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プロフィール
コメント数 731
性別
自己紹介 奥さんと長男との3人家族。ただの映画好きオヤジです。

好きな映画はジョン・フォードのすべての映画です。

どうぞよろしくお願いします。


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人生いろいろ、映画もいろいろ。みんなちがって、みんないい。


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【製作年 : 1970年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  風の季節 《ネタバレ》 この映画、中学生の時に名画座(…って、もう“死語”だけど)で見ました。なつかしいなぁ。 フランスの片田舎で、歳のはなれた学者の夫や子どもたちと暮らす妻。そこへ夫の助手としてひとりの青年が現れ、彼女に恋をしてしまう。“あなたはまだじゅうぶん若くて魅力的です”と告げられ、揺れる女ごころ。…ああ、実に「おフランス」な展開ザマス! 確かに、お話としては実にありがちな「年上の人妻と青年のロマンスもの」なんだけどね。でもこの映画、登場人物たちの心理を、風で揺れる木立や波立つ草原、沈みゆく夕陽などの自然描写によって語らせるあたりが心憎いんだな。決して科白などコトバに頼らずとも、南フランスの豊かな自然と、何度も奏でられるモーツァルト交響曲第21番の甘美な一節があれば、かくも繊細な陰影に富んだ心理のあやを描きうる。…ドラマというより、これは一編の“詩(ポエジー)”に他なりませぬ。 結局、肉体的に結ばれないまま、年上の女は元の平穏な生活に戻る。でも二人が別離を迎える前日の夜、映画はこんなシーンを用意する。夜更けの散歩から帰り、それぞれの部屋で床につくふたり。女が服を脱ぎ、青年も服を脱ぐ。そしてベッドのシーツを女がめくれば、青年もシーツをめくり上げる。ベッドに身を横たえる女。青年もベッドに横になる。女の眼差し。青年の眼差し。…と、それぞれを交互に映し出すことで、あたかもふたりが同じベッドで眠ろうしているかのよう錯覚を観客に与えるんである。…まだ中房だった小生にも、このシーンは深く印象的だった。単に小手先の編集トリックを弄したんじゃなく、彼らが少なくとも意識の内において「貫通(!)」したことを、この短いカットバックは鮮やかに描いてみせたのだった(そしてその、何とエロチックだったこと!)。 『美徳のよろめき』とは、たぶん三島由紀夫の小説の題名だったと思うけど、フランスの映画や小説において人妻が“よろめく”のは、間違いなく「美徳」だ。そしてこの映画は、スタンダールの『赤と黒』にはじまる「人妻の不倫の美」の系譜の、慎ましくも美しい継承なのだと思う。(主演の人妻を演じたのが、マリー・デュボワ。彼女の名前も、フランス文学にその名を残すヒロインの名を芸名にしたものだ。う~ん、隅々までさり気なく凝ってますね。さすが、元『カイエ・デュ・シネマ』誌編集長のバルクローズ監督!)8点(2004-09-29 19:59:26)(良:1票) 《改行有》

2.  怪奇!吸血人間スネーク へちょちょ様、お先にレビューしていただけるのをお待ちしておりました(笑)。しかも、あらすじまで書いていただいたとは…恐縮です。でも、「3点」ということは「別名。しょぼ映画」とうことですね。確かに大半の方々の見終わった感想は、「しょぼ~いっ!」に尽きるんでしょうなあ。ただ、実験に失敗して醜い“ヘビ人間”となった者たちを見せ物小屋に売り飛ばし、自分の愛娘のボーイフレンドでもある助手を実験台に使う博士のマッドさには、何やら「深層心理」的な“闇(=病み)”を感じさせる面がなくもない。少しずつ異形の姿に変貌していく助手も、その見事な特殊メイクもあって、怪物化していく自分への悲哀と苦悩が見る者に迫ってくる(ような気がする…)。最後に見たのが相当以前だったので、大きな口は叩けませんが、“あのラスト(笑)”まではそれなりに満足したことを覚えています。製作のリチャード・ザナックとデビッド・ブラウンは、あの『ジョーズ』のコンビ。実はあのスピルバーグの出世作も、この『スネーク』程度のゲテモノとして企画されたんじゃないすかねぇ。だからというんじゃないけれど、映画の作りとしてはそこいらのC級ジャンク・ホラーなんぞより格段の出来ではあると、ぼくは思っています。…ちなみに、へちょちょ様のところではホラー2本立だったんすか。ぼくが中坊の時にはじめてこれを見た劇場では、ジョン・ウエインとキャサリン・ヘップバーン共演の西部劇『オレゴン魂』との2本立でした(しかも、ロードショーでした…)6点(2004-04-26 11:54:32)

3.  合衆国最後の日 こういう作品をきちんと評価する皆さんに、敬意を表します。初公開時、まだガキだったにもかかわらず男たちの葛藤劇の厳しさに息をのみ、核弾頭ミサイル発射のサスペンスに手に汗にぎったことを、今もありありと思い出す。あのマルチスクリーン処理は、テレビで見ても迫力半減だろうなあ。バート・ランカスター以下、硬派な激渋スターが揃うなか、いつもながら世を斜に見たスネ者バート・ヤングが、絶品。ちなみに、原作の主人公はあんな愛国者でもなんでもない、ただの軍人くずれの小悪党でした。8点(2003-07-23 17:11:26)

4.   水・火・風・土(大地)の四元素とは、タルコフスキー作品を構成する原イメージ。それだけで、自身の記憶を再構築してみせた、さながら「タルコフスキー大全」といった趣の映画っすね。文字通り、全編息を飲むくらい美しく、夢幻的で、隠喩に富んでいる。けれど、正直言ってイメージに惑溺しすぎている感もある。溺れるにしてはタルコフスキーの執着するイメージって、例えばパラジャーノフとかみたいに破天荒さがない、ただ端正なだけ弱いんだよね。『ノスタルジア』のときみたいに、あくまで主題を補完するときにこそ魅力的なんだと、ぼくは思うんだけど…。8点(2003-06-28 17:00:34)

5.  華麗なるギャツビー(1974) 原作者フィッツジェラルドの大ファンとしては、フランシス・フォード・コッポラの脚色が実に巧みに小説のエッセンスをすくい上げていることに感心。配役、音楽も見事だと思います。それだのに、単なるダイジェストに終わってしまったのは、WHY? けれど、ついまた見たくなってしまうってことは、やっぱりこの映画が好きなんでしょうね…。8点(2003-05-21 18:34:04)

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