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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 2598
性別 男性
ホームページ https://tkl21.com
年齢 43歳
メールアドレス tkl1121@gj8.so-net.ne.jp
自己紹介 「自分が好きな映画が、良い映画」だと思います。
映画の評価はあくまで主観的なもので、それ以上でもそれ以下でもないと思います。

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【製作年 : 2020年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  劇場版 からかい上手の高木さん 「からかい上手の高木さん」は、原作を長らく漫画アプリで無料で読んでいたのだけれど、四十路を超えた立派なおじさんである私は、次第に二人が織りなす甘酸っぱさと眩しさにたまらなくなってしまい、先日ついに単行本を購入し始めた。 動画配信サービスでも観られるTVアニメシリーズも気になってはいたのだけれど、アニメシリーズを観る習慣があまりないので、スルーしてしまっていた。 この劇場版で同作のアニメーションを初めて観て、瑞々しい二人の日常がアニメで観られる事自体は嬉しかったけれど、世界観の性質上、やはり長編作品には向いていないかもなという印象を覚えた。 原作自体がショートストーリーの連作なので、やっぱりアニメシリーズで展開される方が適していたのだろう。 授業中に教師の目を盗んでコソコソとするやり取り、放課後に一緒に帰る時間、休みの日に偶然出会った束の間、そんな短くて他愛もないささやかな“時間”を、丁寧に描き、連ねているからこそ、原作漫画は、何にも代え難い“価値”を創出しているのだと思う。 私自身の中学生時代に、彼らのようなキュートな記憶は無いはずだけれど、それでも遥か遠くに過ぎ去った大切な時間に思いをめぐらし、高木さんの“からかい”に対して西片目線でドギマギするのも悪くない。[インターネット(邦画)] 5点(2024-04-28 23:39:41)《改行有》

2.  劇場版 呪術廻戦 0 “最強呪術師”五条悟が言う「愛ほど歪んだ呪いはないよ」と。 「呪い」を司る“善”と“悪”が、呪い合い、そして愛し合う。 呪怨×純愛の構図が生み出すストーリーテリングは、少年漫画の王道であり、この漫画の“エピソード0”として相応しいものだった。 昨年(2020年)の「鬼滅の刃」フィーバーが一段落した頃、我が家の子どもたちの流行も、世の中のトレンドの流れに沿うように「呪術廻戦」にシフトしていった。 僕自身はしばらくノータッチだったけれど、この映画化作品を鑑賞する前にテレビアニメ版はフォローしておこうと、年の瀬のクソ忙しい時期だったがアマゾンプライムで一気観。映画の鑑賞日前日になんとか見終えた。 話が逸れるが、齢40にもなると新しいものに手を出すにはなかなかのモチベーションが必要だ。若い頃ほど潤沢に時間があるわけではないので、新しいものに触れ、それが自分の趣向に合わなかった時の時間的ロスのショックを警戒してしまい、ついつい尻込みしてしまう。 「呪術廻戦」に対しても、正直なところ最初は億劫だったけれど、幸いにもすぐにハマることができた。 前述の通り、物語構成はまさに少年漫画の王道であり、特に“異形の者”を扱う数々の名作の要素が散りばめられていた。 冨樫義博の「幽遊白書」や「HUNTER×HUNTER」をはじめとするジャンプ漫画は勿論、椎名高志の「GS美神 極楽大作戦!!」や、アメコミの要素も多分に取り込まれている。そして勿論、その根底には、手塚治虫の「どろろ」や、水木しげるの「ゲゲゲの鬼太郎」も確実に息づいている。 そういった累々とした過去作の系譜の上に誕生したストーリーテリングやキャラクター設定は、僕たちアラフォー世代にとってもどストライクだった。 その一方で、描き出されるビジュアルのグロテスクさや、キャラクターが吐露する言動から垣間見れる闇深さは、現代社会を投影したものとも言え、そのバランス感覚が非常にフレッシュだった。 テレビアニメシリーズのクオリティもとても高いと感じていたが、映画化によってそのアニメーションクオリティは格段に研ぎ澄まされている。 縦横無尽に動き回るキャラクターの動作の立体感や、陰影や目線の表現、背景の秀麗さ等、映画化の意味、映画館で見ることの意義が高められた映画作品だった。 また、本編の“前日譚”を映画化したことも、極めて懸命な判断だったと思う。 “乙骨憂太”というテレビアニメ(シーズン1)ではまだ名前しか登場していない重要人物を映画の主人公とすることで、原作やテレビアニメに未接触の鑑賞者にとっても見やすく、ファンにとっては彼を始めとする“2年生”キャラへの愛着を深めることに成功している。(狗巻棘が好きさ!) さらには、「悪」である“夏油傑”のキャラクター造形も深まり、本編の今後の展開とそれに伴うドラマに対しても興味を高められていたと思う。 そして、この映画におけるハイライトは、主人公・乙骨憂太と“特級過呪怨霊・祈本里香”の関係性と、そこから織りなされる“呪い”と“愛”、その混沌と昇華に他ならない。 愛するがゆえに呪い、呪うほどに愛は深まる。 その一見矛盾する事象を己の体一つに内包する主人公の苦悩と、それでも純愛を貫いたからこそ得られた力の解放は、ストーリー展開としても、アニメーションのビジュアルとしても、とてもエモーショナルでエキサイティングだった。 呪うことと、愛することは、表裏一体であるということが、本作及び原作のテーマだと言えるだろう。 それを踏まえると冒頭に記した五条悟の台詞、そして彼と退治する夏油傑の「思う存分、呪い合おうじゃないか」という台詞との連なりも深い意味を孕んだものになってくる。 さて、テレビアニメシリーズのシーズン2が待ちきれないので、とりあえず原作の単行本を買いに行こうと思う。[映画館(邦画)] 8点(2021-12-29 16:17:54)(良:2票) 《改行有》

3.  劇場版ポケットモンスター ココ 息子があと1ヶ月ほどで小学生になる。 休日は自宅でアニメを観るのが好きで、一丁前にAmazon Prime VideoやNetflixを駆使して、TVアニメやアニメ映画を延々と観ている(ただの出不精のような気もするが……)。 世の中のトレンドの例に漏れず「鬼滅の刃」の熱狂が一段落した後、このところは「ポケットモンスター」に、姉(9歳)と共にご執心だ。 そんな息子を隣に、僕自身初めて“ポケモン映画”を劇場鑑賞した。 “ポケモン”自体、もはや歴史の長いエンターテイメントなので、僕自身ギリギリ触れていてもおかしくはない世代ではあるが、ゲーム、アニメとも殆ど接した機会がなく、完全なる無頼漢だった。 現在放送中のアニメシリーズ最新版を子どもたちが熱心に観るようになって、ようやく“ピカチュウ”以外のモンスターたちの固有名詞を幾つか覚えた程度である。 そんなわけで、僕自身は“ポケモン”自体にさほど興味があるわけではないのだが、今作は、プロモーションを見る限り、シリーズの大筋のストーリーラインとは少し独立した物語のようであり、紛れもなく親子の物語を描いていることは明らかだったので、せっかくだし子どもたちと一緒に観てみたいと思った。 そして映画は、想像通り、てらいなくあまりにもド直球な“親子”の物語を描いていた。 そこにストーリー的な工夫や、目新しい踏み込みはほぼ無く、話の筋としては王道であり、ベタベタであったと言えよう。 映画ファンとして、「面白かった!」と言える作品ではないかも知れない。だがしかし、だ。 愛情とそれ故の対立。尊敬と敬愛。そして、旅立ち(巣立ち)。 父と息子、その普遍的なストーリーを、己の息子と共に目の当たりにして、涙せずにはいられなかった。 またアニメーションとしてのクオリティは想像していたよりもずっと高品質で、木漏れ日や、水しぶきや、空気の揺れに至るまで、ジャングルを舞台にした映画世界を見事に表現していたと思う。 この映画に登場する「父親」と同じく、僕自身、まだまだ本当に父親になりきれているのかは甚だ疑問だし、不安に思うことも多い。 おそらく、この思いは僕が父親であり続ける限りずうっと存在するものなのかもしれないし、子に限らず、親も様々な状況からの巣立ちを重ねて成長していくものなのかもしれない。[映画館(邦画)] 6点(2021-03-04 12:55:16)《改行有》

4.  劇場版 鬼滅の刃 無限列車編 《ネタバレ》 封切り3日間で46億円超の興収に至ったとか、映画館のタイムスケジュールが埋め尽くされているとか、あいも変わらずこの国の“ブーム”というものは節操がない。 とかなんとか思いつつも、公開されたその週末に自分自身子供二人を連れ立って、3,800円支払って、46億円の一端を担っているんだからざまあない。 ポップカルチャーに傾倒する者の一人として、社会現象まで巻き起こすような“ブーム”にはとりあえず乗ってみる主義なので、コロナ禍の最中、暇に乗じて手は出してみた。 ただし、ファーストインプレッションでは正直ピンと来ず、某配信サービスでアニメ版の第一話を観たきりしばらく放置してしまっていた。 これは今となっても変わらないが、正直なところもっと面白い漫画やアニメは山程あると思うし、週刊少年ジャンプの作品に限っても、「鬼滅の刃」に至る系譜の上には忘れがたき名作がひしめいている。 とはいえ、この作品が巻き起こすムーブメントはやはり大したものであり、それは子供と暮らしていると本当によく分かる。 小学三年生の長女と、幼稚園年長の長男が、揃って“鬼滅”にハマっていく様を目の当たりにして、一つのエンターテイメントとして「これは大したものだ」と率直に感じた。 そして、その子供たちが突き進む“沼”に引き込まれるように、僕自身も再びアニメシリーズを見進め、妻が借りてきた原作にも手を付けた。 そうして、いささかの抵抗もなく、封切りのタイミングでこの劇場版を鑑賞した次第。 結論から言うと、泣いた。そりゃあ、泣く。 週刊少年ジャンプ全盛期に、そこで連載されてきた数多くの漫画作品と共に育った者として、この漫画雑誌のテーマである「友情」「努力」「勝利」をどストレートに反映したこの漫画世界が織り成す物語に熱くならないわけはなく、二人の子を傍らに置いて鑑賞しつつも、涙は溢れた。 アニメシリーズを通じて今作を成功に至らしめたものは、アニメーションとしてのクオリティの高さだったと思う。 原作漫画も魅力的な作品であることは間違いないが、作画力は決して「上手」な部類ではないだろう。 アニメ作品では、その作画のクオリティを補完し、ハイスペックなビジュアルに昇華させている。そのことが、老若男女問わず幅広い層を熱狂させた要因となっているのは間違いない。 文字も読めない幼児から、中年世代に至るまで、「全集中 水の呼吸!」なんて嬉々として真似をしてしまうのは、ひとえにこのアニメーションのアニメーターや声優たちの功績だろうと思う。 ただその一方で感じた決して小さくないマイナス要因も今作は孕んでいる。 それは、ストーリーテリングにおける“フリ”の弱さと、“説明ゼリフ”の多さだ。 クライマックスに向けたキャラクターたちの対決や葛藤が大きくなればなるほど、本来そこで生じるべき大きなエモーションのための“前フリ”が欠如してしまっていることを感じずにはいられないし、重要な感情表現においてキャラクターたちに心情を語らせすぎるのは、原作漫画自体が持つウィークポイントだと思う。 一人ひとりのキャラクターは味方も敵方も含めてやはり非常に魅力的だと思う。が、しかし、その魅力的なキャラクターたちの熱い言動に対して、前フリやバックグラウンドの描き方がやや希薄に思え、彼らの決断や行為が極めて唐突に感じてしまうことは否めない。 例えば、この劇場版“無限列車編”では、本来の主人公・竈門炭治郎以上に、柱の剣士・煉獄杏寿郎が絶大な存在感を示すわけだが、彼の人生模様と、新たに共闘する炭治郎ら若き剣士たちとの関係性を深める描写がやはり希薄過ぎたと思う。 もちろん煉獄本人の回想シーンによって彼の過去は断片的に伝えられはするけれど、そこに炭治郎や伊之助らが介在することはなく、実際彼らの関係性が深まるようなくだりも無い。 よくよく考えてみれば、この映画の中で描かれるストーリーは、炭治郎らと煉獄杏寿郎がほぼ初対面の状態から突如として死闘に至る極めて短い時間を描いているわけで、絆が深まる余裕などそもそもない。 そうなると、ラストのあの文字通りに“熱い”顛末も、どうしてもエモーショナルに欠け、鼻白んでしまう。 そういう弱点を感じつつも、それでも泣いてしまったことは事実だし、このエンターテイメントに理屈ではない魅力が溢れていることは否定しない。 この“無限列車編”、そして“煉獄の死”そのものが、この漫画世界全体の“前フリ”であることを期待しつつ、この先の展開も子どもたちと一緒に楽しみたいと思う。[映画館(邦画)] 7点(2020-10-18 23:03:57)(良:1票) 《改行有》

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