|
1. 黒蜥蜴(1962)
かなり昔に見ました。「黒蜥蜴」といっても、有名な美輪明宏版ではなく京マチ子版。全体的にとても馬鹿馬鹿しい、愛すべき迷作だと思います。
ミュージカル仕立てということで、ところどころで中途半端な踊りが始まりますが、男装した黒蜥蜴のステップは宝田明と萩本欽一を混ぜたような感じだし、部下達はショッカーっぽい。
他にも、トランペット吹くと京マチ子がナヨナヨと悶え出すとか、「は虫類の位」とか、ネタがいっぱいです。
でも京マチ子が演じる黒蜥蜴は、美輪明宏の黒蜥蜴よりも女っぽさがムンムンしていて、それはそれでいいなと思います。[ビデオ(邦画)] 6点(2020-06-14 02:26:40)《改行有》
2. 暗くなるまで待って
《ネタバレ》 率直に面白いです。盲目という題材を非常に上手に使った超一級のスリラー。この映画は凄い。傑作だと思います。ストーリーは、夫が空港で見知らぬ女性から預かった人形に実はヘロインが隠されており、夫の留守時、悪人らが盲目の夫人(オードリー)が住むアパートに人形を探しに来るというもの。悪人らはオードリーが盲目であることをいいことに、オードリーの前でお互いに合図をしながら、一人は夫の友人役を演じてオードリーの信頼を得、もう一人は刑事役を演じてオードリーの不安を煽っていく。そうしてオードリーを翻弄し追い詰め、人形のありかを吐き出させようとします。しかし彼らの発する音を敏感に感じ取っていたオードリーは、刑事が偽物であることに気づき、自分の身に迫っている危険を察知して絶叫する・・。そんな感じです。オードリーが盲目なので、悪人らとオードリーが面と向かって駆け引きをするのが不思議な感じですし、ネタバレ過ぎるのであまり書きませんが、映画史にも珍しい真っ暗な画面は見事です。色々と凄い映画です。[インターネット(字幕)] 9点(2020-05-31 19:39:30)(良:1票)
0 | 0 | 0.00% |
|
1 | 0 | 0.00% |
|
2 | 0 | 0.00% |
|
3 | 5 | 14.29% |
|
4 | 3 | 8.57% |
|
5 | 2 | 5.71% |
|
6 | 4 | 11.43% |
|
7 | 5 | 14.29% |
|
8 | 9 | 25.71% |
|
9 | 5 | 14.29% |
|
10 | 2 | 5.71% |
|
|
|