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1. キル・ビル Vol.1(日本版)
年は4つ上だけど、タランティーノが少年時代に見てきた番組って自分に近いんだろうなあと感じてしまった。カンフー映画も、時代劇も、熱かったもんなあ。そんな大好きな世界を自分のなかで見事にパロディ消化して、それでいて音楽の使い方とか、編集センスとかがいいから、変なのにへんじゃない。ここまで徹底して変だと逆に感動的だとおもいました。圧巻です。10点(2004-12-03 17:06:06)
2. CASSHERN
作品は決して面白くはなかった。PV的な意図の不明なカッティング。「戦争反対」というリアルなテーマと相反する、バーチャル映像。写真のような絵にこだわるあまり、決めカットばかりで逆に伝わってこない。ストーリー展開は子供だまし。演技派ぞろいなので芝居はなかなかだが、詰め込みすぎで、感動が伝わらない。そのくせ、「戦争反対」だけは繰り返し出てくる。
こんなにひどいのに、なぜか惹かれるのは、紀里谷監督の得意とするCG処理のすばらしさに他ならない。パンフレットでは、CGだけを見ないでほしいと言っていたが、例えば、CGなしで紀里谷監督が映画を作っても、これほど話題作にはならないし、やはりもっと面白くないだろう。ハリウッドに比べればわずかな予算でここまでやった監督の努力に4点。
4点(2004-05-07 19:22:42)《改行有》
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