みんなのシネマレビュー |
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1. g@me.(2003) いくら美男美女が主役とはいえ、「ブラック・レイン」でハリウッド俳優の仲間入りをしたボクシング元世界チャンピオンの「ガッツ石松」をわずかワンカット、瞬間の登場時間と文字通り「秒殺KO」してしまった井坂監督の勇気には頭が下がります。「サブリミナル効果」のせいで、映画を見た後、無性に「はなわ」の「ガッツ伝説」が聴きたくなりました。どうやら、術中に嵌ったようです。6点(2004-06-15 02:19:04) 2. ゲロッパ! 未見の方で本作の評判を知りたい方に、撮影後に心筋梗塞で倒れた主演の西田敏之氏の次の言葉を贈ろう。 『ゲロッパ!が遺作になるのだけは嫌だった・・。』 この言葉は本作の「出来の悪さ」を実に見事に言い表した「名言」である。井筒監督は、この「名言」を額にでも入れて壁に掛けておけば、少しはマシな映画が撮れるかもしれない。ただ言えるのは、「傑作」で人に元気を与えた監督はいたが、「駄作」で人の心を奮い立たせ、病気を治す(文字通りGetUp!)ことができるのは、後にも先にも井筒監督だけだろう。駄作の効用を世に示した監督は、やはり徒者ではない。3点(2004-04-22 23:38:25)(笑:1票) (良:1票) 3. 下宿人(1926) サイレント時代の作品ですが、既にこの頃からヒッチコックしています。音がなくても映像から伝わってくる緊迫感、さすがです。6点(2004-02-28 22:59:41) 4. 激流(1994) ここまでレビュー数がちょうど50、平均点約6点。あまりにも普通の作品は、毎年数多く公開される映画の「激流」に流され、忘れ去られていくんだなぁ。5点(2003-12-04 23:55:29) 5. ケープ・フィアー 復讐の鬼、デ・ニーロ。6点(2003-11-15 22:30:12) 6. ゲーム(1997) 《ネタバレ》 どんでん返しに注目が集まり、趣味の悪いドッキリカメラ映画と思われがちだが、あまりにもまともな映画。父の死のトラウマを抱えた主人公が「ゲーム」を通じて自分を見つめ直す。そして極限まで追い込まれ、父と同じ末路を辿ることでトラウマが消え、新たな「自我」に目覚める。実は「癒し系」の映画かもしれない。あんな過酷なゲームになったのは、あの主人公の気質によるもので、あそこまでやらなければ生まれ変われないから。他の人のゲームは全く別物になるはず。しかも、「ゲーム」をした人は皆最終的には満足している。また、この映画を見た人の中に、ただのゲームだと分かった主人公が怒って弟を殴らないのはおかしいという人がいるが、それは間違い。ビルから飛び降りた主人公は、「別人」となっているのだから・・(飛び降りる前にネタバレしていれば、たぶん殺したかもしれないが)。フィンチャーの作品としては最も「良心的」な映画だと思う。ただ私は、例えお金をもらっても、あんな「ゲーム」はやりたくない。9点(2003-11-13 21:31:55)(良:2票) 7. 激突!<TVM> ワケワカラン恐怖。ジョーズが人を襲うのは理解できても、トラックが襲ってくるのは意味不明。ドライバーの姿と意思をみせないことで、意味不明な恐怖を演出しているのは、「さすが」としか言いようがない。トラック自体が意思を持った生き物のように襲ってくる、怖すぎ。9点(2003-11-11 21:01:43)
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