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プロフィール |
コメント数 |
52 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
自分に理解できないから低評価というのはいかがなものか。でも無駄に難解にしてごまかしている作品に高評価というのもいかがなものか。自分が納得できるポイントを書くことで発見していきたいと思います。 |
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1. 亀は意外と速く泳ぐ
人気、実力、アイドル性をかねそなえた当代若手トップ女優二人と、実力派強力脇役陣という稀有の豪華素材を使って、しょうもないネタの、「そこそこ」味の笑いを狙って作ったぜいたく?な絶妙のバランス感覚が面白かった。しかし脱力系といいながら、ここぞというところではかなりこだわりがあり、細部までかなり努力し、お金もかけてつくられている。(飛行機がかぶる斬新なエンドロール(安いけど)とか公園の秘密基地シーンとか)。ラーメンを知り尽くした達人が、一般受けする派手でわざとらしい味を排して、大ヒットなどして逆に困ったことにならないよう絶妙の「そこそこ」の味を狙ったみたいな。監督は伝説的テレビ番組を作ってきた構成作家。テレビの面白さは台本がないライブ感にあり、しかしテレビの偶然や事件は、実は念入りに仕組まれた台本が存在していたりする。長年テレビ界で台本が存在しないように面白く見せてきた達人にかかれば、最初から嘘っぱちが許される映画で面白く語ることなど簡単、というテレビマンの自負が、能力を隠して目立たなく生きるスパイに仮託して描かれているのではないか。さらに現実にはテレビ界こそが、かの国の工作機関が最重点で国民に全くその存在を感じ取られずに世論工作に暗躍している世界だ。精密に狙い、力も入っていてハイセンスなのだけれど、その狙いや努力の跡やセンスのよさを徹底して隠して微妙な笑いにつなげ、普通の生活の裏側にある意外な底知れなさも描いて見せたのだと思う。予告編の亀の動物虐待にマイナス一点[DVD(邦画)] 8点(2008-04-04 15:46:32)(良:1票)
2. からっ風野郎
さすがにアノ三島が主演するだけの脚本だ。私の高校時代、親がやくざということで、みんなから怖がられていた同級生がいた。結局その人は、物理学が苦手で潔く決断し退学してしまったけれど、いまどうしているだろう? ■断言できるが、当時の私より彼のほうが人間的に上だったと思う。■子に親は選べない。そして、やくざの子に生まれたら、日本ではそれ以外の道を生きるのは難しいことなのかもしれない。そんなことを思い出させて再考させてくれたリアリティのあるいい映画だった。■この映画の若尾文子のような女性像こそ、昔日本に存在した世界に誇れる日本のお・ん・なだったと思う。その理想像を映画として見える形に残してくれただけでも、この映画には十分な価値がある。[DVD(邦画)] 9点(2007-11-16 03:50:23)
3. 火山高
ストーリーの辻褄よりもとにかくそれぞれのシーンごとのマンガ的勢いを重視して突っ走った快作。好き嫌いはあると思うが、韓流黎明期の韓国映画界の熱さ、勢いを感じさせるパワーは文句なし。少林サッカーよりもこちらの方がCGも体を張ったアクションもセットもしっかりつくってある。日本向けオリジナルの音楽も良い。ラストのこれでもかという超能力アクション対決は、このために大幅に撮影期間を超過したこだわりの力作。[DVD(字幕)] 7点(2007-01-05 12:38:55)
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3 | 2 | 3.85% |
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4 | 3 | 5.77% |
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5 | 3 | 5.77% |
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6 | 1 | 1.92% |
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7 | 11 | 21.15% |
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8 | 13 | 25.00% |
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9 | 5 | 9.62% |
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10 | 11 | 21.15% |
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