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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. ケープ・フィアー 善人ぶってる小市民が裏ではインチキな事しているのは日常茶飯事であり、その影では泣いたり傷ついている人がいるのも事実である。そこに、復讐の鬼と化したデニーロが大魔神の如く現れ鉄槌を下す。そう、これはサイコサスペンスなどではなく、日本人が大好きな自業自得・因果応報の物語である。そこにデニーロの演技力も加わって(もちろん他の小市民役はデニーロを上手く引き立てるよい演技をしているし、少女の危うさも抜群でもある)、いつしか観客はデニーロに共感し応援する事となる。デニーロが天罰を下す過程にはある種の爽快感すらあるのだが、鑑賞後は、自分の所にもいつかデニーロが現れるかもしれないという恐怖の余韻も残す。[地上波(吹替)] 8点(2020-10-27 18:37:31) 2. 月光の夏 ピアノが切っ掛けで明らかになった、肝心の振武寮についての描写が非常に少ないのが残念。しかもかなりソフトに描かれており、調べると実際にはもっと壮絶な地獄の世界であった事が想像できる。特攻隊生き残りの収容所の話は知らなかったので、そういう人々に対し国家が何をするのか?という事がわかっただけでも貴重だが。こんなアホな時代は繰り返してはならない。[CS・衛星(邦画)] 7点(2014-08-26 12:18:54) 3. ゲーム(1997) 人生はゲーム。俺も苦境に立たされると「これはゲームだ」って思うようにしてるよ。<追記>12年ぶりに再見。オチは知っているので緊迫感は薄れたが、見方を変えれば、「人生どん底に落ちないと人の痛みがわからない」という説教クサイ映画にも感じる。じゃあ、どん底とは何か?それは「カネ(財産)を失う事」であり、「所詮世の中カネ次第」という身も蓋もないが真実でもある皮肉となっている。[CS・衛星(字幕)] 7点(2004-01-12 23:21:45) 4. 激流(1994) まあまあではないですか?舞台がずっと山の中で惹きつけられるし、それなりにハラハラするし。これを見ていて「アフリカの女王」を思い出しました。ただ、川下りって設定が似ているだけですが。6点(2004-01-07 10:51:24)
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