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プロフィール |
コメント数 |
257 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
直接的に「内容」に向かうのではなく、「スクリーンへの現れ方」を語る言葉(技法論的な言葉)をなんとかめざしたい。 |
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1. 現代人
《ネタバレ》 生家の鬱陶しい環境からの切断を生きる主人公(池部良)のあくまでシャープな身のこなし(これだけでも素晴らしい)、清濁合わせ飲む覚悟への無謀な移行、移行といえば長回しの画面奥へのキャメラの縦の移行に山田五十鈴が魅力的に絡む。フランス・ヌーヴェルヴァーグに先立つ圧倒的な名作。[DVD(邦画)] 9点(2025-02-08 13:02:35)
2. ゲーテの恋 ~君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」~
《ネタバレ》 ゲーテの恋 ~君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」、という日本語標題が、売らんかなの気持ちがわかるがもっとなんとかならんかな、原題は、単に「ゲーテ」である。主役の野放図な感じがいい。「二十歳のときに若くない者が四十歳で若いはずがあろうか」(エッカーマンとの対話)というふうに作られている。[DVD(字幕)] 6点(2014-04-28 08:29:27)
3. 汚れなき情事
《ネタバレ》 綺麗な映画だが、妙にイライラさせるいじめが邪魔である(いじめを行うための強い視線と追いかけが目障りだが、そんなレヴェルで終わってほしくはなかった)。教師も含めた少女たちの鏡像関係(想像界)の閉域を象徴界へと突破すべく「父を待つ」という台詞(いじめの標的となる少女の)は印象的だ。が、内容的に高まることはなかった。「父」は来るべきだった。[DVD(字幕)] 5点(2014-03-03 22:29:35)
4. 結婚哲学
《ネタバレ》 ラストの八方収まる視線のトリックは唖然とさせるほどのすばらしさである。視点の意味では、主人公のみが真実認識から遠い終わり方である、ということは、この主人公にも身を寄せていた観客が、高みの見物の座へ移り、映画の外へと笑いながら追い出されるのである。[映画館(字幕)] 9点(2011-03-24 21:31:46)
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