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プロフィール |
コメント数 |
274 |
性別 |
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自己紹介 |
現在の技術で作られた映画を観る目線で過去の映画を見下すようなことは邪道と思っている。できるだけ製作当時の目線で鑑賞するよう心掛けている。 |
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1. ゲームの規則
《ネタバレ》 第二次世界大戦前夜における上流社会の浮世離れを風刺し、戦争批判を込める。いつの世も変わらぬエスタブリッシュメントのゲーム(恋愛や不倫を含む広い意味で“お遊び”)に現を抜かす姿、自堕落、本音と建前の使い分け等々・・・オクターヴの狂言回しが効いている。
多様な人物の心理描写と併せ、パーティー会場の廊下と部屋を行き来するカメラワークは川の流れるごとく、群像描写が実にうまい。アルトマンの群像劇は嫌いだがこの演出は気に入った。
狩りのシーンは人間の冷酷さを象徴しており、戦争暗示の意図は理解するが不快感は残る。これでもかというほどの射殺は何とかならなかったかな?
終盤、シュマシェールが誤解してアンドレを射殺。それをラ・シュネイが客たちに向かって偶発的な事故なのですと説明。そこで客の一人が「事故の新しい定義ですな」と皮肉る。うーん、今でも古びない。「新しい判断」「もうひとつの事実」なんて平気でぬかす連中がいるものね。[CS・衛星(字幕)] 7点(2017-07-02 19:13:02)《改行有》
2. ゲーム(1997)
「兄貴に変わってほしくて」・・・悪い冗談だ。
リストラ宣告した相手に書類を取り出そうとして鞄の鍵が合わない辺りから始まったもやもや気分が、最後のサプライズでも晴れることなく観終わった。原題通り“ゲーム”としてみれば現実感がなくてもいいが、ドッキリの爽快感やユーモアがないのは致命的。
洋画を観始めた頃、自分なりに映画の筋書きをいくつか考えた中に類似のストーリーがあったことを思い出した。当時のメモを読み返すと、主人公が策略にはまり追い詰められるが、実はすべて芝居で、策を弄した人物が精神的に病んでいるというオチまで付けた。
素人が夢想する程度の内容で2時間強のジェットコースター演出は無理がありすぎる。[CS・衛星(字幕)] 0点(2016-05-22 16:41:57)《改行有》
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