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自己紹介 |
管理人様、お世話になります。 長年ROM専でいたせいか、皆様のレビューを拝見しながら 映画を観る癖がついてしまいました。 無知と偏見に満ちた斜め後ろのレビューにお付き合いくださいませ。 |
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1. ガタカ
《ネタバレ》 「モノは実に立派だ」
おそらく監督の思惑通りに、初めのお医者さんとの会話は男性同士のよくある下ネタかと
勘違いさせられました。
このセリフの意味するところは、男性器の退化ですね。
ガチムチもボンキュッボンもガタカには居りません。皆中性的。
不適正を生み出すおそれのある愛の営みは忌避され、“普通の方法”で数世代に渡り
子孫を作り続けた結果、男性の精子を送り届ける大切な機能は必要とされず衰えていった。
それが特にエリート集団では顕著だ、という事ではないでしょうか。
他にも多くの方が挙げられている通り、遺伝子等を象徴するいろいろな場面が観られ、
含意を読み解くのが非常に面白いです。
ユージーンが最期に提げたメダルは二位の意味で二人の人物が刻まれていますが、私には
彼とヴィンセントが競い合って楽しく泳いでいるように思えました。
もう十何年も昔の箱根駅伝で、優勝間違いなしと目されていた大学が二位で終わってしまい
ました。一位と三位の大学は大喜び。対して優勝するはずだった大学は、誰も言葉を発さず、
ものすごい落ち込みようでした。
今の彼らは当時をどう思い起こすでしょう。銀メダルにどのような思いを抱くのでしょうか。
自分は無関係なのに、ずっと気になっています。[DVD(字幕)] 9点(2020-06-27 02:53:57)《改行有》
2. カーズ クロスロード
《ネタバレ》 一般財団法人自動車検査登録情報協会によると、乗用車の平均使用年数は、12.87年だそうです。
同じ自動車でもほんの数年でモデルチェンジ・マイナーチェンジと目まぐるしく型が変わり、世代交代が激しいですよね。
レーシングカーなら尚更、カーズ1から11年経っているのですから、
つい先日テレビで観たのと姿・形・色・艶が変わっていないため「全然衰えていないじゃん」と思えても
クロスロードのマックイーンはかなりの時代遅れということになります。
そんな我らがマックイーンは勝利を目指してひた走る。傍らには、育ててくれて、応援してくれるたくさんの人達がいる。
しかし現在の技術は疾うに彼の限界を超し、何より自身の寄る年波に勝てない。
このまま走り続けるのか、足を止めるのか。
悔し涙で霞む先には、バトンを受け継ぎ、皆の期待という重圧さえ軽やかに駆けていく若者がいる。
何と素晴らしいことではないでしょうか。
最後のレースでは「チームでレースにエントリー」とか「他チームもドライバー(??)交代」などの
セリフやシーンがあらかじめあれば、賛否真っ二つにならなかったろうにと残念ではありますが、
道を拓いてきた先人へ敬愛の念を抱き、才能ある若者に希望を託せる
この映画がとても好きです。[映画館(吹替)] 9点(2017-07-27 23:00:19)(良:1票) 《改行有》
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