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1. 凶気の桜
《ネタバレ》 ここ数年の窪塚くんの印象からして(元々よく知らんけど)、この映画はもっと変わった偏った映画なのかな?と思っていたが、実際に見たら案外普通のヤンキー&ヤクザ映画でした。ネオトージョーとかイデオロギーだナンダと言ってますが、少なくても映画上では、単なるちょっと変わった格好をしたチーマーな3人が、ちょっとした間違いから、ヤクザ同士の抗争に巻き込まれてしまう悲劇を後半は割とテンポよく描いております。窪塚くんの友人二人は、本当に頭が悪そうなお人よしに見えるので、(だって武蔵だし)なかなか良いキャスティングで、本当にかわいそうに思えました。高橋まり子は
美人&オサレすぎて、この映画ではちょっと浮いてしまったのかな(私は好きですが)
で、江口とか組長とか会長とかは、嵌ってるけど、ちょっと漫画みたいな感じが過ぎて、微妙でしたね。窪塚くん演じる山口のような「ちょっと変わったオレを演出中なヤンキー」って私の同級生にもいたので、ほほえましい気持ちを思い出しました。素直な
良い子なのよね・・・。サムイけど。[地上波(邦画)] 6点(2008-03-30 01:17:07)《改行有》
2. ギャラクシー・クエスト
夢見る頃を過ぎた人こそ、楽しめる映画ではないでしょうか。
落ち目のヒーローたちがもう一度夢に目覚めるステキな物語。シガニーが綺麗なのも、勇気づけられるし(笑)細かい会話も気をつけてみてると、とっても面白い。
素直に「頑張ろうぜ!!」って思える明るい映画ってありそうでなさそうなので、元気がないお勤め人の人には是非ゼヒ、おススメしたい。
[DVD(字幕)] 9点(2007-04-12 02:55:19)《改行有》
3. キングダム・オブ・ヘブン
《ネタバレ》 結構グラディエーターと共通してるテーマの映画だと思いました。
主人公が王女とホイホイ結婚しないことがこの映画の一つのポイントと
なっていると思うが、それについては「不倫はヤダ」という単純なキリスト教徒的
理由ではなくて(その前に既に寝てる・・)「アホ夫を殺して→王女と結婚して→権力を得る」っていう流れが、主人公の思う「妻を失い、司祭を殺した自分を償う道」と矛盾しすぎていて、そっちに流されなかったんだろうな、、と私は思いました。
バリアンという人は、女の色香には弱く、自殺した妻の死を侮辱されたからといって
司祭をうっかり殺してしまうし、「完璧な男」ではないわけですが、
それでもいっちょまえの「罪悪感」があり「誰かの為に自分をささげる場所を探している」という無欲な求道者な部分が、みんなを引き付ける、という設定なのかな、、と
なんとなく。
リドリースコットはたぶん・・・ですが、イラク戦争についての批判的な意味も
こめてこの映画を作った所もあると思え、あくまで、「権力を得る為(たとえそれが
防衛的な意味でも)に誰かを殺してのしあがる主人公」は描きたくなかったのかな。
権力欲のない主人公・・といった意味ではグラディエーターのときのラッセルと
同じだなぁと思いました。
まあ、どちらも、「お前が王女とさっさと結婚しとけば、国民の犠牲も
もっと少なくすんだんちゃうんかい」というジレンマがあるわけですが、
でも、私も本当のヒーローって「自分は地位は要りません」的な人かなあ
とも思うので、今回のバリアンもでしゃばらない部分はまあ好きですよ。
でも、オーランドくんにはやはりラッセル程の「ヒーローオーラ」が全くなく、
そのせいかストーリーがどうも淡々としてしまいましたね。
戦闘シーンも迫力があっていいし、敵役や脇役もとっても魅力があるのに、
どうも薄味な感じの主ストーリーが、それを生かせてなかったようです。
いっそのこと、エルサレムに着いた所からのストーリーにしてしまって
(回想でなんとかする)、もっと王や王女や父親とのエピを濃いもんにしておけば傑作になったかも。惜しい感じ。
[DVD(吹替)] 7点(2007-01-05 18:01:54)《改行有》
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