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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. グッドフェローズ 『ゴッド・ファーザー』がファミリーを題材とした映画なら、この映画は末端の”チンピラ”たちの映画ですね。「なぜそこで怒るかなぁ」とついついツッコミを入れたくなる、ジョー・ぺシのキレどころが分からない、ムチャクチャなキレっぷりが恐怖です。考えをコロッと変えるジミーはもっと怖い。面倒見のいいポーリーは一番こわい。この世界で生き残るには、仲間をも平気で裏切る。これって、すごく怖い。誰も信用できない裏社会を露骨に表しています。ポーリーをドンとする、ヘンリー・トミー・ジミーの絆は感動的ではなく、濃いようで渇いてもいる、いかにもスコセッシの演出らしい息苦しさを感じる繋がりでした。ヘンリーという、マフィアに憧れた男のだらしなき(しかし実際の末端の”チンピラ”たちもこうなんだろうなぁと思わせる)生き様を如実に表した、ズズィと一歩、踏み込んだ映画であることは間違いないと思います。[DVD(字幕)] 8点(2005-09-12 21:13:14)(良:1票) 2. グッドナイト・ムーン 《ネタバレ》 離婚した前妻と再婚する予定の後妻との、お互い相手を認めたくてもどこかで認めにくい、家庭をテーマにした映画です。いくら前夫の恋人が疎ましいとはいえ、スーザン・サランドンが最初は嫌な女に思えました。しかし、それは子供たちにいつまでも自分に頼らず、新しい母親のことを支え、また言うことを聞いて、死に行く自分の分まで生きてほしいという願いだったのですね。最後まで、ジュリア・ロバーツに「あとのことを頼むわね」と頼まなかったのが、最後の最後まで、(ジュリア・ロバーツに安心して我が子を任せられる強い母親になってほしい)と願う演技に映りました。[DVD(吹替)] 8点(2005-05-25 19:03:33)
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