みんなのシネマレビュー |
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1. KUBO/クボ 二本の弦の秘密 《ネタバレ》 『コララインとボタンの魔女』と同じ制作会社ということだが、コララインよりも良かったです。 勧善懲悪のオーソドックスな物語ではありながらも、コマ撮りが進化していて、より滑らかな上質ストップモーションを味わえ、戦闘シーンに惹かれました。 古き良き日本のノスタルジックな描写も多く、特に、下町の人々に囲まれながらクボが三味線で弾き語りをするシーンが好き。[映画館(字幕)] 5点(2017-11-02 17:07:03)《改行有》 2. グレートウォール(2016) 《ネタバレ》 ん〜〜絵に描いたようなB級! 製作国のアメリカと中国で大コケした本作。確かにツッコミどころ満載というか薄味なんだよなあ。 万里の長城&戦闘部隊はかっこいいのに、敵が人間ではなく怪物というのが一番残念。戦いの終わり方も笑ってしまった。[インターネット(字幕)] 4点(2017-08-07 19:04:20)《改行有》 3. クライマー パタゴニアの彼方へ 《ネタバレ》 後味の良い映画。爽快感がある。正直、2nd expeditionの中盤までは傍観者目線で見ていたが、3rd expeditionのフリークライミングからは手に汗握りながらスリルと達成感を同時に味わうことができた。デビッドの真面目で実直な姿とペーターの温和で寛大な姿は良いコンビネーションだった。ワンシーンワンシーンが長いのも、本作のドキュメンタリーテイストに合っていたように思う。[インターネット(字幕)] 6点(2017-01-26 23:04:24) 4. グラン・トリノ 《ネタバレ》 頑固で孤高な感じで描かれる老人を掘り下げた映画。その実態は実は孤独で、隣の家の住民(モン族)とのわずかな交流から物語はゆっくりとスタートしてゆく。もう一人の主人公であるタオは、そんな彼との付き合いの過程でどんどんと成長してゆく。妻に先立たれてどんな人間にさえ冷たくあしらっていたコワルスキーだが、徐々に心を開いていく。決して派手ではなく、登場人物も少なめなので、そのぶんコワルスキーの心情にすごく焦点が当てられており、表情や動作ひとつひとつに重みがあった。タオにあれほど手取り足取り人生の勉強をさせていたのは、世界で一番美しいと思っていた亡き妻にかけていた愛情のベクトルをタオに向けたのだろうか。妻が逝った後の誰も近寄らないコワルスキーを人肌で支えたタオとスーは、最後はコワルスキーによって命に代えて守られた。最後は他の展開も考えられたのだろうが、この老人らしい不器用かつ思いやりのある生き様が表れていたと思う。[DVD(字幕)] 8点(2015-10-13 23:08:32) 5. グランド・ブダペスト・ホテル 《ネタバレ》 寂れたグランドブダペストホテルで出会った身なりの良い老人が、なぜ毎年ホテルに宿泊しに来るのか、そしてなぜ狭いシングルルームに泊まるのか。実は彼が昔、このホテルのロビーボーイ(ゼロ)だった。この映画は、その事実を筆者目線で老人から話を聞き出していく、それもホテルで料理を食べながら面と向かってというのが趣深い。グスタヴを愛した老女が謎の死を遂げることから物語はサスペンス色が強くなってゆくが、かつてグスタヴがホテルのオーナーをしており上品でテキパキと仕事をこなしていた頃と比べ、刑務所での彼や逃走中の彼など「泥臭い」グスタヴが描かれていて、彼の魅力(得にゼロへの愛情)がひしひしと伝わってくる。ゼロはまた、このホテルに通う理由として亡き妻との時間を共有するためだったというのもしっくりきた。映画の締めくくり"It really was an enchanting old ruin... but I never managed to see it again." はまだ理解できていないので吟味したい。[DVD(字幕)] 7点(2015-08-23 14:55:37) 6. クレイマー、クレイマー 《ネタバレ》 子どもを育てる難しさ、仕事と家庭の両立、子どもと父親の距離など多くのことを改めて視聴者に考えさせるような映画だった。映画の視点なのか、それとも私が男性ということもあってか、ジョアンナ目線ではなくテッド目線で心情が揺さぶられた。決してフィクションではなく、まさに今の現実世界をシャープに映し出した映画だとおもう。[DVD(字幕)] 7点(2014-12-07 18:02:34)
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