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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. かぐや姫の物語 《ネタバレ》 アニメーションもここまで来たかという圧巻の芸術性に痺れました。 非オタク向け、非スイーツ向けのアニメとしては最高でしょう。 例えば、美術館に行って絵画を楽しめる程度の、文化的リテラシーがある大人なら間違いなく楽しめる作品ですし、子供が見ても充分面白いでしょう。 あえて減点ポイントを上げるならば、最大の見せ場である月の住人の降臨が、やや期待はずれ。 日本古来の世界観に思いを馳せたいシーンですが、なぜか菩薩が降臨して仏教説話みたいになっているのはかなり疑問ですし、彼らが奏でる音楽も単なる現代西洋音楽なのは興ざめです。 事あるごとにクローズアップされる主人公の歌、琴の音も単なる西洋音楽であり、あからさまにマイナーコードに転調したりすると折角のロマンが壊れますね。監督の意向を受けて作曲しているだけかも知れませんが、ジブリ作品ではたまに音楽がちぐはぐな作品が見受けられ、何も毎回久石譲氏にオファーをする必要はないのではないかと個人的には思っています。[映画館(邦画)] 9点(2013-12-15 13:33:32)《改行有》
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