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1. ケイコ 目を澄ませて
《ネタバレ》 聴覚障害者のケイコが話さない分、細かい所が丁寧に撮られていて非常にリアリティを感じながら見ることができた。淡々と毎日が進みながらも色々なことが変わっていく。時の流れの無常感とその中で一人の人間がどうやって進んでいくのか、ストーリーがどうとかいうよりも観客に問いかける映画かなと思った。三浦友和、中島ひろ子とか好きな俳優さん達の安定感のある演技が見れたのはよかった。[映画館(邦画)] 6点(2023-03-06 19:11:36)
2. 劇場版 鬼滅の刃 無限列車編
《ネタバレ》 日本の戦闘ものアニメーションの伝統と底力を感じさせる出来で、十分楽しめた。
話の中心にある家族や同胞への献身、そして後に続くものへ思いを託していく様は胸打たれる。
国外では特にタイや台湾で人気が高いようだが、そのあたり個人主義的な欧米よりも受け入れられやすいのかも。
原作、TV版全く未見で鑑賞。いきなり見ないほうがいいと知人に言われていたが、なんで猪之助はイノシシの頭を被っているのか?とかなんで妹は箱に入っているのか?等々これを端緒に原作をみてみたいと思わされたので、こういう見方もありなのではないか。
鬼の雰囲気としてどこかデビルマンのデーモンを思わせ、煉獄の最期にはどこかコンドルのジョーっぽさが感じられた。[映画館(邦画)] 7点(2020-11-10 14:13:32)《改行有》
3. ゲゲゲの女房
漫画家水木しげるの貧乏話ですが、細かい描写や風景、陰影、小物にも昭和の空気感が良く出ていると思いました。映像のトーンがやや白茶けていて昔のカラー写真のようで、過剰な音楽や盛り上げ、説明的セリフ等がないのも好印象でした。ほぼ無音でセリフもないような場面が多いので、ドラマチックでテンポのある作品を求める向きには退屈で観てられない作品でしょう。
俳優陣はそれぞれ良かったです。特に主演二人は台詞が少ない中でだんだん夫婦が寄り添っていく感じを表情や所作で表現できていたと思います。昔は皆貧しく、忍耐強い女性も多かったのですね。あと割と普通の役柄だった編集者の柄本氏が妙に印象的でした。ただセリフが聞き取りづらかったり、意図的なのかもしれませんが現代の風景が写っているのが少々中途半端に思いました。[DVD(邦画)] 5点(2017-08-13 22:56:40)《改行有》
4. 獣道
ヤンキー映画ですが彼らのグダグダの日常感はよく出ていて、印象的なシーンもいくつかありましたが、
後半話がサイドストーリーの方に流れちゃってる感じがあって、観ていてややだれました。
伊藤沙莉は可愛くて声、演技とも良かったので今後も期待しています。
舞台の地方都市(甲府)の場末感もよく出ていたと思います。[映画館(邦画)] 5点(2017-08-05 00:28:05)《改行有》
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