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プロフィール
コメント数 731
性別
自己紹介 奥さんと長男との3人家族。ただの映画好きオヤジです。

好きな映画はジョン・フォードのすべての映画です。

どうぞよろしくお願いします。


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人生いろいろ、映画もいろいろ。みんなちがって、みんないい。


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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  学校の怪談4 あまりの低評価ぶりに、いささかカッとなっての満点献上。ホラーだとか、子供騙しだとか、そういった以前に切なく、そして心優しい珠玉作品じゃないですか! 何十年も前に死んだ子供たちは永遠に子供のままで、ひとり生き残った男の子が老人となって再会する。そこに生と死の間にあるどうしようもない”断絶”を漂わせて、でもそれを乗り越えるのが「死者を忘れないこと。記憶のなかで彼らは生き続ける」ということだ、と教える本作に、ぼくは感涙しきりだった。シリーズ中でも、最も地味な印象は否めないけど、ここ最近の日本映画じゃ最も美しい1本だと、ぼくは本気で信じております。松之助師匠、絶品!10点(2003-07-14 15:09:01)(良:3票)

2.  顔(1999) 藤山直美のパンツ丸出しの熱演には、皆さん同様ただ感服あるのみ。社会からハミ出すほどに輝いていく主人公像は阪本順治カントクならではだけど、ここまで豊かなキャラクターになったのは、ひとえに彼女のおかげです。淀川長治さんは、阪本カントクのことを「今にモダン溝口健二になる」とおっしゃったけれど、この映画なんかまさにそんな感じ。恐れ入りました。見事です、素晴らしいです。人の好みはそれぞれだとは思うけど、気に入らなかった方、お願いですからそんなに軽くケナさないでくれませんかねえ…。10点(2003-06-28 15:47:58)(笑:1票) (良:1票)

3.  学校の怪談 このシリーズが大好きな(ただし、金子修介監督の『3』は除く)者としては、他の皆さんのあまりの低評価にガックリ。で、あえて満点を献上する次第です。そう、確かに「子どもだまし」であるかもしれない。しかし、一方で子どもを本当にだますことこそが真に”困難”なんじゃないでしょうか。子どもたちと幽霊は、ともに世の中じゃおとなたちの視点からは「排除」された周縁的存在(つまり、みそっかす)に他ならない。(映画やドラマなんかで描かれる子ども像なんて、所詮おとなの眼で見られたもの、つまり「社会化」された存在にすぎないワケで。ほら、あの『アイ・アム・サム』の女の子とか典型だったけど)。社会の片隅にいる子どもとオバケは、だからこそこの世界とあちらの世界の”境界”を自由に行き来でき、彼らは、そこで一緒に遊んでいるだけなんだ…。そんな作り手の一貫したテーマは、実に実に「子ども」というものの本質をスルドク指摘したものだと、ぼくは思う。オバケたちは、子どもを怖がらせているんじゃなく、子どもたちも本当はそれをわかっている。だからこの映画が「怖くない」なんての、当然なんですっ! それがいいんですってば!(金子監督の『3』にはただ怖がらせてやろうという意志しか感じられないのが、決定的に不満)。それゆえ、こそシリーズはあれほど小学生たちに支持され、愛されたのではないでしょうか。個人的には『4』のせつなくもやさしい味わいが特に好きなんですけど…お願い! もっとこのシリーズに愛の手を!! 10点(2003-05-21 17:53:35)(良:3票)

4.  怪人プチオの密かな愉しみ 第2次世界大戦下のパリに実在した、医者のプチオ先生。ユダヤ人の亡命を手助けすると言っては彼らを騙し、次々と殺害しては金品を盗む…といった最低の殺人鬼であります。しかもこの大先生、ワクチンと称して遅効性の毒薬を注射し、のぞき穴から被害者の苦しみもがく姿を嬉々として眺めるのが何よりの愉しみ。そして遺体を焼却炉で焼き、残された遺品に高価な品があるとウヒャヒャとばかりに踊り出す始末。全編にわたって、映画は彼のこうした鬼畜ぶりの繰り返しなんですよね。…そして見ているぼくたちは、いったい人間とはここまでハレンチなまでに良心をなくし、ほとんど滑稽なまでに「残忍」になれるのかと、思わず茫然自失してしまうこと間違いなしでありましょう。 ただ、それだけのことなら、『主婦マリーのしたこと』や『ルシアンの青春』をはじめ、単なる“占領下のフランス人裏面史もの”のひとつにすぎない。フランス映画には、自国の「レジスタンス神話」の欺瞞をあばき、自分たちの戦争犯罪に向き合おうとする一連の映画や小説などが存在していて、これもその、かなり地味でマイナーな1本であるには違いありません。 けれどこの映画が本当の意味で衝撃的なのは、主人公のプチオ医師の行為を、まさにナチスによるユダヤ人完全抹殺計画(ホロコースト)の完璧な「アナロジー(類似)」として描こうとしていることでしょう。あの人類史上に例のない大虐殺は、何もナチスという集団だけの“例外的な狂気”によるものものじゃない。このプチオみたく、個人の欲望のなかにすでに存在するものとしてある…。つまり、「ホロコースト」は誰の中にも起こしうる可能性(!)があること、ひいてはナチスの虐殺に対して万人が決して「無関係」ではあり得ないことを、この映画は、卑小な殺人鬼の姿を通じてぼくたちに突きつけている。…ほら、アウシュビッツの責任者だったアイヒマンだって、“素顔”は平凡すぎるくらい平凡な人間だったじゃないか、と。 正直言って、映画としてはミシェル・セローの悪趣味なまでに誇張された演技が、ブラックなユーモアを漂わせていること以外、見ていて「面白い」と言える代物ではありません。が、ほとんど露悪的なまでに人間性の根源的な「悪」を凝視した監督のまなざしの仮借なさを、ぼくは高く評価したく思います。確かに「つまんない(!)」映画だけど、刺激的です。 一見をおすすめします。9点(2005-03-07 16:07:17)《改行有》

5.  カットスロート・アイランド だいたい、ちょっと興行的にコケたからって、それだけで作品そのものを否定するなんて可哀想です。この種の冒険活劇としちゃ、セットも、豪快でスピーディーな語り口も、第一級の出来映え。もし問題があるとしたら、レニー・ハーリンがあまりにストレートに往年の”海賊映画”というものを再生産したことで、イメージ的に時代錯誤感が拭えなかったことじゃないかな…。それとて、CGまみれのインチキなスペクタクルばかりの昨今のアメリカ映画の中にあって、十分賞賛に値するアナクロニズムだとぼくは思う。ジーナ・デイビスにも見放されたレニー・ハーリンだけど、まだまだ見限れないゾ!8点(2003-08-09 15:25:11)(良:1票)

6.  学校の怪談2 確かに1作目に比べて、少々混乱気味か…とは思うけど、小学生のガキどもを使って、ここまでヴィヴィッドな演技を引き出すあたり、平山監督ほさすがっす。だのに、やはりというか、あまりと言えばあまりの酷評の嵐(泪)。『1』のところでも書いたけど、このシリーズ(『3』はのぞく)の「良さ」とは、あくまで社会的には周縁的存在である子どもとオバケが近しい者同士であること。ここでオバケたちは決して子どもたちにとっての脅威じゃなく、むしろ”友だち”がイタズラしておどかしているだけだってことを、はっきり分からせてくれる点にあることは何度でも指摘しておきたい。このシリーズ(くどいが、『3』を除く)の最大の魅力は、彼らがお互いに”遊んでいる”姿に、観客である子どもたちもまた全身で反応し、一緒になって楽しんでいることにあるのです。あの、映画館を揺るがす小学生たちの歓声や楽し気な悲鳴とともにこの映画を見たなら、きっとぼくの言っていることが理解していただけるはずです。。もしこのシリーズに「恐怖」を求めるなら、『3』をどうぞ。大のオトナ(金子監督のことっす)が本気で子どもたちを震えあがらせて、実質このシリーズの息の根をとめたという意味でも、ぼくにとっちゃ”ワースト”な作品なれど、きっと平山作品をケナす皆様にゃ受けるんじゃあるまいかと。…でも、ほんとにどなたか、このシリーズを愛している方はおられませんかぁ~! (↑の方、どうもありがとうございます!!  …号泣)8点(2003-07-23 16:48:41)(良:3票)

7.  顔のない天使 メル・ギブソンって、実はシェイクスピアが大好きなんじゃないのかな。彼の演技的バックボーンにあるのが、実は古典演劇の素養であることを、この初監督作が証明しているように思う。シェイクスピアを朗唱する時のギブソン、ほんと気持ちよさそうだもんなあ。作品的にも、素直に感動できる良い内容です。ラストの感情をグッと抑えたハーフビターさも、見事だし。8点(2003-06-28 16:06:41)

8.  カウガール・ブルース 自身ゲイであるガス・ヴァン・サント監督が、マイノリティや社会的アウトサイダーたちに捧げた賛歌。ぼくは実に素敵な映画だと思いましたけど。個人的には、『グッド・ウィル・ハンティング』よりも愛してやまない”ワン・オブ・ザ・カルトムービー”です。あと、映画には直接関係ないんスけど、松浦理英子の小説『親指P~』は、この作品にインスピレーションを得たんじゃ?8点(2003-05-21 17:35:34)

9.  彼方へ 素手で山をよじ登るクライミング・シーンは、確かに迫力あり。でも、だったら初めからドキュメンタリーとして作れば良かったのに…。苦心の撮影も、かったるいドラマ部分ですべて台無し。ヴェルナー・ヘルツォークって、所詮ハッタリとクラウス・キンスキーがあってこその監督だったのね。失望。5点(2003-10-06 16:56:18)

10.  河童(1994) 《ネタバレ》 初監督にしちゃ技術的にまあまあだとか、そういったこととは別にこの映画の”叙情垂れ流し”ぶりにヘキエキ。クライマックスでいきなり藤竜也が「ボクをずっと待っててくれたの?(グシュン)」と”幼児還り(?)”したかのように少年口調でカッパ宇宙人に語り出した時にゃ、見ているこちらが赤面しちまったぞ! 結構予算もかかった、日本映画にすれば大作の部類に入るだろうに、それをこんなクサイ、幼稚な代物にした石井某に、敵意をいだいたぼくなのだった。3点(2003-09-16 17:03:16)

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