みんなのシネマレビュー |
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1. 県庁の星 お役所のいかにもなお役所加減、民間とはいえ疲弊した場末のスーパーの停滞して疲れた現場が好対照で、リアリティを感じさせる。実際お役所もスーパーも裏側は知らないけど、ディティールが細かく丁寧に描かれていた。また、柴崎コウの存在感というか、役作りが素晴らしい。ぞんざいな喋り方から歩き方、ルーチンな仕事を長年やっていると思わせるような身のこなしやしぐさ、やはり売れっ子だけのことはある実力派の女優だと感じさせる。バイトに行くと、こういう人いるんです。誰よりも現場を知っているが、パートであるがゆえにどこか投げやりな所もある人。実はこういう現場を知り尽くしている人に社員より優秀な人が多い。そういう人を企業は採用すればいいのに、まあそうもいかないのだろう。そうもいかない企業はやはりそれなりなのかもしれないが。上映時間の都合か原作からの構成の段階で端折ったのか不明だが、ストーリーのすっ飛びはあるが、最後までぐいぐい引き付けられる良作だった。こういう企業再生ものでは米映画「ガン・ホー/突撃!ニッポン株式会社」と空気が似ている。[DVD(邦画)] 7点(2007-02-14 20:31:06)(良:1票) 2. 刑務所の中 最後まで一気に観てしまったが、これ、オチといえるオチがないんですね。うーん原作があるのでそうなったのだと思いますが、映画としてはどうなんだろう。かなり挑戦的なまとめ方だと思いました。しかしそれでも観れたのは山崎勉をはじめとする個性あるキャストの素晴らしさと、出すぎず、つぼを押さえた演出、しっかりした撮影、照明、編集の技術があったからだと思います。7点(2004-06-24 23:37:08)(良:1票) 3. 今朝の秋<TVM> この頃になると、笠さんも少し衰えが目立ってきたかなと思います。癌に侵された息子と父、家族の交流を描いています。8点(2004-01-10 23:24:19) 4. 激突!<TVM> おそらくジョーズより前に見たので、スピルバーグ初体験の作品だと思います。昨日BSでやってたので久しぶりに観ました。いやー、おもしろい!じらしたり、イライラさせたりする演出が冴えてる。10点(2003-12-12 12:06:02) 5. ゲーム(1997) 反則技ギリギリ。最後のオチはスタジオの強硬な要求によって付け足されたって本当ですか??。このオチで賛否が分かれたですね。いや、かえってよくなったのかも。議論を呼んだという意味で。7点(2003-12-12 12:05:38) 6. K-19 これ、ロシア人が観たらどう思うんだろう。セリフは全部英語(ロシア訛り?)、どう見てもロシア系じゃない白人俳優。日本人が見るとその辺の違和感はあまりないんだけどね6点(2003-12-12 12:05:08) 7. 刑事ジョン・ブック/目撃者 《ネタバレ》 この頃のハリソン・フォードは脂が乗り切ってます。彼の目の演技は最高ですね。警察署で、少年が犯人を指差す所、ハリソンが指先を追って、自分の上司が黒幕であることに気付きます。そこの表情がすごい。彼にしか出来ない。7点(2003-12-12 12:03:57)
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