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プロフィール
コメント数 375
性別 男性
ホームページ https://camuson.exblog.jp/
自己紹介 自分のブログに映画や本の感想文を書き溜めておりましたが、読まれることが絶無のため、こちらに出張しております。
もし興味がありましたら、弊過疎ブログにもお越しください。

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1.  彼女が消えた浜辺 《ネタバレ》 夫婦3組くらいに、独身の男女1人ずつを加えたグループで、独身男女をくっつけるための企画として、リゾート地への泊りがけの旅行に出掛けます。浜辺での、あるハプニングを機に、メンバーの女性1人が行方不明になっていることに気づき、残されたメンバーが右往左往するというお話です。序盤での親しい者同士での旅行の楽しい雰囲気、ふざけあい、中盤でのハプニング時の緊迫感、失踪後の、疲弊、後悔、思惑のすれ違いなど、役者は皆よく演じていると思います。また、映像の撮り方もうまいです。配役については、女性が、お互い違う人種かと思わせるくらい、違ったタイプの美人が揃ってます。それに比べると男性陣は全体的にむさくるしい感じですが、白人っぽい顔立ちの人が多い気がしました。さて、中盤までは、非常に良質な映画の雰囲気が感じられ、期待感が高まっていくのですが、中盤のハプニング以降、大の男たちが、バレーボールで遊んでいたという落ち度が、あまりに大きすぎて、悪いことが重なったとか、そういうレベルじゃなくなっています。登場人物達が、その落ち度がないこととしてふるまっているのも驚きです。このおかげで、その後も一展開あるのですが、すべて瑣末事に思われてしまい、中途半端に終わってしまったように感じました。いい雰囲気が出ているだけに、ものたりない、もったいない感じがしましたね。[映画館(字幕)] 6点(2024-06-25 18:11:08)

2.  悲しみのミルク 《ネタバレ》 冒頭。暗い画面の中、女性が口ずさむ子守歌のような歌が流れてきます。少し油断しながらも、字幕の歌詞を追っていると、少しずつ不穏な内容になっていきます。更に注意を傾けると、♪目の前で夫を殺され、夫から切り離したナニを口に突っ込まれつつ犯された、ナニは火薬の味がして苦かった♪~というような相当不穏な内容が混じってきます。老母が病床で内戦時の自分の経験を唄っていたのでした。その後すぐに老母は娘の前で息を引き取ります。母の恐怖の記憶を、母乳を通じて受け継いだ娘が主人公です。母親と同じ目に遭わない自衛手段として膣内にジャガイモを入れています。娘が暮らす貧民街(難民街)の住人は原住民の血が濃いのですが、この娘は端正で精悍な独特の魅力のある美人です。娘は亡くなった母親の埋葬費用を工面するために、リマの街の白人音楽家のお屋敷でメイドとして働くことになります。必要なお金を稼ぐまでの娘の周りの世界を追うことで、下層から見たペルー社会(人の営み、社会構造の歪み、内戦の傷などモロモロ)を、ゆったりとした流れで丁寧に描き出していきます。静かに深く、何とも言えない悲哀が心にしみ入ります。これまでペルーの気候風土などあまり考えたことがなかったのですが、映像を見ると結構ショッキングです。貧民街はリマの街から坂を登った丘陵部にあるのですが、緑が全く存在せず、背後の山々もすべてはげ山で自然の緑が見られません。リマの気候を調べてみると、東京より夏涼しく冬暖かく、曇りが多く湿度は高いが、雨がまったくと言っていいほど降らないようです(年間降水量:30mm程度、平均温度:18℃、平均湿度:87.1%)。砂漠なのに空がスカッと抜けずにどんよりしているのが停滞感を助長します。貧民街の緑のない埃っぽい殺伐とした景色が、植木の緑で覆われたリマの街の屋敷と対照的です。これが最後のシーンを引き立てています。[DVD(字幕)] 8点(2023-09-27 17:16:10)

3.  過去のない男 《ネタバレ》 おやじ狩り的な暴漢に襲われて、記憶を失ったおじさんが、貧困コミュニティの中で生活し、おばさんに恋をするといったお話。時代設定は、金属製のオシャレな便器や、医療器具などを見るに現代なんでしょうけど、少し黄ばんで粒子の荒い、でも空だけはやたら綺麗な映像が、どこか郷愁を誘います。冒頭で理不尽な暴力がある以外は、底辺社会での男の生活を追う静かな作品。どこか小津作品を感じさせます。ご都合主義のジェットコースター的な展開からは最も遠い位置にあると言えます。それだけに、序盤の非現実的なコメディー描写が必要だったかどうか疑問です。この作品に描かれる貧困が、フィンランドの現実社会をどの程度反映しているのか、こちらに知識がないために判断できず、途上国の作品で描かれる貧困ほど、有無を言わせぬ強烈な切実感がなく、そういったところで、どうしても印象が薄くなってしまうんですよね。人間を疎外する硬直的な社会システムがテーマの一つと考えられますが、記憶がないというのは特殊ケース過ぎて・・・本来手厚い福祉社会システムの中で、どういう人間が網からこぼれて貧困に陥るのかの方に興味が行ってしまいます。ドキュメンタリーじゃないので、それを求めるのは違うかもしれませんが。[DVD(字幕)] 5点(2023-09-05 19:54:21)

4.  カポーティ 《ネタバレ》 「ティファニーで朝食を」の原作小説家として著名な、トゥルーマン・カポーティが主人公。カポーティが、1959年にカンザス州で実際に起こった農場一家惨殺事件の犯人を密着取材して、小説作品「冷血」に結実させるまでの過程を描いています。自身が「ノンフィクション・ノベル」と呼ぶこの手法は、当時は斬新なもので、一大野心作なわけですが、それを成功させるためには、野心を隠して、犯人の心の友になり情報を引き出す必要があります。その狡猾な立ち回りに、主人公自身が毒され、苦悶、葛藤しはじめ、病んでいくというような話だと思います。主人公は(才能ある人にはありがちで)いささか変人であり、演じ手のフィリップ・シーモア・ホフマンが、細かい役作りしているのがわかるのですが、ちょっとうるさく感じてしまいました。主人公以外の役者達が、逆に自然でよかったです。特に、犯人役の人。心の闇がありながらも、終盤までそれが表層に出てこない感じがよかったです。[DVD(字幕)] 5点(2023-03-14 18:17:24)

5.  籠の中の乙女 《ネタバレ》 子供3人を郊外の家にを閉じ込めて育てているという異常な状況の描写を、これといった説明もなく、淡々と描写していく作品。長女はシガーニー・ウィーバー似で、次女はアントニオ・バンデラス似で結構かわいくて、長男はドラガン・ストイコビッチに似た美男だけど、どこか間が抜けていて、母親は岸惠子似。父親は禿げ上がってる以外は特に特徴のない普通の人。それはさておき、異常な状況下における描写が、凡人には思いつかないレベルに至っていて、いちいち面白いです。家族の中で、外で働いているのは父親のみで、一見、最も普通な人なのだけれど、描写が進み、状況が明らかになればなるほど、父親の異常性が浮き上がってくるところ、なかなか巧妙だなと。狂人的な表情は一切見せないところがリアルでいいなと。もう一展開あれば傑作になったかも知れません。長男の鈍くさい感じがちょっと笑えます。もの投げるのが下手くそだと、すべてに鈍そうな感じがしてしまいます。あと、親爺のガムテープの使い方が斬新でした。[DVD(字幕)] 6点(2023-03-01 18:48:45)

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