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プロフィール
コメント数 2040
性別 男性
自己紹介 ●採点基準
10→おもろい(なんらかの感情が揺さぶられた場合も)
7→ややおもろい(おもろくない事はないんやけど、もうちょい)
5→普通(可もなく不可もなく)
3→今一歩(微妙に退屈)
0→退屈(途中眠たくなったりして最後まで観るのがしんどい)
評価は観たときの体調、年齢、精神状態、その他モロモロに影響されまくってます。独自の映画論なんてなくいきあたりばったりのてきとーさで映画を観ます。すんません。なお社会人ですが精神年齢はかなり子供です。好きなジャンルはホラー、サスペンス、SF

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1.  ゴジラ-1.0 《ネタバレ》 嫁さんと家で観ました。嫁さんは全体的に良かったけど、国が一切でてこないのにモヤモヤしてましたが、僕としては前作でアレだけ国の役人が出たら、そら、それを受けての次の監督さんは一切出さないアンサーやろなーと。特にALWAYSの山崎監督ならって穿った観方をしてしまいます。でも、だからって、面白くなかったわけでなく、迫力あったし、熱線の怖い表現も庵野監督とは違った角度で描いてたし、ストーリーも戦争で死ねなかった者の行く末的なお話で、最後まで退屈せずに観れました。[インターネット(邦画)] 7点(2024-05-19 17:21:13)(良:1票)

2.  この子は邪悪 《ネタバレ》 冒頭から、だいぶキモ怖い感じで、ホラーとして、それなりに楽しめました。目がギョロギョロうごくのがギョッとしたかな。でも真相がわかるクライマックスが盛り上がりにかけてて、特におばーちゃんが先生を殴るシーンがイケてなくて、コント殴りしてて、嘘がモロバレで、なんか手を抜いた感じ。それまでちゃんとしてたのに、なんで、クライマックスだけコントっぽくなってしまったんやろ?ま、オチでなるほど、だから、このタイトルなんやねって納得できたので、間をとって5点とゆーことで。[インターネット(邦画)] 5点(2023-01-12 09:41:00)

3.  哭悲/THE SADNESS 《ネタバレ》 グロかったです。僕はグロ耐性はかなりある方なんですけど、んでも、なぜかグロく感じました。ゾンビ的なグロさじゃないから、グロく感じたのかな。とゆうのも、この映画はゾンビなどの、どっかファンタジー要素があるわけじゃなく、襲ってくる奴らは、ウィルスによって攻撃欲と性欲と食欲を極限まで高められた人間です。だから、殺せば死ぬし、考えるし、標的も選ぶし、しゃべるし、たまに仲間意識もあるし、相手もただ殺すんじゃなく、レイプしたり、レイプしながら殺したり。つまり同じ人間が無敵の人状態になりエグイ事をやっちゃう映画でした。めちゃエグイ描写はボカシを入れたり、あえて映さなかったりしてるんだけど、状況がエグイってゆーか、想像でグロい。襲ってくる人間もなんか怖くて、最初の老人、ニターッって笑って襲ってくるの、キモコワ過ぎでしょ。映画の出だしも嫌な感じで、僕らが経験したあのコロナのパンデミック初期みたいな感じで、それゆえ映画への入り込みもわりとスムーズ。んで、マンションのベランダから見てると、遠くの屋上に白い服を着た老人が1人突っ立ってる。この映像、ゾワゾワきます。遠くにいる不審者ってのが、一番ヤバい。とにかく、そんなエグさでした。リアリティーが若干薄いってのが、ちょっと救い。[インターネット(吹替)] 7点(2022-10-15 15:16:16)

4.  黄龍の村 《ネタバレ》 アマプラで鑑賞。男女の若者グループが山に旅行に行き、BBQなんかしたりして、ウェイウェイしちゃうパリピとかいて、それらを携帯の映像で撮影してる冒頭シーン、めちゃリアリティがあり、こーゆう奴おるおる的な感じで、面白く見ておりましたが、実はこの冒頭から伏線があったりしちゃいます。で、とある村の前で車がパンクし、仕方なく村の中に入っていき、ここで映像が普通サイズに移行します。で、その村には関西弁のおっさんがいて、「ゆくっりしていきーなー」とか言われて、飯食わせてもらって、寝床も提供、しかし、実はその村はヤバい村で訪問者を殺して肉にして食べており、次々殺されていく若者って感じで、よくあるホラーやねって油断してたら、実は、その後、本当の物語が始まり、なるほど、そーゆう映画やったんやとこっちの顔がニコニコ。後はニコニコしたまま劇終。つまり、意外に面白かったとゆーわけです。1時間ちょっとの映画やから、よくある低予算C級ホラーと思いきや、普通に面白い映画を観たとゆう充実感がありました。[インターネット(邦画)] 7点(2022-08-13 16:27:12)

5.  拷問男 《ネタバレ》 いかにもなB級っぽいタイトルなんで、どーせ拷問とかゆーても大したことないやろうって思い観たのですが、いや、ほんまに拷問男のお話でした。後半は1人の男をずっと拷問します。死なせないように気絶させないように最大の痛みを与えるにはどーするのかを学んで、とてもエグイ拷問を実行します。ただ前半はなぜ、その男を拷問することになったのかが描かれており、その部分が切な過ぎて、子供がいる僕なんかは、観るのがだいぶ辛かったです。で、主人公に感情移入しちゃって、拷問しちゃう気持ちもわかちゃって。拷問のエグイシーンも含めて結構、ドスンときました。[インターネット(字幕)] 7点(2022-07-30 23:13:21)(良:1票)

6.  孤狼の血 《ネタバレ》 昭和のヤクザものみたいな映画。主役は刑事。ヤクザの抗争でどーするかってゆうよくあるお話なんだけど、普通に面白かったです。死体描写が結構、グロかったです。[インターネット(邦画)] 7点(2022-05-01 09:42:45)

7.  極道大戦争 《ネタバレ》 ヤクザとヴァンパイアを足した映画。ただし普通のヴァンパイアでなく、太陽は平気。カタギがヴァンパイアに噛まれると、ヴァンパイでヤクザになるってゆう。女子高生とか、看護婦とか、警察官もヤクザになっちゃって、ヤクザだらけになって、本物のヤクザが困るっていう。でも、ふざけてるコメディ映画って感じじゃなく、冒頭からは昭和ヤクザ映画のテイストがめちゃあって、面白いんだけど、徐々に、おふざけ度が増していき、それととともに昭和ヤクザテイストは消えていき、代わりにカンフー映画テイストが現れ出し、同時に、僕自身は、ついていけなくなって、面白さは下降していきました。巨大怪獣が暴れるシーンを、着ぐるみがおもちゃのフィギュアをふみつけるって絵ズラで見せるのが許せるなら、観ても面白いかも。[インターネット(邦画)] 5点(2022-04-24 21:50:06)

8.  コンジアム 《ネタバレ》 ホラー系ユーチューバーがメンバーを集め、霊が出ると有名な廃墟の精神病院へと潜入、それを生配信で放送するって内容。全編、ビデオカメラで撮ってる映像で、固定カメラや、携帯カメラの映像をつなぎ合わせた感じで全体像を見せ、「グレイヴエンカウンターズ」のユーチューブ版みたいな。精神病院の廃墟探索も同じ。ただ、怖さの雰囲気は全然違います。こっちの方はやっぱアジア圏なので、怖さの根源が日本に通ずるモノがありました。ただ、前半、メンバーが仲良くなる模様が描写され、早く本題に入って欲しい人は、ここがダルいかもしれません。僕は、後で、ひどい目にあうってわかっているだけに、メンバーの調子の乗り方がメチャ滑稽に見えて、逆に全然見てられました。てか全体的に面白かったし、怖かったです。特にコワイで印象的だったのは、女の子がおかしくなって黒目イッパイになって、変な言葉を早口で発するくだり。一見、コミカルに見えなくもないんだけど、おかし過ぎて怖いってやつ。後、暗がりで遠くに見える裸の人。近づいてきそうで近づかない、この感じ、コワ過ぎ。ちなみに、リーダーがなんかサワヤカで頼りがいありそうで、でも配信のことになるとブチ切れて本性がでちゃう感じ、リアルなユーチューバーっぽくてマル。[インターネット(吹替)] 7点(2022-03-13 18:12:14)

9.  ゴーストランドの惨劇 《ネタバレ》 マーターズの監督さんだし、話のつじつまが微妙におかしく突っ込み所が目立つので、途中、あれ系なのかって考えがムクムク沸き上がり、あれ系だったら絶望過ぎてやだなーって思って観ていたら、やっぱあれ系だったので、心に負荷がフッカフカ。よーやく逃げたんだけど、時間見たら、まだ20分くらいあるんで、まだ続くんやと、しんどい気持ち。直接的なエグさはそれなりに抑えられているんだけど、雰囲気でエグイので、こーゆう映画見慣れてない人にはやっぱエグくて、しんどくて、ドキドキしちゃう映画かと[インターネット(字幕)] 7点(2022-03-08 07:52:03)

10.  この世界の片隅に(2016) 《ネタバレ》 冒頭からスズさんのたたずまいになぜか引き込まれちゃいました。幸せになって欲しいなーってゆう気持ちと、この後、戦争がひどくなって原爆ってのがわかってるもんだから、切なくなる気持ちが混ざって心をギュッとつかまれる感じで。それにしても、絵がやわらかく、そんなにリアルじゃないのに、めちゃリアルに感じちゃうんのはなんでだろう。ほんまにスズさんがそこにいるような。それで淡々と日常を描くもんだから、いつのまにか当時の世界に自分が入り込んでるような気分。だから終盤の衝撃は凄まじかったっです。ただ中盤から空襲警報とかバンバンなって日常がドンドン非日常になっていくのに、スズさんはなんか平凡な日常を送る感じで暮らしてて、やがて色んなモノを失って、周りが完全な非日常になっても、なんとか日常を取り戻そうと、普通を貫いて、そして玉音放送でとうとうキレちゃうんですが、それでも彼女は絶望せずに全て受け止め、また平凡な日常をおくるんですよねー。観終わった後、なんか勇気をもらうとゆーか、癒された気持ちになちゃって。どーしても今の時代とカブルんです。僕は戦争体験はないけど、日常が非日常に変わる不条理な体験なら、現代人はあります。震災とか。特にコロナなんて非日常が国中の日常を侵食しちゃって、誰も対岸の岸でいられなくて。不安にもなるし大変になるし気もおかしくなりそー。でもスズさんを見てると、負けてられへんな-って思うのです。工夫とユーモアで普通の暮らしをおくる戦い、普通でいるための戦いをがんばらなくちゃって気分になりました。[インターネット(邦画)] 10点(2021-04-16 10:48:38)(良:3票)

11.  ゴースト・イン・ザ・シェル 《ネタバレ》 アニメシリーズは好きで観ていましたが、実写は実写として別物として結構予告から期待してました。〇〇が☓☓に似ていないとか、そんなことは気にはならなかったんですが、どーやら映画制作側と僕とでは、攻殻に感じる面白さのベクトルが全然違うんだなーと感じました。確かに映像は良かったです。ただ、ストーリーが全然、面白くない。僕が攻殻に期待する面白さってのは、ストーリーなんです。不気味な事件、意外な真相、それらが、本当に近未来にありそうなリアルさとうまくマッチして、謎を追うワクワク感につながってる。でも、この映画の製作側は、攻殻の設定とか世界観に面白さを感じてるみたいで、だから、最初の襲撃事件後は、映画のお話に対する興味がドンドン薄れていき、ま、予想通りのお話でした。これなら、元のストーリーをそのままやったほうが良かったんじゃないかなー。でも恐らく、この監督さんと僕の相性が悪いのかもしれませんが、なんか全然、映画にのれなかったんすよねー。ビジュアルだけで退屈感を紛らわした感じでした。ちなみに吹替えはもちろんオリジナルそのまんまのキャストなんで(ビートたけし以外)、キャラの違和感はあんま感じなかったかなー。[インターネット(吹替)] 3点(2017-08-18 00:28:44)

12.  攻殻機動隊 新劇場版 《ネタバレ》 攻殻の新シリーズariseの劇場版。このシリーズはこれまでの攻殻の公安9課設立前の話であり、そしてこの映画は、シリーズと完全につながっているために、ariseシリーズを観てなければオイテケボリ感はハンパなく、ストーリーもわかりにくいようになっている。なので、この映画を理解するためにはariseシリーズは観ておいた方がいい。映画としては、これまでの攻殻で述べられていた要素が多く、シリーズファンには新鮮味がないかもしれない。でも、この映画の結末が旧劇場版の冒頭につながる仕組みを考えると、この映画の各要素がもとで、その後のシリーズの出来事が誘発されたとも考えられ、僕は興味深く鑑賞できた。例えば、第三世界とゆうネットの海に流されたゴースト達、それが旧作の人形遣いの原型かもしれないのだ。一方、この映画で述べられるデッドエンド問題なんかは目新しく、面白い問題定義だと感じた。永遠の命みたいな便利な義体化技術、しかし、実は機械であるがゆえに、度重なるメンテが必要であり、そして、時代が進めばその技術も新しくバージョンアップされ、そーなると古い義体などはアップデートできなくなっちゃう。そうまさに今のWindowsとかと同じ現象が義体化に起こっても不思議じゃないわけである。これは目から鱗でありました。機械の体になったひゃっほー、これで老化で死ぬ事はないぞーって考えがちだけど、機械であっても壊れるし、古くなれば朽ちていく。だからこそのメンテ。でもそれも技術革新でできなくなれば、あとはもうボロボロになっていく機械とともに、いつか果てるみじめな人生を送るしかないのである。それはある意味老化と同じ。いや、老化よりつらい晩年を過ごすかもしれない。全然、ひゃっほーじゃないわけであります。やっぱ、永遠を求めるなら、ネットの海へ同化するしかないのかなー。映画の展開の方は、アクションが豊富で、どんでん返しも多く、僕は楽しめたほうかな。ただ、しゃべってる内容の半分以上は何言ってるかあまり理解してないのは、いつもの攻殻以上かもしれない。旧作は物語自体は結構わかりやすかったけど、こちらは本質のストーリーはそんなに難しいことじゃないんだけど、なんかわかりにくいんだよねー。参考までに、arise全体の内容を簡単に説明すると、ようは、ファイヤースターターってゆう謎のウィルスがあって、これに感染すると、なんか嘘の記憶をかまされて、何者かの思惑どうりに動いちゃう。で、そのウィルスにより様々な事件が発生。攻殻メンバーは各事件を解決しつつ、ファイヤースターターの謎を追い、この劇場版でファイヤースターターの正体を突き止めるってお話。[DVD(邦画)] 7点(2016-12-13 00:18:02)

13.  高地戦 《ネタバレ》 韓国と北朝鮮の戦争で、とある高地のでの戦いを描いた戦争映画。戦争における不条理で、同民族どうしの戦いの虚しさや、戦争とゆうシステムそのもののバカバカしさに特化して描かれていて、ただそれだけでなく、飽きさせない娯楽要素が散りばめられていて、僕的には退屈せずに楽しめました。僕が特に面白く感じたのは、各キャラ設定。なにかを秘めたイケメンな主人公の親友や、心の痛みから逃れるように薬漬けの若い大尉など、それぞれにキャラが立っていて、それらがうまくストーリーの推進力になっているように感じました。中でも中盤に登場する「2秒」と呼ばれる北朝鮮のスナイパーが印象的。相手をどこからともなく撃ち抜き、きっちり2秒後に銃声がなるそのキャラ設定は、実際にそのくだりを観れば、不気味でかっちょよく、ゾクゾクしてテンション上がります。名前からしてなんかかっちょいい。あと、終盤の中国軍も怖くてよかったです。明かりがついた時の、中国軍のその絶望的な多さ。ヒエーッてなりました。[DVD(字幕)] 7点(2016-11-23 14:01:17)

14.  この空の花 長岡花火物語 《ネタバレ》 全くこの映画の事前情報は知らずに鑑賞。序盤からの圧倒的な情報量の多さとそのスピード感に面喰いましたが、どんなワンダーランドへ連れて行ってくれるのかとなんだかワクワクしていると、次から次へと繰り出されるぶっ飛び演出で、今、自分が何を観てるのか、ドキュメントなのか、フィクションなのか、舞台なのかよくわかんない状態にされ、そして無理やり心をこじ開けられ、気づけば中盤から、よくわかんないけど涙がとまんない感じでした。映画観てて鼻水があんなに出るとは。口に入ってきちゃったし。メッセージ性は確かに大きいです。だから賛否両論はあると思います。でも、そんなの関係ないっす。あんな無茶苦茶な表現で描いた戦時下のシーンなんて、初めて観ました。だけど、だからこそ、なんかしんないけど、観てるこちらにすごく迫ってきて、長いけど、混乱しちゃうけど、全く退屈じゃなかったです。なぜに一輪車?、勇気凛々って・・、高嶋政宏のズラっぷりからの「この雨痛いなー」ってセリフとかの、細かいヘンテコさもすごく印象に残っちゃいまいた。こーゆう映画を撮れる監督、日本にいてよかったなー。[DVD(邦画)] 10点(2016-11-06 00:34:30)

15.  恋人たち(2015) 《ネタバレ》 この監督さんの映画を初めて観ました。タイトルから、なんか恋人どうしの淡々とした、アクションバンバンとかが好きな僕には退屈な映画かなーと全然期待せずに、むしろ全く面白くない授業を受ける感じで観ましたが、なんかスゲー、もうオープニングからグイグイ映画の世界に引き込まれる感じで、退屈など感じる暇なく、気が付いたら、ポロポロ泣いてました。弁護士と主婦と働くおっちゃんが最後までクロスすることなく進行する面白くもない日常の群像劇なのに、そんな映画あんま好きじゃないはずなのに、物語への興味がドンドン沸き立ち、クライマックスあたりでは泣いて、観終れば、なんか気分がいい。この監督さんと波長があってるのかな?3人の主人公の役者が無名ってのが良かったのかな。表現もうまくて、なんか、本当にいそうな雰囲気あるし。実在感ってやつ、だからこの3人が何かを抱えてるんだけど、それが何なのかが気になって、あー、先が知りたい。で、それを知った時の驚き。えー、マジかと。この映画の3人は、他人とは共有できない苦しみで自分の中のバランスを崩す。苦しみを抱えて主役の一人が、もう一人の主役の弁護士に話すんだけど、弁護士は全く理解してくれない。でもその嫌な弁護士もまた他人と共有できない痛みを抱えていて、こーゆうのなんかわかります。僕は、昔は、どんな苦しみも心の持ちようでどーになかなるとマジで信じていました。で、そん時、知り合った人に言われたのは、「がんばれとか、元気出せとか、そんな事じゃどーにもならないことが本当にある」って言葉です。その人は外見は普通に生活してて、でも何を抱えてるのか結局は話してはくれませんでした。その後、僕は心のバランスを大きく崩す出来事にぶち当たって、いやー、驚きました。病気じゃないのに、本当にずっと心臓あたりが痛いし、楽になれるように、ずっと何かをしてたい、でも何をしてもしんどい、息するのもしんどくて。心の持ちようでなんとかできるとか、そんなレベルじゃなかったなー。だから主人公の一人が、痛みを抱えて、色々やろーとするの、すごく伝わってきました。実際、あんな感じでして。この苦しみを取り除いてくれるなら、マジでなんとかしたい、でも方法がわかんない。友達に相談して、話は聞いてくれて、それだけで、一時的にはマシにはなるんだけど、一人になるとやっぱしんどすぎる。僕の場合は、病院に行って、ちゃんとした薬でなんとかなりました。実際、薬飲んで、次の日は普通に戻ってました。心にはまだ苦しみがあったけど、押さえ込んで普通に生活できる、普通の苦しみ程度になってました。それでも助かった感があって、普通に生活できるってありがたいと実感しました。その程度で治ったから、たまたま運がよかったのかもしれないし、もともと大した絶望じゃなくてタイミング悪くあーなったのかも。でも、映画で、東北で何かあったらしくて流れてきたあのおっさんみたいに、ヤバい薬でダメにならずによかった。主人公の一人も騙されなければ、あーなってたんですよね。やばいやばい。なかなか手をしばれないおっさんの演技は笑ってしまいましたが。ヤバめの絶望感を過去に味わった人なら、この映画を楽しめるかもしれません。わかんないけど。[ブルーレイ(邦画)] 10点(2016-09-29 03:26:40)

16.  ゴーストバスターズ(2016) 《ネタバレ》 IMAX3Dにて鑑賞しました。久しぶりに観た3Dは新鮮で、最初のゴーストのブシャー攻撃には思わず、体をのけぞってしまいまして、あんなに真っ向から飛び出してくるなんて、うれしーです。捕獲ビームも画面からはみ出し、飛んでる幽霊も画面からはみ出し、前の客席の間に消えていくように見えたりして、はみ出してるなーってテンションが上がります。ただ、正直、ドラマ部分は僕にはダメでした。4人の女性キャラはいい味していていいんですけど、彼女たちが繰り出すユルユルコミカルドラマを観てると、なぜか、頭がボーッとしだして、瞼が閉じそうになって、やばい、やばい、ゴースト早く出てきてくれーって感じになっちゃいまして、ドラマ→しんどくなってくる→ゴーストが出てテンションがあがるの繰り返しでした。ストーリーの大まかな流れが旧作と同じで、旧作を何度も観た身としては展開自体に飽きちゃったってのもあるかもしれません。後半なんて、早く街が大参事になってくれーってそればっか祈っちゃって。もちろん、最後の大参事は楽しかったです。ゴーストがわんさか飛び回り、3Dではみ出して、飛び出し、客席の上を飛び回り、こっちにむかって飛んで来たり、ゴースト達のドタバタ感を旧作以上に堪能できました。亜空間のシーンなんて、自分もほんまに飲み込まれた浮遊感で、不思議な気分。ちなみに、エンドクレジットも3Dでゴーストが飛んだり、おバカなマッチョキャラがクレジットを横にずらしたりして、楽しませてくれました。クレジット後にもドラマありです。そんな感じで、僕的には退屈半分面白さ半分の映画でしたが、恐らく、女性はドラマ部分も楽しめるじゃないかと、そんな気がします。[映画館(字幕)] 5点(2016-09-08 23:12:04)(良:1票)

17.  コールドプレイ 《ネタバレ》 13金のノルウェー版みたいな映画。映画のクオリティー自体は高いので、観ていてしんどくはないのですが、なんせストーリーにまったくひねりがなく、スラッシャー映画の王道をいく感じで、しかも殺人鬼がそんなに不気味な風貌でもないので、観る人によってはなんの新鮮味も感じないかもしれません。殺人シーンがわりとエグイシーンを抑えてあり、むしろ序盤の事故で足の骨を折り、それを治療するシーンが一番エグイとか、登場する若者達5人全員、結構、いい奴とか、所々にこの映画らしいテイストがあり、そこも好みのわかれるところかもしれません。僕は、とくに退屈でもなく、かといって、面白いってほどでもないって感じでした。舞台が雪山の廃ホテルってのはいい感じです。観ていて、寒くなりましたけど。[DVD(字幕)] 5点(2015-12-26 09:53:43)(良:1票)

18.  コロニー5 《ネタバレ》 あまり評判よろしくないTSUTAYAだけシリーズの一品。でも期待してなかったぶん、結構手に汗握って楽しめました。もっとしょぼいもんかと思ったけど、舞台も広がる雪原、凍りついた巨大な橋、煙突みたいなのがそびえるコロニーの外観など、見ているこっちが寒くなるほど迫力あって、悪くない感じです。ストーリー展開も舞台のビジュアルからくる寒さの荒廃感と役者の緊迫感に支えられ、最後まで退屈しませんでした。「ゴースト・オブ・マーズ」などのように、めっちゃありがちでどっかで観た感じはいなめませんが、こーゆう大勢のキチガイが襲ってくる映画、基本嫌いじゃないので、ドキドキできました。A級のちゃんとした映画を期待するとダメですが、僕みたいなB級の小粒の作品で退屈しのぎしている方や、ゾンビ系のほんとにしょぼいものまで好んで食してきた方、よくある展開でも特に気にならない方にはまずまずの暇つぶしにはなると思います。[DVD(字幕)] 7点(2015-07-29 19:52:28)

19.  告白(2010) 僕は先に原作を読んでいました。各登場人物達のブログのような独善的で一方的な告白文で綴られただけの小説で、そのアイデア、文の内容に眠るのを忘れるほど一気に読み、衝撃を受けました。どの告白文も現代の人々が陥りがちな肥大化した自己の弁明を、これまた現代的な薄っぺらだけど引き込まれる文体で書かれ、誰かとわかりあえる事とはほど遠いその文脈に、今のネット時代によくある寒々とした一方通行の世界を感じて読後もあとを引くほどでした。これを映画化するにあたり、単なるドラマが展開される物語では、この小説の雰囲気は決して出せないと感じていました。「嫌われ松子の一生」の監督なら、この映画も、原作に近い、もしくは原作とはまた違ったインパクトのある映画だと思って観ました。結果は、小説の世界観が完全に出せてるとは感じませんでしたが、最後まで集中して映画の世界にはまれました。ただやはり原作を先に読んでしまった僕には、少々衝撃感は薄かったかな。[DVD(邦画)] 7点(2015-05-29 15:16:14)

20.  ゴーン・ガール 《ネタバレ》 久しぶりにフィンチャーの作品で、純粋に楽しめました。この映画を見てると、太宰治の「ヴィヨンの妻」を思い出します。あちらでは、なんかモヤモヤしていたものが、この映画でストンと理解できたみたいな感じです。二転三転するストーリー、サイコ的な展開へと進んで、最後は夫婦とゆうものに鋭いメスをいれてくるあたり、お見事というほかありません。一番楽しめたのは、やはりエイミーの行動力かな。状況を理解し、自分の理想へとどんなことをしてでも進んでいくその姿が、いかれてるんだけど、妙に納得してしまうとゆーか、なんか恐ろしさはあまり感じなかった。そして、だれよりも彼女の事を理解している旦那が妙におかしくって。サイコサスペンスだけど夫婦の映画でもあります。つまり夫婦は一歩間違えればサイコサスペンスな関係とゆうものなのでした。[DVD(字幕)] 10点(2015-04-20 02:32:38)

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