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1. 解夏
静かな静かな映画。舞台の景色を織り交ぜながら、静かに進む手法は、同監督の『船を降りたら彼女の島』に似ています。そして、ストーリーが中途半端なところも・・。大事な「解夏」の意味が結局のところよく分からなかったし、いくつかの大事なエピソードを放り投げている気がする。「6月頃に花が咲く景色を、もう見れない(その頃には失明してるから)」あの場所をうまく使って欲しかったなぁ・・
あと、2人にあまり感情移入できなかったのは、病気になる前の2人が余り描かれていないからかも。
陽子が「教育心理学の研究」でモンゴルに留学!?って設定や、何が似合ってるのか分からないモンゴルのTシャツもなぁ・・。
「ラストのワンカット」は綺麗で好きですが、「美術館(資料館?)の前の階段で抱きしめるシーン」で終わっても良かったかも。
大沢たかおと石田ゆりこが熱演。特に大沢たかおの表情はうまかった。お母さん役の富司純子の表情も素敵でした。7点(2004-02-21 14:06:30)《改行有》
2. ゲーム(1997)
どんでん返しの連続が面白かったです。ラストにもう一どんでんあると思って観ていたのですが、その辺りはあっさり終わった感じがします。7点(2003-12-27 08:52:33)
3. g@me.(2003)
《ネタバレ》 佐久間は嫌味で鼻持ちならない奴、という設定みたいですが、転がり込んできた樹理を泊めて上げる等、かなり人間味があります。むしろ、ヤな奴は、石橋凌演じる葛城副社長。
樹理も原作ではもっと悪女に描かれているようですが、この映画では人間味あふれていています。いつもよりシリアスな仲間由紀恵がかなりセクシーです。
予告で、「偽装誘拐。警察は動いているのか?」というのがあったので、「警察は動いてないんだろうな」と予想してたんですが、どんでん返し(?)のオチは半分あって、半分外れたくらいの感じですかね。原作にはないもう一つのドンデン返しは、先ほどのオチから推測すると、誰か登場人物がからむと予想できるので、こちらは分かりやすく、かつ、気持ち的にスッキリした物になっていると思います。
警察との絡みでいけば、ありえない終わり方なので、ラストはもっと爽快感あふれる物にしても良かったかな、と思います。あの「スコップ」がいい味出してましたね。8点(2003-12-19 07:17:26)《改行有》
4. ゲロッパ!
JBの誘拐、娘との再会というストーリーはあるものの、ネタとしては弱く、どちらかといえば井筒監督の小ネタ集で笑わせるといった感じ。ただ、そのバカバカしい小ネタが結構楽しく、何も考えずに観るにはちょうどいいかも。
西田敏行に全然凄味がない気も。『釣りバカ日誌』のイメージが強すぎるのかなぁ。常盤貴子もこの映画の中ではイマイチ。6点(2003-11-20 23:23:03)《改行有》
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