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【製作年 : 1950年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  源氏九郎颯爽記 白狐二刀流 違う国・違う時代で「かっこいい」とされている姿を、映画では目の当たりに見ることが出来、「世界は時空を超えて分かりあえるんだ」と感動することもあるが、同じ国のちょっと前の映画でも、「分からない」と頭を悩ますこともある。この錦ちゃん、分からない。どうやら「颯爽」がモチーフらしく、白ずくめで二刀流構えた姿はなんとなく「かっこいい」をやってるんだな、とは思えるが、その前に笑ってしまう。ごめん。60年ごろに「かっこいい」の断層があるんだろうか、役柄の問題だろうか。こういうヒーローはもう現代では無理だろう。とりわけ武器商人の娘の西洋レディと一緒の場になると、日本の時代劇ヒーローの演歌歌手的たたずまいの奇妙さが突出する。ま、彼女のほうもフラメンコ踊って映画のリズムを狂わせてて、どっちもどっちなんだけど。そう言えば、こういうリズムが狂う感じって加藤作品ではけっこう出会う。熊虎親分が馬車を走らせるシーンが唐突に西部劇だったのは『花札勝負』だったっけ? 傑作と言える作品でも、どこかにサインのようにリズムの狂いを感じさせる場を残す監督ではあった。[CS・衛星(邦画)] 4点(2013-02-07 09:55:47)(良:1票)

2.  原子怪獣現わる 《ネタバレ》 おそらく古生物学的には、この怪獣のスケールが正しいのだろう。東宝特撮ものに出てくる怪獣みたいにビルを上から叩き壊すのではなく、寄りかかって壊す。そんなに大きくないの。だからビルとビルの間をノッシノッシとふてぶてしく歩んでは来るのだが、俯瞰で捉えたりすると路地に迷いこんだ野良猫みたいに見える。ラストではジェットコースターを破壊するが、なんか檻に捕らえられてるようにも見えてしまう。かと言って『ゴジラ』みたいな哀愁がにじんでくるでもなく、やっぱり当時の「北の脅威」でしかない。見どころは怪獣登場のここらへんだけ、そこまではかなり苦しい。なんか広さを出せない演出なの。予算のほとんどをハリーハウゼンに取られてしまったのか、実写の部分はスタジオの片隅で撮ってる感じ。北極のセットもチープだし、主人公の科学者が劇場でバレーを見ていると係りの人が緊急呼び出しの知らせを持ってくるシーンなんか、あんなにさびしい客席セットはほかに見た記憶がない。それまで恐竜の存在を笑っていた老科学者が、目撃者の証言が一致しただけでたちまち確信に至ってしまうのも安易だったなあ。[DVD(字幕)] 5点(2011-02-10 09:17:21)(良:1票)

3.  現代人 《ネタバレ》 これ山田五十鈴の特集で観たせいか、『浪花悲歌』との類似に思いがいった。転落することによる告発。社会派映画の得意とした型だ。どこかで主人公は割り切って、世の中へタカを括ったはずなのに、ラスト近くで「俺は甘かった」とモノローグしなければならなくなる。この「甘い」ってとこ、その弱さに、渋谷はずっとこだわっていると思う。人間の、徹底できないとこが好きなんだな。純粋な悪も描かないかわりに、健全な庶民も描かない。池部の実家、寿司を買ってくるとみながもそもそと起きてきて、ガード下で電灯は揺れ、寿司の取り合いがあり、ほっぽり出された赤ん坊は泣いている。これだけの描写で主人公の悪への転換を納得させてしまうんだけど、この実家アカホンを売ってるわけで、マットウな庶民と胸を張れるほどのものではない。ここらへんの弱点の配置がうまいし面白い。動きとしての面白さは、この実家の場をはじめ、酔って五十鈴のバーに入り込んでいき、しゃがんで椅子がわりになり五十鈴が酒を取り出すあたり、手切れ金の小切手を池部の顔にペタンと突き返すとこ、池部と多々良が屋上へ出て喧嘩しかけてやめるとこ、などなど。とにかく昭和20年代末の東京、おもに銀座がたっぷりと出てくるのが嬉しい。屋上で食事してたのはどこなんだろう。[映画館(邦画)] 7点(2009-12-07 12:04:04)

4.  結婚のすべて 《ネタバレ》 この監督らしいと思ったところは、歩行シーンに合わせてラジオの時報のポ・ポ・ポが重なり、次のポーンでラジオのある茶の間のシーンにブリッジするとこ。まったく無意味なおかしさ。あるいは団令子が鉄工場のリズムに合わせてお尻ふりふり帰ってくるカット。ああデビュー作からして、こういう無意味なリズム合わせの好きな監督だったのだ。虫の音と炭坑節が対比されたり。ただドラマとしての決着は、同時期で似たタッチの崑の鋭さと比べるとかなり保守的で、旧世代の新世代めぐりを経、最後は旧世代に寄った視点が確保されている。脚本は白坂依志夫、白坂はこの年『巨人と玩具』の脚色も手がけてるんだけど。若水ヤエ子がいい。[映画館(邦画)] 7点(2008-11-08 12:11:20)

5.  結婚行進曲(1951) 《ネタバレ》 登場人物たちの早口に、なにか必死なものが感じられる。しゃべり続けることでギリギリ自分を内側から支えているような、黙ってしまうと途端に自分の輪郭がぼやかされてしまう不安に追い立てられているような。ただ一人、おっとりしゃべる浦辺粂子を置くことで、さらにそのスピードが強調される。もちろんコメディとしての演出の一手段ではあるが、このスピードの不安は以後の崑作品で次第にクローズアップされていくわけだ。上原謙が中原謙という役で出てて、杉葉子と映画を見る場面で「(さも侮蔑するように)あの役者なんて言うんだ」「上原謙ですわ」というギャグがあった。戦後の上原謙は、かつての二枚目を自嘲し、ひっくり返すような役どころを好んで演じる(『晩菊』がその代表的傑作だろう)。“二枚目だが大根”と言われ続けて、けっこう傷ついてたんじゃないか。私は戦後の自虐的な上原謙がかなり好き。[映画館(邦画)] 7点(2008-04-22 12:17:33)(良:1票)

6.  憲兵とバラバラ死美人 基本は江戸時代でもかまわないような筋立てだが、昭和12年に設定したことで、それなりの味わいはある。憲兵隊の拷問は江戸時代の拷問よりまだ身近であっただろうし、殺人者に後腐れのない満洲という逃げ場があるのも時代ゆえ。陸軍病院やその霊安室の暗さも、やはり近代日本ならではの暗さだ。憲兵と警察、中央と地方の確執も入れてある(舞台は仙台)。ただその時代色をどっぷりと味わう、というところまでは至っていなかった。犯行再現シーンにサイレント映画的な味あり。[映画館(邦画)] 5点(2007-12-03 12:17:00)

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