|
1. クレージー作戦 先手必勝
後の「大作戦」「大冒険」に連なる、クレイジーキャッツ総出演の「作戦」シリーズ第一弾。クレイジー映画はこの「作戦」シリーズと、植木等の魅力を抽出した「日本一の男」シリーズに大別されるのだけど、正直本作はまだまだの感は強い。クレイジーメンバーの個性が全員分発揮されたとは言えず、ヒロイン中尾ミエを抱き合わせで売りたい渡邊プロのスケベ心なんかも見え隠れして、完成度はちょこっと低めの印象強し。むしろ注目のしどころは、脚本の池田一郎かもしれない。この見慣れない脚本家、実は時代小説等で有名な、故・隆慶一郎氏のペンネーム。そう考えると植木等の、常識に縛られない豪放磊落かつ破天荒なキャラクターは、隆氏の「花の慶次」の主人公などと共通しないだろうか?メンバーが集まって一つの商売を設立させ、その成功までのプロセスを描くというメインコンセプトは、むしろ「前進」「冒険」等の、後のドリフターズ映画に継承されていく。[ビデオ(字幕)] 5点(2005-08-07 20:02:38)
2. クラッシャージョウ
原作小説は中学時代に読みまくったぐらい好きだった。その原作者が脚本をやって、小説時代からのイラスト担当の安彦氏がキャラデザと作画を担当してるのだから、このアニメくらい原作ファンから受けが良い映画も他にないかもしれない。ただ……上映時間長すぎ&中だるみし過ぎ。7点(2003-09-28 19:07:04)
3. 孔雀王
例え原作通りに映画化するつもりが当初からなかったのだとしても、それなりの理屈や整合性が売りのジャンルの映画を、脚本を基本的に構築しない国との合作で撮るという企画自体が無理。日本パートの「これからわくわく度」と、日本を出た途端からラストまでの「その場の勢いとノリだけでガンガンいこうぜ感」とのギャップが素晴らしすぎて二度と観る気が起きない一本。2点(2003-09-28 18:42:11)
0 | 6 | 4.76% |
|
1 | 10 | 7.94% |
|
2 | 2 | 1.59% |
|
3 | 6 | 4.76% |
|
4 | 5 | 3.97% |
|
5 | 13 | 10.32% |
|
6 | 7 | 5.56% |
|
7 | 19 | 15.08% |
|
8 | 12 | 9.52% |
|
9 | 17 | 13.49% |
|
10 | 29 | 23.02% |
|
|
|