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プロフィール |
コメント数 |
491 |
性別 |
男性 |
年齢 |
60歳 |
自己紹介 |
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1. カメラを止めるな!
《ネタバレ》 遅れ馳せながら、TV地上波OAで鑑賞。
この映画を「面白い!」と絶賛している人は、普段どんなドラマや映画を観ているのだろう?
いや、これはdisっているのではなく、単なる素朴な疑問なので悪しからず。
脚本の構成や編集が褒めそやされるこの作品だが、冒頭でワケも分からず何らかの話を見せられ、後半で「いや、実は……」と種明かしをしていく手法は、例えば『C.S.I』などの海外ドラマ(特に犯罪サスペンス物や医療ドラマ)では珍しいものではない。
日本でも、同じように舞台が原作の映画『サマータイムマシンブルース』などは、もっと大胆かつ緻密な構成で、観ていくうちに「なるほど!」と膝を打たせてくれる。(まぁ、『サマータイム~』は、設定が荒唐無稽なSFなので、何でもあり感が強いが……)
この映画の工夫と言えば、映画撮影の舞台裏のドタバタを見せるといった楽屋オチや、メタフィクション的なアプローチという点くらいだろうか? しかしそれも特筆すべきほどの工夫でもない。
こんな映画がなぜ当たったんだろう? と考えると、「無名のスタッフや役者がわずか300万円という超低予算で作った映画が、思いの外ごく普通に出来てた。へぇ~」という感心が、なぜかどうしたものか時流に乗ってしまった、と……。もしくは何10億、何100億という金を掛けながらもクソつまらないハリウッド映画&一部の邦画などへのアンチテーゼ?
いずれにせよ私には、特に面白いとは思えない、ビデオやテレビで1度見たら十分な映画だった。[地上波(邦画)] 5点(2019-03-09 13:48:00)《改行有》
2. かぐや姫の物語
《ネタバレ》 自分が思う世の中の不思議の一つに、『ジブリ作品を「面白くない!」と言ってはいけない風潮』ってのがある。w
ハッキリ言って、私はジブリ作品が苦手だ。
宮崎駿の“あざとさ”や“押しつけがましさ”、“してやったり感”が我慢ならない。
そんなジブリ作品でも、高畑勲の、もう少し肩の力の抜けた作品の数々は、まだ観ていられる気がする。
で、この『かぐや姫の物語』である。
まあ、『竹取物語』を現代風に解釈したお話。それ以上でもそれ以下でもない。
かぐやは、恋も生き方にも自由を望む現代風の女のコとして描かれる。とくに目新しくもない、よくある解釈ではある。
しかも作品全体を通して焦点が当たっているのは、その今風の女のコとしてのかぐやの苦悩。
お伽話としては見せ場になるハズの男達の宝探しや、月からの迎え~月への帰還といったスペクタクル要素は、見事にさららら~~っと流される。
そのくせ、スーパーガールよろしく好きな男のコとは手を取り合って空も飛ぶ。この辺りだけが新解釈?www
シンプルな水彩画風の画は、いかにも高畑作品らしくて見易いが、如何せん「かぐや姫」で2時間越えの長尺はちとキツイ。[DVD(邦画)] 4点(2020-08-11 09:42:10)(良:1票) 《改行有》
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