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1. グラン・トリノ
最後は丸腰でしたね。イーストウッドは生涯をかけて演じてきた”男の姿”を終わらせたかったのでしょう。さよならハリー!、さよならブロンディ![映画館(字幕)] 8点(2009-05-02 10:37:56)
2. ぐるりのこと。
《ネタバレ》 この映画は、自分の周りにおこる様々なこと(=ぐるりのこと)から「距離」を保つことの大切さを語りかけてくれます。「距離」とは「逃げる」ことではありません。物事にぶつかりそうで、ぐちゃぐちゃにされるほど近くもなく、対象がボヤけて何がなんだかわからなくなるほど遠くもなく、ほどよい、心地よい「距離感」です。カナオは、裁判を描く仕事を通じて、被告や被害者の目や手の動きを見つめながら、社会や人とのほどよい距離を見つけます。祥子は花の絵を描きながら、花びら一枚一枚を丹念に見つめることで、自分や家族が抱えてる問題を見つめられる距離を見つけます。
問題に真正面からぶつかれ!といわれ、新たな問題を引き起こしてしまう現代の問題解決方法では何も解決しないんだよ。そもそも問題なんて存在しないし解決する必要もないんだよ。そうやさしく語りかけてくれるよい映画でした。[DVD(邦画)] 8点(2009-03-19 16:52:15)(良:1票) 《改行有》
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