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【製作年 : 1940年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  悲しき口笛 《ネタバレ》 サトウハチロー曰く。「近頃、大人の真似をするゲテモノの少女歌手がいる。近頃でボクの嫌うものはブギウギを唄う少女幼女だ。消えてなくなれとどなりたくなった。吐きたくなった。いったい、あれは何なのだ。あんな不気味なものはちょっとほかにはない。可愛らしさとか、あどけなさが、まるでないんだから、怪物、バケモノのたぐいだ。」 確かに子供らしい声ではないし、妙に大人びた歌唱法が鼻につく。それよりも歌詞が問題だ。「夜のグラスの酒よりも もゆる紅色色さえた 恋の花ゆえ口づけて 君に捧げた薔薇の花 銅鑼のひびきにゆれて悲しや 夢とちる」こんな歌詞を12歳の子供に唄わせた大人の事情が知りたいものだ。“大人の真似をしてブギウギを唄う少女”から脱皮させたい意図があったにせよ、度が過ぎるのではないか。いったい子供から子供らしさを取ったら何が残るのか。作曲家の兄が出征前に、12歳の妹に残した歌としても不自然だ。 映画は、復員者の兄と戦争孤児の妹との再会を「すれ違い」の手法で描く。何度か会いそうになるが、すれ違ってしまう。観客はその度に溜息をつく。偶然が重なり過ぎると興ざめだし、あまりすれ違わないと興が乗らない。その匙加減が難しい。本作品では偶然が重なりすぎている。バーのウエイトレスの京子を中心に物語が回る。無銭飲食の「兄」を京子が助け、「妹」を京子が家に引き取り、トラックを運転していた「兄」が京子の父を轢きそうになり、麻薬組織に捕まった京子を麻薬組織の一員になっていた「兄」が助け、「妹」がキャバレーで唄っているのを京子が発見し、「兄」との再会を果たす。結末は誰の眼にもあきらかなので、それをいかに感動的に演出するかが監督の手腕の問われるところ。その点、本作はいかにも凡庸。脇物語として、堤琴家で音楽としてはクラシックしか認めない京子の父が、かわいい「妹」のために舞台で堤琴を奏でるようになるというのがあるが、これもあっさりとして演出で、感動には至らない。空襲の余塵の残る横浜の様子と、若々しい原保美のアクションが観れたのが収穫。[DVD(邦画)] 6点(2013-11-11 11:25:18)《改行有》

2.  海外特派員 《ネタバレ》 時は第二次世界大戦直前、米国新聞記者の特派員ジョーンズは、欧州に戦争が勃発するかを探るため、和平の鍵を握るオランダの外交官ヴァン・メアへの取材を命じられる。平和団体の指導者フィッシャーがメアの歓迎パーティを開き、そこでフィッシャーの娘キャロルと知り合う。和平会議の直前、ジョーンズの目の前でメアが暗殺される。暗殺者を追って水車にたどり着くと、そこにはメアがいた。殺されたメアは替え玉だった。真相は、ドイツのスパイ組織が条約の秘密条項を聞き出そうと、メアを誘拐したのだった。この時点で見る気がだいぶ失せた。メアそっくりさんを使ったところで、死体がメアでないのは司法解剖を待つまでもなく、家族がみればすぐに判明すること。わざわざ替え玉を作って殺す理由はない。かえって証拠を残すようなものだ。風車の向きが飛行機との暗号なんて馬鹿馬鹿しいにもほどがある。スパイ組織なのだから、ちゃんと無線を使いなさい!無理に面白くするための不用意な作為が見える。その後ジョーンズはキャロルと婚約し、キャロルの父のフィッシャーが黒幕と分かるという安っぽい三流サスペンスの道をまっしぐら。ヒッチコックらしく丁寧で上品な作りで、おしゃれな会話やユーモアに溢れているが、脚本が悪いとどうにもならない。恋愛は無理やり、監禁されているメアが居場所がすぐにわかったり、捕まっても拘束されなかったり、目撃証人がいるのに警察がフィッシャーを捕まえなかったり、フィッシャーが逃亡する飛行機に簡単に同乗できたりと非常に甘い。特に監禁部屋からの「人形落ち」にはがっかりさせられた。あれぐらいのアクションができないものか。キートンを見習ってほしい。結局メアが秘密をしゃべり、戦争が勃発。すべての努力は水泡に帰す。その後もおまけがあって、飛行機が勘違いでドイツ軍艦に砲撃されてしまう。砲弾が壁を貫き乗客に当たるが減圧しないというリアリズムのなさ。海に不時着するとフィッシャーが自己犠牲で海に飛び込み、都合よく米国戦艦に救助される。緊張感や真実味はみじんも感じられない。[DVD(字幕)] 5点(2012-12-22 13:34:58)

3.  カサブランカ 《ネタバレ》 イルザは尊敬する活動家ラズロと恋に落ちて結婚する。が、夫は捕まり、処刑されたと聞く。パリで失意のどん底にいたときリックと知り合い、本当の恋を知る。夫への愛は尊敬にすぎなかった。パリ陥落の日、二人は脱出を決め、駅で待ち合わすがイルザは来ない。手紙が残され「一緒に行けない。理由は言えない。でも信じて、愛してる」以後リックは人間不信に。カサブランカで再会。イルザは事情を説明しようとするが、話を聞こうともしないリック。だがどうして通行証が必要となり、リックに嘆願。さらに拳銃で脅す。ひるまないリックに泣き崩れて、事情を説明。自分は残るから夫だけを脱出させてと頼む。「愛しているわ。今でも。もう離れられない。こんなに愛してしまうなんて」これでリックの心が大きくゆれる。そこへラズロが来て、「妻だけでも逃がしてくれ」二人を脱出させるつもりになったリックは、策を弄し、イルザに本心を告げず、空港へ。三者ともども傷心の別れ。リックは二人を逃がすと決めたとき自分は残り、死ぬつもりだったのでしょう。署長がラズロを逮捕して、事態は変りましたが、二人を逃がしたあと殺されるのは確実です。愛した女のためなら。男のダンディズム。イルザの気持ちをどこまで理解できるで映画の評価が違ってきます。「Here's looking at you、 kid.」は二人の合言葉。「君を見ている僕がここにいる」という意味で、意訳すれば「君に夢中さ」パリで三度、最後の別れの場面で一度。パリ時代の二人に戻った瞬間でした。好きな場面:パリ陥落の日。リックは脱出し、結婚しようという。ためらう女。最後のキス。女の手がグラスに当りこぼれる。雨の駅。来ない女。雨でにじむ手紙。二人の感情を見事に演出したシーケンスです。気になった点:①リックが通行証を入手したのはたなぼた。これがドラマとして弱い。②ウガーテは通行証を何故リックに預けたのか。そもそも警察の目のあるところで取引するのが無謀。③サムはピアノが弾けない。手が音楽とあっていない④ルーレットで好きな目が出せるのにどうして負けるの?「今日は2万負けている」といわれ、金庫からお金を取り出す場面があった。⑤サムは置きざり?⑥一人でのこのこ空港へやって来た大佐に乾杯。普通部下を向かわせる。⑦ドイツ軍はどうしてラズロを拘束しない。ラズロが本名を名乗ったとき驚いた。妙に紳士的。⑧署長、何も水にあたらなくても。 [DVD(字幕)] 8点(2009-09-27 10:18:08)《改行有》

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