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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. ギルバート・グレイプ 《ネタバレ》 久々に映画らしい作品を見たと思った。このキャストの話題作を今まで見ていなかったことも恥ずかしいのだが。明確なメッセージが提示されているわけでもないが、こういうのが私は大好きだ。ある家族のエピソードを大風呂敷を広げるように紹介し、何事かをきっかけにバッと収束するという感じが好きだ。母や弟のことを重荷に感じているが、そのことを認めようとせず自分をコントロールしてしまう兄、自分をコントロールできない弟、我慢の末コントロールが効かなくなった母。その三人のうち誰かが死ぬんだろうなという緊張感。父が残した家屋のしがらみ。炎は全てを焼き尽くした。[CS・衛星(字幕)] 9点(2011-11-17 22:06:28)(良:2票) 2. ギター弾きの恋 《ネタバレ》 エメットという男は単にイヤなやつとか自堕落とか自信家とか、マイナスイメージだけの人間のように見られがちだが、一本筋の通ったヤツなんじゃないかなあ。自分のアーチスト性を信じ、彼なりのアーチストっぽい行き方を貫いているというか。良く言えば流されない、悪く言えば進歩がない。自称世界で二番目の座に君臨し(甘んじ)、女をナンパし、ドブネズミを撃ち、汽車を眺める。つま弾くギターの音色はいつも美しいが聴く人間はどんどん変化していく。ハッティは唯一エメットと体内時計が合っていたのに…。気づかなかった事に気づいた時の後悔。切ないねぇ。[CS・衛星(字幕)] 7点(2007-09-04 12:42:45) 3. CUBE 極限に置かれた人間がどんな行動をとるのか。実際にやってそうな実験です。映画としても少ない予算でこんな作品が出来るんだ、という実験です。すごいです。これだったら入れる人間を換えただけでいくらでもストーリーが出来ます。でも2はおもしろくないんですね?まだ未見です。全体的に気持ち悪く、血なまぐさく、ちょっと苦手。二度は見たくないかな。でも「エレベーテッド」見忘れてビデオ屋さんに返してしまったので、また借りなければ…。で、もったいないからって本編もまた見ちゃうんだろうなぁ…。やだなぁ…。[DVD(字幕)] 7点(2005-06-21 10:16:18)(笑:1票) 4. 銀河鉄道999 エターナル・ファンタジー 「さよなら~」の詰め込みすぎを反省したのか、今度はほんの序章しか語られていない。せめて2時間作ってトリロジーにすれば良いのに5年たった今でも続編は作られていない。ビックゴールドが休刊になったのと、今作がおもしろくなかったのが理由なんだろうけど。序章だってそれなりに楽しめなければ。これじゃあTVシリーズ(2クール)の、2話で打ち切りみたい。そして更に登場人物が少女趣味なのがいけない。松本零士氏が元々少女誌出身なので不思議はないが、いつもの骨太感に欠ける。監督以下製作者が趣味に走ったか。やっぱりりんたろうじゃないとだめかな。 3点(2004-01-18 14:34:19)《改行有》 5. 奇跡の旅2/サンフランシスコの大冒険 前作同様、とても良いです。ラストは前作+αで嬉しかったです。8点(2003-09-28 15:51:18) 6. 奇蹟の輝き 家族があっという間に崩壊しちゃって、どうするんだろうと思ったら、後から断片的に思い出していく。なかなかニクい演出だな~。出演者がみんな死者ってのが暗くて重いけど、アノ世での再会は感動した。ダンテの神曲とかキリスト教の概念とか、不勉強なのでその辺の所はよく分からないけど、分かったらもっとおもしろいのかな。6点(2003-08-03 12:34:39) 7. 奇跡の旅 動物たちの演技に感心した。ピューマやヒマラヤンのサシーが川で溺れたりするシーンは「動物愛護団体に怒られるぞー」という思いも含めてハラハラしながら観た。ラスト、エンドロールで「動物の演技指導は愛護団体の監視の下に云々」とあったので、ゴールデンレトリバーのシャドウが帰ってきたときと同じくらいほっとした。無事に生還したシャドウが、自分の身より主人ピーターの事を心配して“言う”セリフは、作り手が勝手にあてた言葉と知りながらも感動してしまった。オリジナル「三匹荒野を行く」も見てみたい。8点(2003-07-03 10:24:32)(笑:1票) (良:2票)
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