みんなのシネマレビュー |
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1. 怪獣の日 《ネタバレ》 未知の生物について、本来であれば充分調査してその危険性を調べ尽くした上で対応すべきであるが、政府からの圧力や対外的な体裁、お金の問題から判断を誤り、結果近隣住民に被害が及ぶ。 これは怪獣漂着を例えにした、社会への皮肉と問題提起である。[インターネット(邦画)] 5点(2025-02-20 19:18:49)★《新規》★《改行有》 2. 風のゆくえ 《ネタバレ》 見ていて分からない部分が多いけど、最後まで見ると男の生い立ちが全て原因だと分かる仕組みになっている。 最終的には意味が分かるのでスッキリはすれど、途中まではよく理解できずにモヤモヤとしたまま見続ける事になり、あまり好きなタイプの作りではない。 男がいきなり大きな叫び声を上げたりする部分でビックリするし不快。 あと性的なシーンが唐突に入ってくるのも不快。 男のヒゲも不快。 ここまで不快不快と連呼しながら何ゆえに6点を付けるのかと言えば、それはこの作品が日本映画ならではの雰囲気を持ち合わせているから。 そしてわたしが日本映画を好きであるからに他ならない。[インターネット(邦画)] 6点(2025-01-11 08:14:04)《改行有》 3. 蟹満寺縁起 《ネタバレ》 影絵芝居のような趣きのアニメーション。 恩返しの話。 ことの発端は爺さんが蛇に対して言った「娘をやる」という無責任な発言であるからして、爺さんが悪いと思うのだが、それより以前にガキからいじめを受けていた蟹を爺さんが助けた御恩が効いて、蟹に助けてもらえた。 つまり、爺さんはやらかしはしたものの、従前の善い行いが効いて難を逃れたという訳だ。 蟹もガキに一度は殺されたであろう命だから、爺さんの娘の為に命を捧げた。 なかなかに凝縮されたご恩返しの話だった。 ちなみに「蟹満寺」は、自らの命を張って爺さんの娘を助けた蟹を祀って建立されたものらしい。[インターネット(邦画)] 6点(2025-01-06 08:37:40)《改行有》 4. カメラマンの復讐 《ネタバレ》 100年以上前のロシア短編アニメ映画なのに普通に面白かった。 キャラの動きが細かくて味わいがある。 そして短い尺なのに、ストーリーも実によく出来ている。 ところで夫は妻の浮気を許したのに、妻は夫の浮気を許さなかったのはとても理不尽だ! 最後にこの映画を見る上での注意点を一つ。 虫が苦手な方は見るのはやめた方が吉。[インターネット(字幕)] 6点(2025-01-06 08:35:15)《改行有》 5. 海底王キートン 《ネタバレ》 今回は海水を相手に身体を張った演技をみせたバスター・キートン。 相変わらず死と隣り合わせの危険なスタント。 大昔の潜水服って人力で海底に空気を送っていたのね、妙に感心してしまった。 海水で作ったコーヒーとか想像するだけで吐き出しそうだ。[インターネット(字幕)] 5点(2025-01-03 13:19:31)《改行有》 6. 狩人 《ネタバレ》 世界一退屈な映画に認定する。 ギリシャにおける右派共産主義と左派民主主義との対立を軸にした内容なのは分かるが、似たような静かなシーンの繰り返しばかりで、その退屈さに怒りさえ覚えた。[DVD(字幕)] 0点(2024-12-28 23:23:44)《改行有》 7. 香も高きケンタッキー 《ネタバレ》 この作品を見るまでに相当な時間を要した。 かつて新宿TSUTAYAや渋谷TSUTAYAにVHSレンタル在庫が大量にあった頃に借りていれば難なく見る事ができたであろうが、それらのTSUTAYAにVHS在庫なき今、サブスクでこの作品を見ることは出来ない。 便利な時代になったはずなのに、この作品を見るという点においてはむしろ不便になっている。 便利とは何かについて考えさせられる。 便利と引き換えに何か大切なものを失っているのではないかと。 さて本作について。 素直に感動できてほっこりもできる、非常に優れたサイレント映画だ。 母娘の馬同士が馬体を擦り合っているシーンなんか胸が熱くなる。 かつての主人が馬体を撫でてくれた時、赤ちゃんの頃を馬が思い出すという演出も素敵だ。[インターネット(字幕)] 7点(2024-12-14 22:23:32)《改行有》 8. 影の映画 二頭女 《ネタバレ》 何が二頭女なんだかよく分からなかったが(影と実体の頭を合わせて二頭?)、これはこれで寺山修司の実験映画として一つの完成形になっている。 1970年代前半の作品と比べて、その世界観が確立され、安定感が出てきているように思う。 しかしこんな映画を平日の昼下がりに見ていると、なんだか気が狂いそうになるな、、精神衛生上は悪い気がする。[インターネット(邦画)] 4点(2024-10-22 15:19:32)《改行有》 9. カメラのための振付けの研究 《ネタバレ》 躍動するダンサーを捉えた内容。 もう一度見ればまだ少しは感想も出てきそうではあるが、そこまでの熱意が湧いてこない。 不快感や嫌悪感すら感じない、どうにもし難い作品。[インターネット(字幕)] 5点(2024-10-21 21:46:25)《改行有》 10. 凱里ブルース 《ネタバレ》 ビー・ガン監督作品を初鑑賞。 これは頭がクラクラするくらいヤバい。 時間軸がゆがんだSF映画的雰囲気。 40分の長回しも凄いけど、それ以上にうねる様な透明感のある映像も凄い。 ゴダール映画のような理解不能な詩が何度も出てくる。 この詩で見る者を混乱させておいて、時間軸をひねられ、こちらは頭をクラクラさせられる。 まるで薬物でトリップしているかのように。 悪夢を見ているようでたまったものではないが、この監督の映像はクセになる感触があり、この監督の別の作品も見てみたい気分になった。[インターネット(字幕)] 8点(2024-10-14 18:11:08)《改行有》 11. かたつむり 《ネタバレ》 次々と巻き起こる騒動の発想がぶっ飛んでいる。 どうやっても元気にならない野菜に、涙をかけたら元気になったので、たまねぎや謎のドクロを使って涙を誘発し、野菜を育てまくる。 この時点でアングリと口が開いてもうた! まさに驚愕の展開の数々。[インターネット(字幕)] 7点(2024-10-13 09:11:50)《改行有》 12. カラオケ行こ! 《ネタバレ》 途中までは凡作かも、、 山下敦弘監督もさすがに今回はダメか、、 とか思って見てたけど、ラスト20分で強烈に引き込まれた。 紅を聴いてこんなに感動したことはない。 ヤクザと中学生の人情物語。 歌を通しての心温まる交流。 さすがは大好きな山下敦弘監督だった。[インターネット(邦画)] 8点(2024-09-25 09:27:55)《改行有》 13. カンサス騎兵隊 《ネタバレ》 結構な大作でアクションシーンも盛り沢山。 よく分からないのが、黒人奴隷解放を叫んだジョン・ブラウンが悪役みたいな設定になっているところ。 それまでの国家体制を覆そうとしてるから、国家反逆ということで悪役設定なんだろうけど、今から見れば普通に正しいことをしている。 実はなかなかの批判精神と皮肉に満ちた映画なのかも。[インターネット(字幕)] 5点(2024-07-13 11:50:04)《改行有》 14. 神は見返りを求める 《ネタバレ》 これは面白いヤツ。 岸井ゆきのの豹変ぶりは女性ならあり得るかも。 環境や立場が変われば豹変することは多々あるからね。 そういう生き物なんだと思って諦めるべき類もの。 最後までへこたれないムロツヨシも良かった。 そんなに簡単に心折れてはイカンという気持ちにさせてくれる。 決してへこたれずに復活を期す、そんな気持ちにさせてくれた。 嫌な目に沢山あわされても、希望を持って復活するんじゃ! 立ち上がれ![インターネット(邦画)] 8点(2024-06-29 19:25:26)《改行有》 15. かざあな 《ネタバレ》 男女4人だけの物語なんだけど、これがとても良く出来ている。 なぜに近くにいる男女4人だけで恋愛しなくちゃならんのか?はさて置き、濃密で無駄のない4人の関係性とその描かれ方は見事だ。 まあ結局はこの話って、若い男の性欲が判断を誤らせたという事なのではないか。 あと、男女の関係って実に不安定で、相手に生理的嫌悪感でもない限り、ふとした事で好きになったり興味が無くなったりするものなんだろう。 本作はその辺りの男女の関係の危うさをうまく描いている。 内田伸輝監督は、この後も「ふゆの獣」という傑作を撮っている。 この頃、この監督の将来性に期待していたが、それ以降わたしの知る限りあまり目立った活躍はできていない。 これは何故なんだろう。 これだけの傑作を連続して撮ることのできる監督なのに残念でならない。[インターネット(邦画)] 8点(2024-05-27 00:11:38)《改行有》 16. 影なき男(1934) 《ネタバレ》 出てくる登場人物達がセリフをしゃべりっぱなし、息つく暇もない。 しかも登場人物が多いから余計に理解しにくい。 途中で一時停止して、あらすじを某サイトで確認。 これでさすがに大体は理解できたが、それでも楽しいとは思えず。 最後も探偵が速射砲のような一人語りで種明かし。 こんなの映画でやることじゃないね。 小説の内容を登場人物達がただベラベラとしゃべっているだけだ。 映画としては全く面白くない。[インターネット(字幕)] 1点(2024-05-17 09:26:25)《改行有》 17. 還るばしょ 《ネタバレ》 後から気づいたけど、この監督、別の作品でも摂食障害をテーマに映画を撮っていた。 本作もその内容。 さすがにワンパターン過ぎる。 主人公の女性は若くて綺麗なのに、何故か人生に悩んでいる。 あんな彼氏なんか早く別れて、別の男を探せばいいのに。 そんな簡単な問題じゃないのかな?[インターネット(邦画)] 4点(2024-05-12 13:26:47)《改行有》 18. 回復タイム 《ネタバレ》 何回もクスッとできるシーンがあった。 それだけでも素晴らしい。 この映画の女性のように、日々にちょっと疲れた人には一服の清涼剤になるはず。[インターネット(邦画)] 6点(2024-05-06 09:56:43)《改行有》 19. 階段のふたり 《ネタバレ》 いくら夫との関係が冷めていたとしても、わざと違う書類をFAXするかな? 大して親しくもなかった知り合い同士で、久しぶりに会ったりするもんかな? 5階建てでエレベーターのないマンションなんてあるのかな? とまあ、短編映画なのにこれだけ疑問点が出てきてしまった。 つまりリアリティがなく作り物っぽさを感じる。 二人の女性も魅力なし。[インターネット(邦画)] 1点(2024-04-17 22:36:42)《改行有》 20. かぐらめ 《ネタバレ》 本作のamazon prime videoのサムネイルが、武田梨奈と黒川芽以の喪服ツーショットだったので、それに惹かれて見ることに。 しかしそんなヨコシマな動機は、見事に砕かれてしまった。 とにかく真っ直ぐで真面目な内容だった。 家族愛と地元愛、そして伝統を後世に伝えていこうという熱意に満ち溢れた素晴らしい作品だった。 つまり、私のヨコシマな期待は外れてしまった。 武田梨奈と黒川芽以の喪服姿を見たいだけの人には不向きなだけであって、映画としては非常に真っ当な内容かと。[インターネット(邦画)] 6点(2024-04-15 22:52:50)《改行有》
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