしれないんですけど、全然そんなことないですよう(あ、でも少女のヌードシーンもちょっとだけあるし、危うい雰囲気を持ってはいますけどね)。「かぼちゃ大王」っていうのはどうやら「ピーナッツ(スヌーピーが出てくるマンガって言った方がいいかな)」に出てくるらしいです(「らしい」とか言わずにちゃんと調べとけよな)。同じ監督による「黄昏に瞳やさしく」という作品がとても良かったんでこちらも観てみたのですが、不思議な温かさにあふれた映画でした。無精ひげのお医者さんと、ピッピという女の子がなかなか素敵です。7点(2003-10-07 14:40:57) 43. ガンジー 非暴力主義・無抵抗主義っていうと「消極的」なイメージがありますが、ガンジーのそれは(作中の台詞にもありますが)まぎれもない「闘い」であったんだなあ、と思いました。製塩所での抗議行動で(救護班まで用意して)黙々と殴られる群集のシーンには圧倒され、涙が出ました。それに何といっても壮年から晩年までのガンジーの生涯を一人で演じ切ったベン・キングスレーは(メイクの効果もあったのでしょうが)凄い!てっきり老人が演じてたのかと思っていたのに当時の彼はまだ30代だったんですねえ。ただ、これはわがままな注文ですが、ところどころ説明不足な感じもあって(例えば、なぜガンジーが第一次世界大戦時にイギリスの参戦を支持したのか、とか)少しだけ不満がありました。もちろん、ガンジーの全生涯を描くには3時間でも足りないし、細かいことを知りたければ、本なり何なりで調べればいいことなんですけどね。ところでこの作品、D・D・ルイスが出てるはずなんですけど、全然気づかなかった。8点(2003-10-01 17:22:07) 44. 榕樹(ガジュマル)の丘へ ある意味、中国版「渡る世間は鬼ばかり」かな。中国でも日本と同じ様に、嫁姑問題や農村の若者離れの問題があるということが分かります。主人公のお婆さんがあまりにもワガママに見えてしまったけど、きっとお婆さんにはお婆さんなりの言い分があるのでしょうね。5点(2003-08-27 18:43:28) 45. ガキ帝国 カッコ悪くて、痛々しくて、苦ぁい青春群像。かなり粗い作りではあるけど、なかなか見ごたえはありました。ただ、後半に進むにつれ、主人公のリュウ(島田紳介)よりも準主役のケン(故・趙方豪)や敵役の“あしたのジョー”(升毅)のキャラの方が際立ってく感じがしました。それと,在日朝鮮人の問題を扱っているのは興味深いけど(因みにケンとあしたのジョーは在日朝鮮人)、いまいちわかりにくいのは残念(ただしこの作品、「かなり映倫にカットさせられた」と井筒監督が語っていたので、そのせいもあるかもしれません。「ゲロッパ!」がヒットしたらディレクターズカット版が出るかも)。あと、台詞が巻き舌っぽい関西弁で、なおかつ音が割れてる所もあって聞き取りづらいんですよね。どうせならDVDには日本語字幕をつけて欲しかった。<2006.11.1追記>思う所あって点数を6点→9点に変更。[映画館(字幕)] 9点(2003-08-26 15:31:55)(笑:1票) (良:1票) 46. カーラの結婚宣言 確かに、もし主人公の家がこんなにお金持ちでなかったら、そんなうまいことはいくまい、とも思えますよね。でもそこだけ目をつぶれば、なかなか良い作品だと思いますよ。一言でいうと「可愛らしい」作品だと思います。ハロウィンの日の白鳥と犬の衣装とか、ぎこちなくキスするところとか、真面目にセックスの相談するところとか、ほほえましいシーンが印象に残りました。とはいえ、後半までは「いいけど、割とふつうだな」と思いながら観てたんですけど、お姉さんの結婚式のあたりからがかなりいい感じでした。あの、手作りな感じの結婚式はステキだったなあ(基本的にあんまりけばけばしい結婚式は好きでないので)。あと、割と細やかな表現(例えばカーラが家に帰ってきた時、フォークを使えるようになったことをさりげなく示したのに誰にも気づいてもらえなくてちょっとムッとするシーン)が多かったのも好感が持てました。あのお母さんのキャラクター(裕福で、ボランティアにも熱心で、割と進歩的な考えだけど、家族に対しては保守的になってしまう)もリアルだなあ、と感心しました。けっこういそうでしょ、ああいうお母さん。8点(2003-06-17 19:36:33) 47. 風の谷のナウシカ ずいぶん後になって完結した漫画版を読んで「こ、これは凄い・・・。これに比べるとアニメ版はずいぶん中途半端だなあ」とか生意気なことを思ってたんですけど、改めて観ると、これはこれで素晴らしい作品なんですよね。そういえば昔メーヴェに乗って飛ぶナウシカのシーンについて「果たしてナウシカはノーパンなのか否や?」という、世にもくっだらない議論を友達同士でしたことを思い出しました。あの頃まだ僕ら、お猿さんだったからさ、許してやってよ。8点(2003-05-29 14:14:17) 48. カッコーの巣の上で 「17歳のカルテ」のレヴューでこの作品のことが言及されているのを見て興味を持って観たんですけど、なるほどねえ。「17歳~」と状況は似ているけど、焦点の当て方はちょっと違いますね(どちらが良い悪いというのでなく)。あんまり評論家っぽいことは言いたくないけど、70年代の映画って「制度への挑戦、そして敗北」っていうテーマが多いような気がします。ま、映画に限らず例えば「いちご白書をもう一度」なんていう曲は(好きじゃないけど)わかり易いですよね。日本の連合赤軍の事件も象徴的だし・・・。それはおいといて、ラストのチーフが病院を脱出するところからエンディングまでのところは悲しい中にもかすかな希望を感じさせてくれて、なかなかグッときました。。7点(2003-04-23 22:23:00) 49. ガメラ2 レギオン襲来 新ガメラ三作の中では一番好きです。SFとしても一番無理がないし。自衛隊の人たちがカッコよく見えてしまうのはちょっと複雑な気持ちですけどね。ラサール石井がいい味出してました。8点(2003-03-25 18:35:16) 50. ガメラ 大怪獣空中決戦 新しいゴジラが出るたびに「なーんだかなぁ・・・」と思っていた(観てないけど)自分としては、こういう映画が成功するのはうれしいです。内容も子供騙しじゃないし。難は(ほかの投稿者の方も書かれていましたが)ガメラと心を通わす女の子の下手さ(「雨上がる」の殿様並み)とアトランティス(ムー大陸でしたっけ?)の超文明という設定。古代の超文明は漫画「スプリガン」でもうおなかいっぱいです。7点(2003-03-03 16:03:21)
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