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【製作年 : 1940年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. ガス燈(1944) ある新婚夫婦の妻を襲う恐怖を描いたミステリー・サスペンス。 犯人は最初からわかっており、妻が精神的に追いつめられていくスリルを楽しむ流れだが、 バーグマンの終始恐がり演技には、「いい加減気づけよ」と、ちょっとイライラした。 「恐怖に怯える美女の顔」が、本作の見せ場の一つなので仕方がないけど・・・。 定番演出なれど、ロンドン名物の霧が効果的に使われており、この年代のサスペンス物としては、 手堅くまとまっているかと思う。ラストのヒロインのセリフは印象的でよかった。[DVD(字幕)] 6点(2012-05-02 01:49:38)《改行有》 2. カサブランカ 映画を普段観ない人でも、タイトルぐらいは知っている、 ハンフリー・ボガート主演の作品。第二次大戦中のモロッコを舞台に、 男女の愛の行方をドラマティックな展開で描いているのだが、 恋愛映画というよりも、主人公のカッコいいキャラを楽しむ作品という印象のほうが強い。 "皮肉屋で一見クール、でも情に厚い" 日本なら昔の任侠やくざのような人かな? 言い換えれば、ボガートの魅力のみで持っている映画だとも言える。 バーグマンも相変わらず美しくて、やっぱり存在感はあるんだけどね。 私の鑑賞したDVDは、気障なセリフに翻訳されていない字幕だった。そちらの方での鑑賞をお薦め。[DVD(字幕)] 7点(2011-09-05 04:30:20)《改行有》 3. 風の中の牝雞 小津監督の異色作品。夫婦の貞操義務を題材にした状況設定が抜群に面白い。 ただし二人の心理描写は、完璧に描かれているとは言えず、 田中絹代と佐野周二の演技力でかなりカバーしてるな、といった印象。 やはりこういったお話は、溝口や成瀬監督の方がうまい。 ヒロイン田中絹代の、ジャッキーチェンばりのスタントシーンには驚いた。 相変わらず演技力は申し分ないし、彼女を観れただけでも大満足の映画だった。[ビデオ(邦画)] 7点(2011-08-16 21:04:39)《改行有》 4. ガス燈(1940) バーグマン主演のリメイクの方が知られている「ガス燈」だが、 こちらは40年製作のオリジナル作品。 冒頭に伯母さんの殺害されるシーンがある他は、ストーリー展開、演出はほぼ同じ。 キャスティングは決して悪くはないんだけど、バーグマンのインパクトが強過ぎたせいか、 あまり印象には残っていない。この時代のサスペンスとしては、よく出来ていると思う。[DVD(字幕)] 5点(2011-07-28 05:46:06)《改行有》
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