|
プロフィール |
コメント数 |
83 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
庶民の個性が尊重されても、アーティストの個性は尊重されない。 寺山修司、中田秀夫、アルジェント娘、アルジャーノンへ花束をフランス映画版。反語的マザコン。 愛されなかったというよりも、許されることのなかった子供。 ひと並みの人生は送れない。 |
|
1. 嫌われ松子の一生
この映画の主人公のような女性を知っている。
彼女たちが不幸になったのは、自業自得ではない。
彼女たちが「依存」しているかのように見えるのは、あなた方が既に与えられている側の人間だからに過ぎない。
ラストは商売上の理由でこうなっただけだと思う。個人的には、そこで迎合したのは気に喰わないが、逆に言えば、だからこそウケたのだと思う。
下妻とこれ、二本立て続けにスマッシュヒットを放ったこの監督は、告白以降失速した。(売れたかどうかではなく、単に売上だけを目指して成功した恥ずかしいやつに堕落した。要は無残にも中身がなくなっていた。そして、話しを戻すが、この映画のラストでしたのが迎合だったと監督には自覚できなかったことが、その原因だ。その意味で、この監督は既に消費された)
TAMAKISTさんのレビューがよかったんで、書く気になった。[DVD(邦画)] 8点(2023-01-08 03:26:43)(良:1票) 《改行有》
2. 君に届け
《ネタバレ》 ラピュタで一番キャラが立っていたのは、ドーラだった。
誰が為に鐘は鳴る(映画版)で一番キャラが立っていたのは、ゲリラの女頭領だった。(ちなみに映画そのものはかなりつまらない)
この映画で一番キャラが立っていたのは、くるみちゃんだった。
このくるみちゃんだが、完膚なきまでに敗ける。しかも、卑劣な策を弄しても、まだ敗けた。
そのことをくるみちゃんが、はっきりと理解する場面が描かれていた。(しかもここは二段重ねだ)
更に、映画はこのくるみちゃんに負け惜しみを言わせる。
ここはあれだ。サウンド・オブ・ミュージックで富豪の未亡人が失恋した時に、体面を保たせた場面を思い出させた。
野球少年は、自分が好きな女が失恋した時に、その場に居合わせた。立場上反応は出来ないのだが、彼女の痛みを感じ取る。だが、この場面は観客に、野球少年が自分がしているのが片想いであることを、そして相手が誰のことを好きだったのかを知っていたことを理解させる場面でもあった。
丁寧な映画だ。
そして、誰も悪者にしない。
前述のくるみちゃんも、ラスト前で、良い役がまわってくる。
おそらく原作ありじゃないかと思うが(原作なしのオリジナル脚本でここまで書けるやつは今の日本にはいない)、俺は丁寧に描かれてさえいれば、ただそれだけで評価する。[DVD(邦画)] 8点(2021-12-18 06:50:05)《改行有》
3. キルミー・レイター
へたくそな映画である。気に入らないのは、音使いと、ストップモーションやらスローモーションやらの使い方。ホンは悪くない。そして、ヒロインが気に入ったので、5点か?5点(2003-07-21 00:32:13)(良:1票)
4. キャリー(1976)
え、そう? 別に恐いかどうかはどうでもよくて、化け物は哀しくなけりゃいかんだろう。フランケンシュタインの怪物とならんで、キャリーは哀しい化け物の二大巨頭だっつっ!! おれは大好きだね! むしろ、恐いと言えば、お母さんでは・・・。あ、そうそう、ラストシーンはあんまり好きではない。9点(2002-11-08 06:07:34)
5. 去年マリエンバートで
え? これは10点でしょう。むかし、自主上映の団体があって、赤字がひどくなると、この映画で急場をしのいだ訳です。10点(2002-11-08 04:19:35)(笑:1票)
0 | 1 | 1.20% |
|
1 | 3 | 3.61% |
|
2 | 16 | 19.28% |
|
3 | 3 | 3.61% |
|
4 | 5 | 6.02% |
|
5 | 5 | 6.02% |
|
6 | 5 | 6.02% |
|
7 | 11 | 13.25% |
|
8 | 21 | 25.30% |
|
9 | 3 | 3.61% |
|
10 | 10 | 12.05% |
|
|
|