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評価順1
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1.  ゲド戦記 《ネタバレ》 やはり巷の評判に聞く通り、随所で「説明不足」であることは否めないかなと。何故?何故?がとにかく多く、よく全体像が分からないまま終盤まで行ってしまった感じ。しかも笑いを取るシーンが限りなく少なく、逆に血生臭い描写が多いので、子供受けはしなさそうだし。。意味不明になってしまっているのは、確かに技術的なものもあるかもしれないけれど、それ以前に、テーマの選択を誤ってしまっているからではないでしょうか。本作は明らかにアレンを現代の少年に照らし合わせて描いてますよね。複雑な事情があった訳でもなく父親を殺し、その理由として「もう1人の自分」を挙げ、「もう1人の自分」=影に怯え続けるアレン。アレンの犯した行動そのものにはっきりとした理由付けなんて出来る訳はありません。現代の少年とはそういう存在になっているから。だから容易に答えなんて出せるはずもなく、消化不良に終わるのが必然な訳ですよ。少年たちの内面は大人たちには分からない。現代の少年が全く分からないという意見が大多数を占める現代においては、本作に共感できる人は限りなく少なくて当然でしょう。もっと老若男女に理解される単純なテーマを選べばまだ評価はマシになっただろうのになと思います。でもまあ、そんなことを気にしなければ予想していたよりは面白かったかなというのが感想。一本の映画として観られる出来には十分仕上がっていたのでこの点数です。[映画館(邦画)] 5点(2006-08-05 01:08:51)

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