みんなのシネマレビュー |
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41. キッド(1921) 子役が出てくる映画はたくさん観てきたけど、 この子供はとてもかわいい。彼の姿を追っているだけでも楽しめる。 全体の作りとしてはコメディー要素が少なく、ストーリー色が強いのだが、 その分上映時間も短いので、集中力が途切れるということはまったくなかった。 ラストは定番の温かいシーンで、こちらの気持をほんわかとさせてくれる。 チャップリン映画の入門編としても手頃な作品。[DVD(字幕)] 6点(2011-08-10 00:54:39)《改行有》 42. キューポラのある街 吉永小百合といえば、今でもアイドルというイメージが抜け切らないけど、 本作ではタイトルからも想像できるように、高度経済成長期のひずみという社会問題を軸に、 当時の時代背景とともに、少女の苦悩と成長を描いており、 低レベルなアイドル映画とは一線を画した作品に仕上がっている。 でも時々吉永小百合はアイドル演技がちょろっと出てきて、こっ恥ずかしくなるときが。 サユリストにはお薦めの青春映画だが、それにしても真面目に作ってるよね。考えられないわ。 今の若い人が観てもピンとこないんだろうな。いい歳こいた俺だってピンとこねーもん。[DVD(邦画)] 5点(2011-08-07 19:56:08)《改行有》 43. 北国の帝王 何とも男臭い、面白い設定のドラマ。 "意地と誇りをかけて"がこの作品のテーマであり、妙味にもなっているのだが、 女の人から見ると、「何くだらないことにムキになってんの?」と感じること必至。 男というものはしょーもない事にこだわる、そういう生き物なんです。 鬼車掌役は、「ポセイドン・アドベンチャー」で、神父にやたら噛みつく刑事役を演じた、 個性的な俳優さん。彼も良かったけど、相手役のリー・マーヴィンも渋かった。 完全に男性向けと言えるだろう作品。[DVD(字幕)] 5点(2011-08-05 09:59:06)《改行有》 44. キス・オブ・ザ・ドラゴン ジェット・リー主演のアクション映画。 ストーリーはありきたりで、あまり面白くないんだけど、シリアス系の展開で、 演出もちょっと凝っていた。こういったアクション映画はお話の内容より、 やっぱり主役の魅力が全て。リーのファンなら十分楽しめる作品かと。[地上波(吹替)] 4点(2011-08-05 07:40:40)《改行有》 45. 嫌われ松子の一生 一人の女の波瀾万丈な人生を描いた作品。 自ら不幸を背負ってしまう何だか訳のわからないヒロインだけど、 こういう女性って実際に存在するし、コメディー・タッチのストーリーなので、 あまり気にはならない。CGを多用しているのが特徴で、内容とは正反対に映像は華やか。 一応バランスは取れているんだろうけど、エピソードと演出に出来不出来があって、 やっぱり新感覚の映画といった印象が強かった。[地上波(邦画)] 4点(2011-08-05 07:09:07)《改行有》 46. 黄色いリボン やっぱりジョン・ウェインは西部劇がよく似合う。 風格があるというか重厚というか、どっしりしていて、本作での大尉役にはぴったり。 ストーリーはかなり平坦で、あっち行ったりこっち行ったり、何をやってるのか、 よくわからなかった。あくまでジョンの魅力を描くための作品という印象だが、 映像に関しては、西部劇の中では「シェーン」に匹敵するくらいきれいで、音楽もいい。 雄大な荒野に、思わず魅せられてしまいそうな作品だった。[DVD(字幕)] 5点(2011-08-05 06:17:45)《改行有》 47. キャント・バイ・ミー・ラブ 学園を舞台にした青春ドラマ。髪型やファッションなど、 いかにも80年代といった感じで、確かにこんな雰囲気だった。懐かしい。 登場人物たちのキャラ設定はオーバーかつ単純と、かなりデフォルメされているけど、 その分わかりやすく、テーマもよく伝わってくる。 多かれ少なかれ、誰もが通る道を描いた作品なので、感情移入はし易いかと思う。 特に十代の若い人たちには、人生勉強の代わりにもなるのでお薦め。音楽はいいよね。[ビデオ(字幕)] 4点(2011-08-02 05:19:52)《改行有》 48. 休暇 《ネタバレ》 公開時は評判がよかったので期待したのだが、結果は今一つの印象だった。 刑務官と死刑囚を題材に、「死」をテーマにしていたのはよかったんだけど、 刑務官のプライベートなシーンとの繋がりが浅いように思えた。 たぶんこちらで「生」を描きたかったんだろうけど、どうにも噛み合っていない印象を受ける。 また死刑囚のほうは詳しい描写がないために、若くて真面目で大人しいキャラ設定が違和感。 年配の死刑囚のほうが深みが出て、もっと良くなっていたと思う。 刑務官たちのキャスティングは問題なく、最後まで安心して鑑賞できたけど・・・。[DVD(邦画)] 4点(2011-08-02 03:47:27)《改行有》 49. 岸辺のふたり 8分間と、とても上映時間の短いアニメーション。 少女の気持ちは十分伝わるし、影絵のようなキャラと音楽で切なさも表現できているが、 状況設定に関しては何の説明もないので、当然のことながらドラマ性はいっさいなし。 短編映画というジャンルだけの評価なら6、7点つけてもいいけど、 他の長編映画との兼ね合いもあるので、この点数ということで。 同じ短編アニメーションなら、「つみきのいえ」の方がアイデア、設定ともに出来がいい。[インターネット(字幕)] 2点(2011-08-01 10:54:22)《改行有》 50. 偽装の女 とても昭和12年に作られたとは思えない、面白い設定のラブコメディー。 現代でリメイクすれば、きっとアラサー以降の女性たちに注目されるのは間違いない。 ただ残念ながら、本作ではその設定が劇中にうまく生かされていたとは言い難い。 コメディーパートはクスッと笑える程度だし、ストーリーのほうも特別大したヒネリもなく、 至って普通のラブロマンスになってしまった。まあ製作年を考えると、仕方ないか。 そこそこ楽しめる作品だとは思うけど・・・。[DVD(字幕)] 3点(2011-08-01 06:13:06)《改行有》 51. キッド(2000) ディズニーらしく映像の雰囲気は中々いいが、 当たり障りのないファンタジー系ドラマで、ストーリー展開としての妙味はあまりない。 序盤の状況設定だけで、もうほとんどの人は先が読めてしまうだろう。 子役がブルースと全然似てないのはご愛嬌だが、ラストも本当にあっさり系。 単にほのぼのしたいという目的だけなら、普通に楽しめる作品だと思う。[地上波(吹替)] 4点(2011-08-01 05:15:54)《改行有》 52. 奇跡の人(1962) 御存知ヘレンケラー女史と、家庭教師サリバンの苦闘を描いたドラマ。 実話を映画化した作品ということで、やはり事実とは違う脚色もあるようだが、 三重苦という想像を絶する状況だけに、さすがに鑑賞前からこちらの気構えも違う。 作品の方は106分と短く、サリバンの人物描写にも時間を割いているので、 苦闘のエピソードは削られているという感は否めない。 それでも主役二人の演技はとても素晴らしく、目を離せないほどの見応えがあった。 作品の完成度も決して低くはないが、出来がどうというより、やはり一度は観ておくべき映画。[DVD(字幕)] 7点(2011-07-31 05:24:49)《改行有》 53. 銀座の恋の物語 ストーリーは「めぐり逢い」とほとんど同じロマンスもの。 ただあちらのようなセンスのいい演出は見られず、邦画らしいちょっと暗めの作り。 お話の間がもたなかったのか、本筋のストーリー以外に青春映画の要素を付加しており、 ちょっと散漫に。友情出演の江利チエミの役柄などは完璧に浮いていた。 みんな若くて、ヒロインの浅丘ルリ子がとてもかわいい。レトロ感覚で鑑賞するのがベストかと。[地上波(邦画)] 3点(2011-07-30 18:15:27)《改行有》 54. キング・コング(1933) 時代を感じさせてくれる作品。たぶんこれが特撮映画の元祖なのだろうが、 当時はやっぱり凄い衝撃を与えたのではないかと思う。 コングや恐竜のシーンなどは子供の頃に観た古い人形劇のようで面白かったが、 この映像なら、このストーリーで十分。昭和8年の製作かあ、う~ん、凄い。[DVD(字幕)] 4点(2011-07-30 17:11:00)《改行有》 55. 消えた天使 性犯罪専門の監察官が主人公のサイコ調サスペンス映画。 彼はどうやら性犯罪をひどく憎んでいて、公務員とは思えない無茶な行動ばかりするのだが、 その理由がわからないのでただ重苦しく、すんなりと物語に入っていけなかった。 映像演出がやたら凝っていて、これもストーリーに集中しづらい原因になっているのかも。 お話の核になっている事件の真相も、特別大きな捻りもなく、総体的に今ひとつの映画だった。[DVD(字幕)] 3点(2011-07-26 06:35:03)(良:1票) 《改行有》 56. キタキツネ物語 何でこの映画をわざわざ金を払い、しかも一人で観にいったのか、 記憶がまったく定かではない。周りはやはり家族連れが多かった。 キタキツネの生態をドラマ風に仕上げたドキュメント映画で、 確かナレーションが入っていたように思う。NHKの動物ドキュメント番組と同じような作り。 キタキツネの家族がメインで、もちろん子供のキツネも出てくるが、 ブリザード吹き荒れる北海道を舞台にしているので、画面を見ているだけで凍りそうだった。 撮影はさぞかし大変だったろうな、という印象だけはよく覚えている。 映画的な面白さはないが、動物好きな女の子やお子さんにはいい作品ではないかと思う。 テレビで観てれば十分だとは思うけど・・・。[映画館(邦画)] 2点(2011-07-26 04:15:15)《改行有》 57. キャットウーマン もう序盤の設定から、「嘘!」と目を丸くするぐらいぶっ飛んじゃってる。 キャットウーマンの誕生がよくわからなかった人は、ちゃんと予習してから観てね、 という、もう最初から鑑賞者を突き放したような不親切さ。 キャットウーマンの仕草や動きは、まるで漫画のようで笑えたんだけど、 終盤のシャローン・ストーンとのセクシー対決は、さらに腸が捩れるほど大笑いさせてくれた。 ライオン・ウーマンにでも変身してたら、たぶん笑い死んでいたと思う。 まあセクシーといっても、それほど大したシーンもなく、ヒロインにもまったく魅力を感じない。 もっとハマリ役のセクシー女優はたくさんいたと思う。 この作品は期待せずに鑑賞する事を第一条件に、各自見所を見つけて楽しむギャグ映画である。[地上波(吹替)] 2点(2011-07-26 03:22:54)《改行有》 58. キング・オブ・コメディ(1982) コミカルタッチで描いているけど、純粋なコメディー映画ではなく、一応ストーリー映画。 デニーロ扮するコメディアンのキャラが、とにかく最高に面白くて、しかもキレている。 下手なコメディー映画よりも大笑いさせてもらった。ホントにこの役者さんはうまい。 雰囲気はテレビ映画のような感じだが、ラストは実際に起こりそうな顛末で、妙にスカッとした。 久しぶりに後味のいい映画を観たな、ということで、お薦め。[DVD(字幕)] 7点(2011-07-24 17:51:21)《改行有》 59. 恐竜の島 小学生の時、映画館まで足を運んで鑑賞した作品。 序盤の設定からとても面白そうなんだけど、おそらく子供心に、 「ジュラシック・パーク」のような映画を期待していたのだと思う。 だがこの時期はまだ特撮技術が発達していないため、恐竜の造形や動きがもの凄いチープ。 テレビ画面ならまだしも、とてもスクリーンサイズに耐えられるような代物ではなかった。 ドラマとしても面白味に欠け、取り立てて印象に残っているシーンはない。 今の技術なら、多少は観れる映画になるんだろうけど・・・。[映画館(字幕)] 2点(2011-07-23 04:39:39)《改行有》 60. キューティ・ブロンド 序盤はヒロインのキャラがやけに軽薄で、一体この映画どうなるの? と心配したのだが、その後は普通にちゃんと観れた。 いわゆるサクセスストーリーものだけど、コメディー要素があって気楽に鑑賞できる。 多少お話の展開にご都合主義的な部分も見受けられるが、シナリオはちゃんと練られているし、 ヒロインの明るい前向きなキャラが、作品の粗をカバーしているんじゃないかと。 若い人、特に女性にはお薦め。ラストは結構スカッとするし、共感もし易いと思う。[DVD(字幕)] 6点(2011-07-23 02:47:54)(良:1票) 《改行有》
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