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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  華氏911 《ネタバレ》 『ボーリング・・・』それなりに良かったと思いつつも「ムーアのドキュメンタリーはもういいや」と食指が伸びることなく時が過ぎ、この度ようやく鑑賞。ブラックなユーモアにイヒヒと笑いながら観ていたけれど、兵器を扱う爽快感を述べる若い兵士たちの姿が紹介されてから、その恐ろしく哀れな馬鹿さ加減に涙が込み上げてきた。それから、一般民も兵士も含め戦争の犠牲になった人々やその家族が取り上げられていき、また胸がつまった。僕は政治のことや世論などにあまり関心がない。新聞もTV(NHK含む)も常に真実を伝えているわけじゃないことを、直接的に関わった自分自身の経験から知っているし、メディアが真実を曲げた(あるいは編集した)時の影響の怖さも知っている。そんなメディアからの情報でしか把握しようのない政治や世論や流行や人気に、全く興味が持てない。つまるところ、この『華氏911』という作品も「メディア」であって「真実」が語られているかどうかについては「?」がつきまとってしまうというのが困ったところ。とくに、この作品がある方向へ向かってメッセージ性を持とうとする意図がある以上、善かれ悪しかれ「情報の与え方は絶対に作られている」のだから。でも、どっちにしたって僕ら一般民に『正真正銘の事実』なんて知りようも確かめようもない。で、この作品を見て「偏っている」とか思ったりするのも簡単なんだけど、ではそう思う人の全てが、普段の生活で目や耳にする新聞やTVのニュースに対して同じように思うかって言うと、そこが疑問でコワイ。この映画みたいな形態だと「作者の主張」あって然りなだけに、その主張の方向へ偏ることは疑われやすいけど、NHKで流れるニュースだとかには「作者の主張」なんてないから「単なる事実を伝えているだけ」と思われがち。けれど、そういうふうに淡々と事実報道をしているだけに見えるニュースだって、「あれは流すけど、これは流さない」といった『思惑』は盛れるのだから。そう、日本国内のニュースを見たって知りようのないことが、この映画の中に見られたことは確か!! 僕に真実なんかは分からなくても、この作品の主張する方向には共感するし、力強い。[DVD(吹替)] 9点(2010-12-12 06:06:18)

2.  帰らない日々 《ネタバレ》 冒頭、事故の加害者と被害者となるそれぞれが淡々と交互に映される。よくあるオーソドックスな表現だけど、それぞれの些細な言動の何が事故を誘発するのかハラハラした。ひき逃げ事件の犯人と被害者ともなれば、被害者を応援する気持ちになって観てしまいそうなものだけど、この映画はどちらの立場にも感情移入した。被害者が加害者の事務所に訪れた時、自分が犯人の感情になっているのに気づいて、珍しいタイプの映画だなと感じた。社会派か人間ドラマの類と思いながら観ていたけれど、徐々に「もしかして復讐劇???」と思わせるようなサスペンス風味が顔を出し「期待はずれか・・・」と微かに思い始めたら、それもいいスパイスになって心情的にすんなり受け入れられる余韻の深いエンディングを観られた。決して「めでたしめでたし」のハッピーエンドではないけれど、被害者が思いの丈を犯人にぶつけ、加害者が真っ当に懺悔し彼なりの苦しみを吐き出すことで、一応の気持ちの締めくくりが出来ることが、ある意味心地よかった。そのクライマックスはそれぞれの気持ちが痛くて涙が出た。犯人に怒りをぶちまけることができた父は、ようやく息子のいない日々の自分の感情にシフトできるようになり妻の胸で思い切り泣く。決して苦しみから解放されたわけじゃないと伝わるショットだけど、ああやって手放しに泣けるのは「心が一区切りできた」からこそ。そこの感情のあり方は『ラブリー・ボーン』なんかと大違いで、やはりある種の心地よさがある。残された加害者側の少年のラストショットは切ないけれど、ひき逃げしたまま卑怯に暮らしている男の息子でいるよりも、起きてしまった事故に対して最後は正しい選択をとった父を誇りに思える日が来ると思いたい。この映画がひき逃げ犯の気持ちにもなって観れるのは、彼がそれほど無謀運転をしていたと思えない点が大きいのかもしれない。自分の場合「あれは仕方ないよね」と同情する(そのまま逃走したことは別だが)。少し違えば彼らが死んでいたかもしれない、そんな危険を回避した結果の出来事だ。つまり間違えば、ラストで悲しい背中を見せた少年が死んでいたかもしれないのだから、その彼が生きているだけメッケもんだ。カーブを大きく張り出してきた対向車の運転手は、自分のせいで2つの家族が苦しんでることなど何も知らずへらへらと暮らしてるんだろうなと思うと、それが一番許せない。[DVD(吹替)] 8点(2011-06-07 06:03:07)

3.  画家と庭師とカンパーニュ 《ネタバレ》 自分には一回見たらもういい感じですし、他人にオススメするには面白みに欠けていると思いますが、ラストは不意に涙が出ました。他人に頼まれて描く絵に「何も感じない」と言っていたシーンや、「野菜を描くなんてベジタリアンのレストランにしか飾れない」みたいに言ったシーンがあるから、グッときました。思えば庭の作物は庭師の作品なわけで、でも主人公は自分の絵のことばかりで庭のことにはあまり関心を示していなかった。庭を指して「自分の人生だ」と言う庭師に対し、主人公は自分の絵を指して同じ思いがあるのかどうか…そんな彼が最後に作物に水をやるシーンと展覧会の絵が良かったです。それと、バイクと犬のシーンはずっと焼き付いて離れない気がします。[DVD(吹替)] 6点(2013-05-14 09:57:12)

4.  完全なる報復 《ネタバレ》 ジェラルド・バトラーの映画で初めて「面白い」と思える作品でした。ただ、なんだか惜しいなと思うのは、ジェイミー・フォックスの人物設定。「裁判で負ければ無罪放免で釈放されてたかもしれなんだぞ」という立場は、あそこまで執拗に追い込むほど憎むべき対象として見れない。だから主人公のやり過ぎに見えるし、ラストも「それでいいんじゃない・・・」な浅い気持ちで観終わってしまう。いっそ、ジェイミーをもっと悪いやつにして、主人公が完全なる報復を遂げる話にしてほしかった。そうでないなら、もっとジェイミーを応援したくなるような話の流れを作るべきではなかろうか? そして対決終了後のジェイミーはもっと心に重いものを引きずるような描写が必要だと思う。娘の発表会をちゃんと見に行くようになったというエピローグだけじゃ軽すぎる。原題は、不本意ながらも自らの持論により自らを裁く結果となった主人公への皮肉が利いているのに、変えられた邦題は『不完全なる報復』ではないか! 邦題考える奴、最近低能化著しい。[DVD(吹替)] 6点(2012-01-04 03:32:59)(良:1票)

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