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プロフィール |
コメント数 |
418 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
1959年生まれの48歳。 神戸市近郊に在住の、映画をこよなく愛する 市井の人であります。 ま、コツコツとレビューしようと思ってます。 |
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1. グリーンマイル
テーマそのものは極めて重い。無実の人間が死刑にされ、それを執行せざるを得ない刑務官の地獄のような苦しみ…。にもかかわらず、何とも救いようがなく後味の悪過ぎる映画でした。超能力で人を助け、悪人を懲らしめるというファンタジー仕上げは悪くはないと思います。しかしラストに、ドラマチックな奇跡でも用意されているのかというとそうでもない。さらに、コーフィが繰り返し言う「生きるのに疲れた…」も理解出来ず最後まで尾を引いた。メッセージ性の強い快作「ショーシャンクの空に」を世に出したダラボン監督だけに、ただ“泣いて下さい”に終らせた今作は本当に残念です。5点(2004-08-30 12:55:28)
2. グラン・マスクの男
北メキシコの郊外に実在する心やさしい神父さんの物語り。孤児たちの生活費と、新施設を作る資金作りのためプロレスラーとして日夜リングに上がる。これといった大事件もなくストーリーは進み、演出も弱っちいわけなんですが、ジャン・レノがリングの上で投げたり投げられたりの大健闘。憎たらしいカラスをイメージさせる変テコなプロレスラーとの対戦シーンと、トリオ・ザ・パンチョ?のユニークなキャラがウケた。まぁこういう作品には弱いので、7点。7点(2004-03-03 23:04:12)
3. クライング・ゲーム
予備知識なしで見たのが良かったのか、サスペンスものとしては鮮烈な印象を放った異色作でしたね。シャレたファーストシーンからゾクゾクさせてくれたし、見せ場をちりばめた意外性のあるプロットも言うことなし! ! 主役を演じるスティーヴン・レイを軸に、フォレスト・ウィテカー、ジェイ・デヴィッドソンら三者三様の会話の妙も十分に味わうことが出来る。しかも、作品全体にそこはかとなく切ない雰囲気に満ち溢れており、英文学の香り漂う作風になっている。根源的な“愛とは? 人間とは?”というテーマ性も用意されているわで、ニール・ジョーダン監督の手腕にはただただ脱帽。驚愕のラストをも含め、ラブ・サスペンスとしては間違いなく傑作! !9点(2003-11-13 18:52:14)
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