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1. 幻影師アイゼンハイム
《ネタバレ》 何とも不快な後味の映画でした。婚約者と別れて愛人と一緒になりたいばかりに、その婚約者を人殺しに仕立て上げるとはね。王族たちの間では、謀反なんてありふれていそうだし、目上の者を蔭で誹るのはありがちなこと。それを盗み聞いて告げ口するなんて、この警部、まさにゲシュタポですな。 □ □ □ 世の中、思い通りにいかないことは多々ありますが、人を陥れ、破滅させてまで、欲しいものを得ようとするのは、人として許されない事でしょう。それを、まるで、良い事をしているかのように描くなんて、唾棄すべき映画ですね。[DVD(字幕なし「原語」)] 0点(2008-09-15 16:22:05)(良:1票)
2. K-19
《ネタバレ》 ハン・ソロが艦長かと期待して見始めたのだが。。。。この艦長は異常だ。部下の練度も疲労も考えずに闇雲に抜き打ち訓練を繰り返したあげく負傷者を出し、安全を度外視して無謀な操艦を繰り返し、船体を損傷させてしまう。原子炉の事故が起きれば、誰がやったと部下個人の責任にしようとする。乗組員の中には、このままでは皆の命が危ないと、法に則り艦長から指揮権を剥奪しようとする動きが出るが、元艦長である副長は何もしようとはしない。 □ □ □ この監督はいったい何を描こうとしたのだろう。名前から見て女性のようだが、彼女は男の世界、命をかけた厳しさが何も分かっていないのではないか。 □ □ □ 最後に艦長は、「犠牲になった者たちは国家のためでなく、仲間のために死んだのだ」と、のたまう。監督はそれこそが英雄の名に値すると言いたいのだろうか。しかし、彼らは紛れもなく国家や、もしかすると世界をも救ったのだ。だからこそ英雄の名に値するし、艦長も叙勲を申請したのだ。また現実にもゴルバチョフがノーベル平和賞に推薦したのだ。それを矮小化する艦長のセリフは、死んでいった者たちを侮辱するものでしかない。[DVD(字幕なし「原語」)] 3点(2008-09-06 12:56:18)(良:1票)
3. 汚れなき悪戯
《ネタバレ》 子供が幼かった頃、私を完全に信頼しきったその無心な顔をみて、ふと昔見たこの映画を思い出したことがある。マルセリーノの何の憂いもなさそうに見えながら母に会いたいと言う場面が脳裏に浮かんで、なおさら我が子がいとおしく思えたものだ。しかし、そんな幼子を連れていってしまうとは、いったいどういう類の神なのだろう。7点(2004-05-22 14:26:52)
4. 月光の夏
《ネタバレ》 「月光」が、こんなにも悲しい曲であるとは、この映画を見て初めて知った。登場する特攻隊員たちは、本当に特攻隊員らしかった。あどけないような若い隊員たちが、明日は出撃という日にも明るく振る舞おうとする姿をみると、彼らの運命を思い、悲しみが胸を浸していく。ラストで仲代達也の演じる生き残りの特攻隊員が「月光」第二楽章を弾き始めると、やがて画面には敵艦めがけてダイブする隊員たちの無音の映像が浮かんでくる。一人の隊員の口が「おかあさん」と動いたとき、私は流れる涙を止めることができなかった。8点(2004-01-12 18:42:28)(良:1票)
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10 | 6 | 2.14% |
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