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1. グラン・トリノ
《ネタバレ》 人種差別は個人的な偏見の集団意識でもあると思います。
時に、国民感情の平均値にもなりうるのかな。
特に主人公のような世代には固定観念でもありますよね。
それまで意固地だったが、妻を失ったことによって外柔内剛に変わろうとした様子をよく描いていたと思います。
イーストウッドは銃社会の映画から脱却を果たしたいのではないでしょうか?
その先鋒作品を選んで来たではないですか。
ウェスタン、ダーティーハリー。
即決のエンディングで僕は良かったと思います。
あれは「美的完成」そのものですよね。
「美的完成」・・・・
要するに「自殺」ですよ。
「懺悔」はキーワードでもありますよね。
観終わって、「あぁ、よう解った」と思いました。
映画はこうでなければいけないのではないでしょうか。[DVD(字幕)] 7点(2010-05-04 22:05:14)《改行有》
2. クイール
《ネタバレ》 私も犬を二頭飼っています。ゴールデンと柴です。 水を注すようですが5点という評価の通り、可も無く不可も無くと言ったところです。 椎名桔平と小林薫は良かったです。特に小林薫は実在の渡辺さん(故人)を演じ、生前の彼を知る人々からは絶賛だったそうです。
しかし「省略された年月」のウェイトの大きさに遺憾さが残ります。 犬好きの方達や原作を読まれた方々にはスッと入り込めるストーリーですが、宣伝にだけ惚れこんで観に行った人達に物足りなさが残るのは否めません。 みのもんたの「動物奇想天外」の中の特集コーナーのほうがより身近な感動が沸くと思えます。 クイールに関わった人々の存在や気持ちを思えば、盲導犬育成の為の一大社会現象、プロパガンダとなって然るべき題材であっただけに手放しで賞賛は出来ません。 でも自然さや可愛さはよく工夫されていました。クイール最後のシーンがアニマトリックスによる精巧なダミーという点も、評価すべき点だと思います。 総じてみて犬好き、動物好き、またその生死に問題意識のある方々には理解しやすいのですが、そうでない方々が感動できるかという点ではどうでしょう。幼い子供さんがみえるお宅ではビデオでゆっくり鑑賞されるに充分ではないかと思えます。 犬好きの私自身は大変感動致しましたが。[映画館(字幕)] 5点(2004-03-15 04:53:41)《改行有》
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