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プロフィール |
コメント数 |
160 |
性別 |
男性 |
年齢 |
61歳 |
自己紹介 |
メインストリームでは無いが映像プランナー/ディレクターを生業としています。 映画を観たのは小・中学時代がテレビの吹替えで。高校・大学時代は映画館で年間300本ほど…好きな作品はリピート鑑賞。ニューシネマより王道の娯楽作品を好みます。 吹替えの演技で好きになった映画も多数。広川太一郎、羽佐間道夫、大塚周夫、中村正、若山弦蔵、石丸博也は個人的に人間国宝に認定したい。 |
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1. ガーディアンズ
ロシア製 スーパーヒーロー・アクション映画
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あまり良い評価を聞かなかったので
劇場へは行かず、新作の乏しいこの時期に観た次第。
確かに、初心者マーク付きの映画でした(笑)
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ヒーロー映画に、もし「心・技・体」が有るならば
技:(製作技術)は、VFX的にも米国と遜色ないと思う
体:(資本力)これは、映画を完成させるに足りている
足りないのは、心:(ヒーロー・スピリット)だろう
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マーベルや DC、それにゲーム。ヒットコンテンツの
デザインや設定を模範にして創作しているのは 一目瞭然。
模倣っぽく見えるのは、まあ、仕方がない。
(何事も、最初は真似ることから始まるからね)
致命的なのは、ヒーローが戦う理由が弱すぎること。
復讐や、漠然とした国防意識は
スーパーヒーローが《力を行使する理由》にならない。
ロシアに生まれたスーパーヒーローとして、何と戦うのか?
何を犠牲にするのか? そして、何を守るのか?
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どの国にも、その国独自の《問題》がある。
一般市民だけでは解決できず、政治もそれを払拭できない
その問題を物語として提示し、一つの《答え》を示す。
市民と国が向うべき《道筋》を体現して見せるのがヒーロー
だから、みんなが共感する。
スーパーヒーローとは、そういう存在だと私は思うが。
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始まったばかりのロシアン・スーパーヒーロー映画には
まだまだ「伸びしろ」が有る。頑張って欲しい。
民族問題を始め、山のように課題を抱えているロシア
現ロシア連邦の下で、どんな問題を提起するのか・・・
どんな理想を掲げるか・・・ それを期待して次を待ちたい。[インターネット(字幕)] 5点(2020-08-06 07:07:01)《改行有》
2. カメラを止めるな!
《ネタバレ》 これは、見事に構成された現場あるある・・・である(笑
デジタルで動画を撮る行為が身近になった今だからこそ
皆にいいねされ、広がって、大ヒット作品になったのだと思う。
ある意味、YouTube的な “スゲー動画” の延長線上にあって
シンプルなアイディアを、体力と頭脳とチームワークで見せた切った傑作。
賛美を込めてキャッチを捧げるばらば・・・
『Bムービー現場あるある❗️❗️謎の廃墟にゾンビと映画魂を見たッ❗️❗️』
上田慎一郎監督がメジャー映画に行くかは定かでない。
同じバックステージを描く「蒲田行進曲」や「ラジオの時間」とは異質。
むしろ「鷹の爪団」や 岡崎体育「MUSIC VIDEO」ような臭いもする。
シンプルなアイディアを徹底して面白く見せる、その構成力とバランス感覚は
“映像芸人” 的でもある。
もちろん、これは『ゾンビ映画』ではない。
エンドクレジットのメイキング映像までが計算され尽した
最高に面白い、モキュメンタリーを装ったドキュメンタリー映画なのである。
監督第2作が今後公開されるとすれば、上田監督の本質がそこに見える筈なので
一発屋でない証明を世間に見せて欲しい! 期待してます。[映画館(邦画)] 8点(2018-08-14 18:41:45)《改行有》
3. GANTZ:PERFECT ANSWER
《ネタバレ》 前編が非常に良くできていただけに、このPERFECT ANSWERは残念でした。
原作のGANTZは、暴力を肯定してでも〝守るべき者の為に俺たちが戦う〟という日本の漫画らしからぬ〝力で未来を切り拓く〟点がこの作品のアイデンティティです。その「(戦いに)行こう。」と、主人公が宣言するまでの流れを前編のGANTZは非常にうまく描いていました。
原作が未完の段階での製作とは言え、なぜ、PERFECT ANSWERは原作と真逆の〝緩い平和主義のお涙ちょうだい劇〟にしてしまったのか・・・破壊描写をファンタジーとして緩和する適度なユーモアも失われてGANTZではい凡庸で中途半端なものになってしまい・・・残念でなりません。
しかし、この結果を反省し、原作の魅力を最大限に生かすことで『アイ・アム・ア・ヒーロー』が成功したと思えば、本当の尊い犠牲になったのかも知れませんね。笑[映画館(邦画)] 3点(2016-12-06 12:09:34)《改行有》
4. 風の谷のナウシカ
《ネタバレ》 手描きの魅力にあふれた宮崎アニメの傑作(最高傑作か)
最初に観た時から段々と評価が上がって8点になりました。(笑)
今さら《ネタばれ》もないでしょうが、腐海による地上世界の済世物語と言ってしまうには、構造がもう少し深い。
火の七日間を起こしたにも関わらず、またもや巨神兵を復活させてしまう人類の懲りない地上支配欲(というか本能)。生態系の自然治癒力としての腐海(菌類)と虫そして人。一見は対立構造。でも、飽くなき欲求で破壊をもたらす行為も地球の進化の“あるべきもの”の一つとして語られているように思う。そこのところが平板な自然に還れメッセージとは違う。
その辺は、原作漫画により明確に感じることができるので、ナウシカについて考える機会があれば、漫画の方も読んでみることをお薦めします。[映画館(邦画)] 8点(2014-04-19 16:15:21)《改行有》
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