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1. 君たちはどう生きるか(2023)
宮崎駿本人が「よくわからん」って言ってるんだから、第三者にわかるはずがないだろ!
ということで終始よくわからない映画でした。色んな伏線が投げっぱなし状態。
元々あまり細かいところは説明せず、勢いで突き進むのが宮崎アニメの良さですが、千と千尋の神隠しぐらいまではその「よくわからない点」も勢いで全て押しきれてた気がするが、ハウルの動く城ではよくわからない点が気になって話に集中できなくなってる状況が増えたなぁという印象です。話の流れがいまいち面白みに欠けるので、よくわからないところが目について気になってしまう。
それと同じ事が本作でも起きています。ゆえに満足度はハウルの動く城と同じ感じ。
ところどころ面白い点、素晴らしい作画が目を引くが、話全体としてはつまらないなぁという印象。
そりゃまぁ色々考察はできるんですよね。自分ですら概ねよくわからんシーンにもこじつけ的な解釈は付けられます。
でもそのほとんどが関西のノリみたいに後ろに「知らんけど」と付けて話すような話しか無いと思います。だって本人がわからないって言ってるんだもん。
なのでこの映画は作った本人ですらいまいちよくわから話を、考察好きの人が色々考察という名の妄想を膨らませたり、ユーチューバーの飯のタネ向けの映画なんだろうなと思います。
特に後者の人にはありがたいだろうなぁ。1つの題材で何本でも動画が作れるから、飯のタネが空から降ってきた感じでしょうね。
結局エヴァみたいに「作った本人はそこまで考えてないと思うよ?」って内容の考察を自分で考えたり考察動画を漁って楽しめる人なのかどうなのかが、この映画を楽しめるかどうかの分かれ目かと思います。
知らんけど[映画館(邦画)] 5点(2023-07-20 10:06:02)《改行有》
2. 機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島
《ネタバレ》 元々20分ちょっとのアニメ1話を引き延ばして2時間弱の映画にしたので、間延び間のある作品になるかなぁと思ってましたが、思ったよりは間延び間はひどくはなかったですね。想像したものがそのまま出てきた感じ。
元の話は未見のまま鑑賞。
序盤はファーストガンダムをほうふつとさせるキャラの独特な動きに若干イライラしたけど、途中から慣れてきたのか、それとも敵キャラたちの動きが洗練された現代的な動きになっていたのか、特に何とも思わなくなったな。
カサブランカ隊の女性隊員が、セリフは少なかったもののドアンとの関係を妄想させてくれる感じで、「エモい」なぁと思ってしまった。セリフで全く語らなくても、キャラのアクション、絵で語ってくれている感じが非常に良かった。他のカサブランカ隊員はあまり魅力があるキャラがいなかったかな。ミサイル発射の任務に出向いた隊員は瞬殺されてしまうし、隊長は脳筋っぽい感じだし、ヒャッハーしてるキャラはまあうんこういうキャラいるよねって感じで新鮮味は無かったし・・・
ローラーダッシュするザクがカッコよかったですね。
ちょい役ではあるものの、マ・クベが良い味出してましたね。最後の捨て台詞とか。
元の話も見てみたくなったので、あとで時間のある時に見ておくかー。[映画館(邦画)] 7点(2022-06-07 17:14:02)《改行有》
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