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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦 子供向けの作品なので、ありきたりなメッセージ性が無い分、すっきりした物語になっていて、気持ちよく感動できました。姫や「お又のおじさん」の立ち振る舞いも、丁寧に演出されていて、下手な時代劇よりよっぽどリアルな人物像になってると思います。ラストがまたいいのです。中途半端に説明っぽいエピソードもなく、ほろ苦い後味がうれしい。小手先のメッセージより、シンプルな物語の力強さが、結局映画のおもしろさの原点なのだなあと改めて感じました。野武士のエピソードがちょっとだけ余計な感じなので、減点しましたが…。[地上波(邦画)] 9点(2009-09-19 17:43:46) 2. クラッシュ(2004) 《ネタバレ》 人種問題の描き方が強烈な印象でしたが、もう1つの面として、なんだか常にイライラしている人々の風景も印象的でした。登場人物同士がいろんな場面でぶつかり合っているのですが、その怒りの感情に、差別意識でない原因も含まれているところが、映画に深みを持たせていると思います。ディレクターの夫婦のいがみあいも、弟を探せと怒り続ける刑事の母親も、ヒッチハイカーを乗せた後、笑われたことでイラつく若い警官も、それぞれの別な問題をかかえていて、そのイライラ感が、異人種と出会ったときに噴出していたのでしょう。サンドラ・ブロックが最後のほうで「朝起きるとなんだかとにかく怒っているの」と夫に告白しているシーンが象徴的でした。日本人も、電車なんかに乗っていると、とにかくイライラしてるような人を見かけるので、似たようなものだなあと思いました。[DVD(字幕)] 7点(2007-05-06 09:32:37) 3. グッドナイト&グッドラック 映画の出来としては、とても良いと思います。舞台設定も人物描写も、最小限にまとめてあって、派手に主張するようなくどいセリフやあざといシーンもなく、丁寧な抑えられた演出と演技に好感が持てました。個々のキャラクタの人間関係がほとんど説明がないので、普通のドラマとして観てしまうと、流れの読めない映画とも思われてしまうかもしれませんが、最後まで観るとあまり気になりません。しかし、テーマがよくある「メディアの正義」で、想像した程度にしかストーリーが展開しないので、退屈な映画でもありました。 [DVD(字幕)] 6点(2007-03-31 17:04:26)《改行有》 4. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲 《ネタバレ》 本筋と無関係なシーンが多くて、全体にバランスが悪いと思います。オープニングの万博シーン、バスのカーチェイス、鉄骨の上でのドタバタは、不要とは言わないまでも、長すぎでしょう。その時間分だけ、悪役側の背景を丁寧に見せて欲しかったです。子供の頃は遊んでばかりで楽しかったという感情と、昭和の風景との関連も、よく分かりません。幼稚園の先生たちの子供時代は、もうあの町の風景ではないですもんね。ラストの、しんちゃんが足にしがみつくシーンも、どこかで観たようなものでしかないので、ちょっとあざとい感じです。飛び降りようとするシーンも、なぜそこまで思いつめないといけないのか、説明不足で理解できないので、強引にまとめただけのようにしか見えません。ヒロシの足のにおいと、お疲れサラリーマンの回想シーンの流れだけ、うまいなあと思いましたから、4点。[地上波(邦画)] 4点(2009-12-19 16:30:02)(良:1票) 5. グラディエーター 1回目に観たときは、迫力たっぷり、情感たっぷりのシーンに夢中になって、興奮しまくりでしたが、2回目に観ると、各人物の行動の矛盾が気になって、すっかり冷めてしまいました。マキシマスのあの場面とあの場面を削れば…完成度が高かったでしょうに、残念です。シナリオの段階で、絞りきれなかったのでしょうか。3回目にテレビで観たときは、さらに冷めてしまうのが嫌で、エンディングのあの「どっこいしょ」のシーンを観る前にチャンネルを変えてしまいました。[DVD(字幕)] 4点(2007-02-12 23:35:45) 6. グリーン・デスティニー 不自然極まりないアクションシーンの連続に、すっかり飽きてしまいました。もう少し「ワイヤーアクション」っぽくない映像にできないものなのでしょうか・・・。竹やぶ(?)の上での対決シーンも、吊ってあるようにさえ見えなかったら、幻想的な設定が生かせたと思ったのですが。[DVD(字幕)] 4点(2007-02-07 21:28:08)
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