みんなのシネマレビュー |
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21. 希望の国 《ネタバレ》 今日的な舞台設定で、市川森一か山田太一の書いたドラマを見たような気分です。こんなのも撮れるんですか。園子温、恐るべし。夏八木勲、よかった。この映画は、とても高い可能性で起きる日本の近未来です。いいから、原発をとめろ。[DVD(邦画)] 8点(2013-04-14 21:50:28) 22. キートンのセブン・チャンス うわー、このBGMは本作に対する冒涜としか思えない。確かにサイレント映画。でも耳を澄まして映像だけ見ていれば、聞こえてくるはずの音をBGMが全部消してくれています。次にご覧になる方には、ボリュームをゼロにして鑑賞されることをおすすめします(困難な提案)。ワタシが視聴したDVDは、世○ク○シック名画100撰集のヤツです。残念すぎる。内容は、早くレビュワー30人を超えて、ベストランキング20位以内に入って欲しい、ってなもんです。走れ!キートン![DVD(字幕)] 8点(2012-08-31 23:28:44) 23. キャピタリズム~マネーは踊る~ 《ネタバレ》 え、そんな映画だっけ?って冒頭シーンなのですが、観賞後その意味に気づく。ひどく下品な強盗シーンが映されていたわけですもんね。立ち退きの日に家を磨き上げて、思い出の品を焼却して、銀行から1000ドル受け取るシーンがツラい。洋の東西問わず。今も昔も変わらず。どんなアクシデントも焼け太りの材料。もしくは、マッチポンプ。消費税率上げるより、高額所得者の所得税率あげろよ。[DVD(字幕)] 8点(2012-04-28 06:50:35) 24. キネマの神様 引き受けた沢田研二は漢気があったと思う。しかし、ここは"上島竜兵"で勝負をかける手もあったのではないか。【追記220511】ああ。もう。本当に、上島さんの”ゴウ”が見たかったです。[DVD(字幕)] 7点(2022-03-26 20:54:22)(良:2票) 25. 奇蹟のイレブン-1966年北朝鮮VSイタリア戦の真実- 《ネタバレ》 墨谷二中が、何かの偶然(というか、大会事務局のやり方に反発してボイコットしたチームが多かった)から、全国中学校野球大会に出場して活躍するような話。面白くないハズがない。視聴してなにより、屈託がない。プレーする北朝鮮チームは伸びやかだし、それを2002年に振り返るおじさんになった北朝鮮チームのメンバーもそれはもううれしそうに、ワールドカップのことを話してくれるんですよね。なんといっても、無条件におおらかに彼らを応援する英国人がうらやましい。生まれる前の出来事を、ドキュメンタリー映画にまとめようとする監督がでてくるんだもの。DVD付録の監督によるイントロダクションなんてのを初めて見ましたけど、本当にサッカーが好きだ、ってことだけで監督になったような人でしたよ。[DVD(字幕)] 7点(2022-02-23 19:49:21) 26. キートンのゴルフ狂の夢(囚人13号) 《ネタバレ》 好きなシーンは、悪役囚人に殴られて隣の部屋まで飛ばされちゃうんだけど、その間も絶妙なコケをやっているシーン。キートンって、一時期の沢田研二に似ていませんか?[DVD(字幕)] 7点(2018-10-03 21:42:57) 27. キートンの大列車追跡 《ネタバレ》 再見。機関車の連結棒にチョコンと座っているシーンと大砲発射のシーンが好き。しかし仕掛けは大がかりだとは思いますけど、キートンの代表作はコレではないだろうと推察します。もっと、キートンを見なければ。[DVD(字幕)] 7点(2018-08-23 20:25:29) 28. Kids Return キッズ・リターン 《ネタバレ》 陰鬱な流れを一気に瑞々しい日々に変えてしまう。最後のせりふは逆転サヨナラホームラン。あんまりキマリすぎているため、これを言わせたかったから撮った映画じゃないのと思ってしまう。また、俳優・金子賢のキャリアもキメてしまったかのようです。[DVD(邦画)] 7点(2015-12-30 08:27:54) 29. 奇跡の人(1962) 《ネタバレ》 有名なこのお話の続編が何故ないのか。企画がなかったワケではないのだと思う。毀誉褒貶を織り交ぜながら、「この後の人生」を映画化したら注目作になってたはず。それが成立しなかった理由はいろいろあるのだろうけれど、本作でのパティ・デュークを超えるヘレンケラー像が想像できないということもあったのではないか。視線を動かさない演技。とてつもない困難が想像できる。そういう意味では、演技指導をしたアーサー・ペンも「Miracle Worker」だったのではないか…、って大げさっすか。[DVD(字幕)] 7点(2015-07-04 20:22:20) 30. キャプテン・フィリップス 《ネタバレ》 海賊に襲撃される話と聞いていたけど、こんなボロ船にチンピラ4人。かえって怖いよ。巨人に巣くうウィルスのようだ。巨大コンテナ船を舞台にした知力を駆使したアクション映画になるかと思いや、お風呂に浮かべるアヒル人形のような救命艇へ舞台は移る。そこからはもう、切なくてやりきれなくてしょうがない展開。ワタシ、自分の父親が理不尽なヤンキーに責め立てられる様をみせられるような気がしてしまいました。最後に絶望を叫ぶフィリップス船長に、何故か安堵する。泣き叫んでいいよ。ものすごくよくできていたと思いますが、観ていてこんなにいたたまれなかったのは久しぶり。だから7点で勘弁してください。[映画館(字幕)] 7点(2013-12-01 13:10:46) 31. 禁じられた遊び(1952) 《ネタバレ》 恐ろしい。ワタシには、ホラーです。たらし込まれる、とはどういうことかをまざまざと観せつけられます。ラストシーンも、悪魔がまた世に放たれたかのようにみえる。名作にして、怪作。[DVD(字幕)] 7点(2011-09-18 15:50:17)(良:1票) 32. 金環蝕(1975) 《ネタバレ》 悪い自民党と提灯持ちのマスコミ。■コロナ禍+東京オリンピック2020があぶりだしたように、そのなれの果ての世界に生きる我々のワケでして。一部の団体や組織のための政治であることを隠すことさえしなくなった自民党と、あの総務大臣政務官や政務会長や衆議院議長を糾弾できないマスコミ。■本作で、脈々と続くそのフォーマットを観て、怒りではなくて、ワタシはもう「あきらめ」の感情しかない。イヤな映画だと思う。■ワタシが疑心暗鬼になるのは、自民党議員の中には、好ましいこととはいわないけど、俺たちって所詮こんな感じだよねって、あたかも本作の登場人物のように振る舞っている人物もいるんじゃないか?、ということ。自己模倣。ある種の政治家の参考書みたいになってるんじゃないか?■ようするに本作や本作的なものが、このフォーマットを許すための逆・プロパガンダになっちゃったのではないか?(考えすぎ)。□それでも、悪い点がつけられないのは、気持ち悪い総理の女房役・星野官房長官を演じた仲代達矢と、彼の「最後のチャンス」とはなんだったんだろうと心にのこる石原金融王を演じた宇野重吉。役者は、確かにすごい。[DVD(邦画)] 6点(2022-12-10 04:43:53) 33. キートンの隣同志 《ネタバレ》 近い映画人を一人上げるとするならば、ジャッキー・チェンですね。[DVD(字幕)] 6点(2018-10-03 22:36:16) 34. 奇跡(2011) 《ネタバレ》 子ども達が旅に出ることありきで作っているよう。でも、やっぱりそこがいい。学校抜け出して電車旅ってのは、うらやましいですよ。行き交わす新幹線の前で、「本当の」望みを叫んでいるところ(あるいは、叫びあぐねるところ)は良かったです。でも、いくら考えても大仰なタイトル「奇跡」。タイトルで観客構えさせすぎて損していると思います。[DVD(邦画)] 6点(2016-09-20 20:32:40) 35. 96時間 リベンジ 《ネタバレ》 まるで躊躇がないのが、かっこいい。ただ、守るモノが分散しちゃったがために、やることなすことまるで超能力なんですよ。前作のように、ただ娘を守るための行動であるなら、どんな奇跡もそれはあり得ると思えたのでしょうけど。敵役が役不足です(間違った日本語)。[DVD(邦画)] 6点(2016-01-23 23:01:00) 36. キック・アス ジャスティス・フォーエバー 《ネタバレ》 一体どこまで本気で作っているのだろう、とソレばっかり気になってました。いやいや、ヒーローに憧れるコスプレ団と金持ちのボンの組織する悪党団の抗争なんてもんは、最初から最後まで悪ふざけだったのだと思いますが。身代わりになった父親の死すら、不謹慎な悪ふざけだったのでしょう。今時は、そういうのもアリなんだと分かっています。好きではないですけどね。なお、本作でワタシもクロエ・グレース・モレッツの魅力がわかりましたよ。女の子グループにおずおずと参加するくだりでは、「BU・SU」に出てた頃の富田靖子と雰囲気がそっくり。[DVD(字幕)] 6点(2014-07-05 01:19:26) 37. 君と歩こう 《ネタバレ》 好きなところ。冒頭、ノリオがマスクを外したときの表情。野球教室ビデオ。「頑張れ、頑張れ、アベ選手」。「じゃあ、ごめん(ぞんざいな感じで)」。ものすごく盛り上がるお話ではないんですけど、低山をゆっくり登って降りてきたような満足感はあります。三木聡監督から、エログロを取り除いたような石井監督。好きな監督。[DVD(邦画)] 6点(2012-08-13 05:59:47) 38. キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン 《ネタバレ》 カネで息子に浮気の口封じをする母親のくだり。NYの大銀行での父親のくだり。税務署のせいにしちゃってるけど、この父親、きっと何かあんな類のことをやってたんですよ。こんな両親に感化されれば、「なんの躊躇もなく、平気でウソをつく人間」が出来上がるんでしょう。そんなヤツが、天才詐欺師フランク!みたく、ヒーロー扱いされて、最終的には非常にうまいこといってるのが、正直納得できなかったですよ。そんな映画じゃないっての分かってるけど。なんか、真面目でごめんなさい。[DVD(字幕)] 6点(2009-11-04 22:57:57) 39. 菊次郎の夏 《ネタバレ》 ああ、もったいない。前半、お母さんに会いに行くくだりは、もうドキドキしてみていましたよ。地味目な正男が、お母さんに会えて終わるお話だと思っていましたので。バスのこないバス停のシーンとか好き、そこから歩き始めるシーンも好きでした。タケシ、正面から人情ドラマを作るんだと興奮しました。しかし、後半の「東京に帰る編」になってからは、映画の体(テイ)をなしていない。監督は、菊次郎自身も母親に会いに行くという趣向を思いついちゃったもんだから、それに囚われすぎて、照れ隠しが過ぎるんだ。この頃のたけしの照れ隠しは、そういう人だからと、世間も大目に見てたと思うんですけど、照れくさいの我慢してこそ監督でしょ。映画としては破綻しているし、もう一度見ようとは思わないんだけど、この有名なメインテーマを聴くたびに、この夏の中を歩くたけしのシーンは思い出してしまいそう。やっかいな映画です。[DVD(邦画)] 5点(2020-08-07 23:00:29) 40. キートンの化物屋敷 《ネタバレ》 お札を厄介者として扱うってのは新鮮でした。しかし、後半なにやら面白いことが行われている雰囲気はありましたが、良くわかりませんでした。[DVD(吹替)] 5点(2018-10-03 23:09:56)
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